世界が終わるという結果論

二神 秀

文字の大きさ
43 / 49
CHAPTER.7 八面玲瓏な濡羽色(ハチメンレイロウナヌレバイロ)【天体衝突4週間前(啓蟄)】

§ 7ー2  3月19日①  光の中へ

しおりを挟む

--東京都港区・某テレビ局--


 スタジオの舞台袖。着慣れない羽根があしらわれた白のスーツ。心臓がドクンッドクンッと激しく高鳴る。

 右手には彼女の左手。薬指にはめられたピンクダイヤの指輪の感触。強く、強く握られたその手からは彼女の鼓動が伝わる。鼓動が交わる。

 白髪しらかみ純白じゅんぱくの羽根のドレスに身をつつむ彩。まるでチャペルで扉の前で待っているような2人。それでもいい。世界の最後になるけど、2人の姿を披露ひろうするんだ。2人の音を伝えるんだ。

「よし! 順番だよ、颯太。彩」

 インカムで合図を送る舞衣。それは始まりのかね。深刻な顔つきの彩に左手で軽くデコピンをする。「痛っ!」やっとこっちを見た彩に笑顔を送る。そんなに緊張しないで。

「さぁ行こう、彩。約束のときだ。最高に楽しもうよ」

 彼女も笑う。「うん♪」とうなずく。


 そして、扉に手をかける。力いっぱいに押し開ける。

 まばゆい光の中に俺たちは足をみ出した。



   ♦   ♦   ♦   ♦



 パンドラの衝突。世間はこれを既定事実と受け入れていた。そらには昼間でもぽっかり黒く穴が空いたような黒い星が嫌でも見て取れる。人々はそれを見ずにはいられず空を見上げ、その黒さが伝染したように心を黒く染める。
 1年間、見えぬ恐怖におびえ続けたその元凶をまなこに入ることで、それが現実に起こることだと認識してしまう。

 先はない。将来はない。未来はない。何も残らない。

 先のない世界の住民たちは生きる理由を失っていた。疲弊ひへいした心は死ぬ理由を探させた。痛みのない、やすらかな終わりを求めるのは至極しごく当然のことなのだろう。

 これ以上の犯罪や暴動、または自死による疫病えきびょうの流行などをふせぐため、政府は安楽死を認める特措とくそ法を公布こうふし、即日施行しこうした。しかし、これは焼石に水になった。
 実施じっしできる特定医療施設は、想定をはるかに超える数の要望に予約が即座にまり、希望が叶わなかった人々が感情き出しで施設の受付に押し寄せた。
 そこは尊厳そんげんなどない本能をあらわにした無法地帯だった。死傷者まで出す暴動が各地で起こり、安楽死は実施じっしを無期延期とした。

 全人類を1つの生物としたとき、1人1人がそれぞれの細胞となる。その1つ1つの細胞が今、不健康になり弱体化し、壊死えししていく。もう、1つの生物として機能できないほどの人が命を絶ち、心を失くした。                  

 食糧不足が感情的になる気力さえ奪う。どうすることもできないというあきらめが、思考をうばい、ただ惰性だせいで生きる。


 終わりを受け入れた世界は、ただ静かに終わろうとしていた。



   ♦   ♦   ♦   ♦



--前日(3月18日)・喫茶ル・シャ・ブラン--


「よ~し、集まったなー」

 白い両翼レゼルブランの最初で最後の活動。それについての作戦会議をしたいということでル・シャ・ブランに集められた。舞衣だけは予定があるということで欠席だったが、他のみんなは集まってくれた。

 みんな少しせた印象を受ける。食料の配給も少しずつ減っている影響だろう。すでにスーパーや大手百貨店などは営業を止めている。都心部で生活するものは、つとめる企業が食料などを準備してくれたり、学校が子供たちのために調理したパンをくばったり、田舎から送ってもらったりと、『お金を払って買う』という選択が出来なくなっていた。自動販売機すらどの飲み物も【売り切れ】の表示になっている。


