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第65話 風磨の寝室
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「藍那は、自分のことを好きでもないような男と付き合って楽しいか?」
呆れた口調で聞いた風磨に
「さっきも言ったじゃん。お金にモノを言わせて相手を縛りつけるのも思い通りにするのも興奮するって。嫌なのに従わざるを得ない姿を見てたら、ゾクゾクするわ」
そう言って、ククク…と嫌な嗤い方をする藍那。
「そんなことされればされるほど、俺はお前をどんどん嫌いになるけどな」
「だから?」
「だから?って…」
「だって、風磨様が誰かを好きになるたびにお金と権力を使って邪魔すればいいだけの話。好きな子とかじゃなくて、大切なモノでもいい。それさえどうにかしておけば、風磨様は一生私から離れられないんだよ?それって、最強じゃん」
「お前…、頭わいてんじゃねぇの?」
しょうもないという表情をした風磨のことなど気にする様子もなく、
「みんな欲しいモノは必死で手に入れるじゃん?私にとっては、それが風磨様だったってだけ。何が悪いの?」
そう言いながら、勝手に風磨の部屋を散策。
「稼いでるはずなのに、エントランスにセキュリティもない1LDKに住んでるとか質素すぎてイメージ崩れちゃう。芸能人なのに、そういう感じで大丈夫なの?」
「お前には関係ないだろ。派手な生活とか俺は好きじゃないし、こういうところに住んでるほうが、意外と芸能人ってバレにくくて生活しやすいんだよ。いちいち、何なの?さっさと帰れよ」
風磨が冷たい口調で言っても藍那は散策を続け、
「そして、ここが風磨様の寝室ね?」
勝手に寝室のドアを開けて中へ入っていった。
「おいっ、勝手に入るな」
追いかけて寝室へ行くと、ベッドの前に立ちフフ…っと薄い嗤いを浮かべる藍那。
「このベッドに、私のにおい…。いっぱいつけちゃおうかな」
呆れた口調で聞いた風磨に
「さっきも言ったじゃん。お金にモノを言わせて相手を