「この4週間。みんなホントに、ホントにありがとう。おかげで曲も完成しました。感謝してもしきれないです」

 深々と頭を下げる。ただひたすら走り抜けた日々。こんなに音楽に向き合うのは初めてだった。

 みんなやつれていたが、優しい笑みを浮かべてくれた。久弥とルミ先輩はテーブルにしながら、手だけ振っている。世界が終わるというのに、自分ではない誰かのために頑張ってくれた目の前の全員に心から感謝する。

「ホントにみなさん、ありがとうございました。心から感謝してます。それで、お礼という訳じゃないんですけど、カレーライスを作ったので、後で食べてくださいね」

「カレー!?」

 彩の言葉に、久弥が目覚める。

「ね、ねぇー。それって、今食べちゃダメ?」

「大丈夫ですけどー、今でいいのかな?」

 彩が困り顔でこちらを見る。

「オサムさん、先に食べません? お腹満たさないと話が進まなそうですし」

「そうだなー。ルミも食べれば目覚めるだろうし、そうするか」

「よっしゃぁ!!」

 一番頑張ってくれた久弥のことを無碍にもできない。早速キッチンに向かって準備をする。仕込みも終わって、昨日から準備をしていたので温めなおすだけでいい。お米もいてある。

 カレーの材料は、母さんが先日長野から送ってくれた。ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、鶏肉、白米等々、段ボールいっぱいの食材の中に手紙が一緒にえられていた。

【ちゃんと食べてますか?
 
 彩ちゃんと一緒に食べてください。

 どうか、お身体をお大事に。

 母より             】

 母さん、ありがとう。電話を掛けて感謝の言葉を母に述べる。久しぶりに聞いた母の声は懐かしく、少し寂しくなった。親父も凛も元気だと聞いて、こちらも彩と彩のお母さんが元気でいることを伝えると、母が涙声になっていた。
 ただ生きている、というだけで心から嬉しく感じてしまう。今はそんな世の中なのだ。

 みんなで食べたカレーライスは、少しからめで心の底から温まる味がした。

 …………

「じゃぁ、お腹も満たされたし、明日のことを話すぞー」

 珍しくオサムさんが司会進行で話が進められる。にやけ顔なのが気になる。

「えー、まずは2人が歌う場所だが、テレビ○○の20時からの音楽番組・ミュージックアースの生放送になった」

「は?」小首をかしげる。彩も同じだ。

「全国放送だから、思う存分ぞんぶんお前たちの音楽を伝えられるな」

『いい仕事しただろ?』としたり顔で、右手で親指を立てて、いいね、の形を作る。ルミ先輩までにやにやしている。

 テレビ? 生放送? 全国放送? 理解が追い付かない。

「くっくっくっ……あっはっはっ♪ 豪徳寺ごうとくじおさむって男はこういう男なんだよ。あきらめて腹くくるしかないぞ、颯太。それに、私たちが協力したんだから、これぐらいの舞台でやってくれないと納得できないからな」

 ルミ先輩まで楽しそうに言う。こういう展開のときは、もうあきらめるしかない。何を言っても予定が変わることはない。この2人が決めたことがどんなに滅茶めちゃ苦茶くちゃなことでも、決行するしかないのだ。とはいえ、テレビの生放送で演奏する……。考えただけで顔面蒼白そうはくになる。

「なんだ、颯太? ビビってるのか? この前言ったことはその程度でらぐものなのか? それに、彩ちゃんが言ったんだぞ。『すべてに伝えたい』てな。それならこれぐらいやらないとダメだろ?」

 確かに言った。オサムさんにアドバイスをもらいに行ったときにだ。『叫んでやりますよ。好きだってね』と。



   ♦   ♦   ♦   ♦



--3週間前(2月26日)・都内・豪徳寺宅--


「まったく、しょうがねえやつだなー、お前は。まあいい、ちょっとこっちは手が離せないから、こっちに来な」

 そう言われて、まだ当たり前に動き続ける電車に乗り、地図アプリを頼りに指定された場所までやってきた。【豪徳寺】と書かれた木製の立派な表札がかかった玄関の先には、どこぞの大名だいみょうのような屋敷やしきおごそかに建っていた。「おう、来たか。鍵空けたから、勝手に入ってきてくれ」とインターフォン越しのオサムさんの声でカチッと鍵が開いた門扉もんぴを通る。石畳のずみを進み玄関を開けると、そこにはだらしない恰好かっこうでボサボサの頭をくオサムさんがいた。

「まぁ、上げれや、颯太」

 お邪魔します、と上がり込む。こっちこっちとうながされてついていく。縁側から見える窓の外には立派な庭園ていえんがあり、池には大きな錦鯉が泳ぎ回っていた。
 地下に続く階段を下った先には、楽器のそろったスタジオがあった。外見に似合わないシックな内装には防音処置がしっかりなされている。「ほい」っと投げられたミネラルウォーターを受け取る。

「じゃぁ、早速話を聞こうか、颯太」

 背もたれを前にして座るオサムさん。おれも置いてあった椅子に座り、ペットボトルの水で口をうるおしてから話を始めた。


「オサムさん。おれのギターには何が足りないんですか?」

「あー、ルミが言ってたことだよな? まぁ、そうだよな。音で分かるからな」

「音で、ですか?」

「そう」

 そう言って置いてあるクラシックギターを手に取るオサムさん。

 トゥルトゥルトゥルトゥル、トゥイィィ~~ン♪

 軽く弾いただけなのに、空気が緊張感をびるのがわかる。オサムさんのギターの音。自分の音との違いなんて考えることすらおこがましいほどの存在感があった。

「颯太。おれはさ、ギターを弾いているなんて思ってないんだよ。弦を震わせるのは喉の声帯を震わせるのと同じ。音を鳴らすのは声を出してるのと一緒なんだよ」

「声を出すのと同じ?」

「そうだ。颯太のギターだって声を出してるだろ? 『みんな頑張れー。おれがバランス取るからさー』ってな。いつものベースならそれでもいいんだけどな、2人でやるならそれじゃダメなんだよ。わかるか?」

「それじゃダメ、ですか? ……おれは彩の歌にえるような音が出したいって思ってるんですけど、それじゃダメなんですか?」

「颯太ー。お前、あの娘を一人きりにするつもりなのか?」

「え?」

うなんて、責任逃れをするなよ、颯太。お前が前に出るんだよ。彼女に任せるな。後ろからじゃなくて、横に並んで彼女の声に負けないギターこえで叫べよ! 彼女は相当だぞ? なんせ『世界のすべてに伝えたい』だなんて尋常じんじょうな感性じゃ言えないからな。お前も彼女と対等で在りたいなら、もっと必死に叫べよ、颯太。思ってることを腹の底から吐き出すつもりで、一心不乱にギターを弾き込め。そこまでして、初めて伝わるんだよ、音楽ってのはさ」

 青天せいてん霹靂へきれきだった。そんなこと、考えたこともなかった。腹の底から叫ぶ。何を?

「ちゃんと舞台は整えてやるから、そこで目いっぱい叫んでやれ。彼女が好きですってな」

 茶化して言ってる訳じゃない。真剣な目をしている。おれはその目に応えなければならない。オサムさんの瞳を見つめる。

「えぇ、叫んでやりますよ。好きだってね」

 …………

 帰り際に別の部屋に案内された。そこは応接間で、机の上には何やら装飾された箱が置かれていた。オサムさんが無造作に箱を開けると、そこには色とりどりの宝石が保管されていた。

「好きなの選びな。こんな世の中じゃ、なんの価値もない石ころだけど、お前が彼女に送るなら、価値が出るからな」

 赤・青・緑・透明……。明らかに高価な宝石たち。数十万円、数百万円はするものなんじゃないか?(汗) 到底、軽い気持ちで選べるものではない。

「いやいや、そんなの選べませんよ」

「お前、そんなことで好きな女を口説くどけると思ってるのか? 甘い! 甘いぞ、颯太!」

『好き』とか『口説く』とか、恥ずかしくて顔が真っ赤になる。

「ち、ちなみにこの青いのは使うから、他のを選べよ。指輪にするから、後で彼女の指のサイズを測って連絡してくれよな。なるはやでな」

 珍しくオサムさんがあせってるように感じた。でも、世界が終わるんだ。最後になるかもしれないんだ。やれることがあるなら、思い切ってやろう!

「じゃぁ、お言葉に甘えて……。ん~、これ、なんていいかな」

 指を刺した先にあるのは、薄いピンク色したダイヤモンドだった。



   ♦   ♦   ♦   ♦



 TV局の番組の件は、オサムさんが無理やりじ込んだらしい。というか、本番当日までだましておいて、勝手に番組に出る算段さんだんとのことだ。
 昔、オサムさんがいたバンド『Made In Earth』と舞衣がこの番組に出ることが事の発端ほったんになった。『Made In Earth』と舞衣の出番を、颯太と彩のユニット・白い両翼レゼルブランゆずってもらうことになったのだ。番組サイドには内緒でだ。
『Made In Earth』のメンバーは「いいよー。オサムが言うならおもしろそうだしね」と簡単にOKがもらえたらしい。舞衣に関しては「も、もも、ももも、もちろん、い、いいですよ、オサムさん」と当然のようにOKが出た。また、その番組の司会をする女性アナウンサーに話をつけておくと舞衣が言っていたらしい。

 衣装は3バカトリオの御三方が用意してくれた。白く派手なスーツにドレス。これを着るのかと恥ずかしくなる。

「「「エレガント~♪」」」

 と言う御三方の折角せっかくの好意と、今からじゃもう準備が間に合わないことから、しぶしぶ着ることを了承りょうしょうした。しかし、さすがに背中の白い羽は取りはずすことにした。


 そして、作戦はもう1つ計画されていた。それは、相模原市にあるJAXAジャクサの設備を使って、放送される音を宇宙に送信するというものだ。

「だって、すべてに伝えるんだろ? じゃぁ、宇宙のてまで、その音を届けるべきだろー」

 さも当たり前だろ? と顔をするオサムさん。さすがにみんな「は?」と驚いた顔をする。

「ん? 大丈夫、大丈夫♪ 知り合いもいるし、余裕だって」

 また決め顔をするオサムさん。どうせ最後だと、覚悟を決める。そして、当日は2つのチームに分かれることになった。

 TV局班は、颯太・彩・久弥・てっちゃん・舞衣。

 JAXAジャクサ班は、オサムさん・ルミ先輩・3バカトリオの御三方。

 この2チームで計画を実行することになった。

 世界の最後。若者たちの最後の青春が動き出す。


 白い両翼レゼルブランの、颯太おれと彩の音を世界中に、宇宙のはじまで伝えるために。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

お茶をしましょう、若菜さん。〜強面自衛官、スイーツと君の笑顔を守ります〜

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。 「だって顔に大きな傷があるんだもん!」 体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。 実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。 寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。 スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。 ※フィクションです。 ※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。

日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-

ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。 1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。 わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。 だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。 これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。 希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。 ※アルファポリス限定投稿

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

ヤクザに医官はおりません

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした 会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。 シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。 無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。 反社会組織の集まりか! ヤ◯ザに見初められたら逃げられない? 勘違いから始まる異文化交流のお話です。 ※もちろんフィクションです。 小説家になろう、カクヨムに投稿しています。

処理中です...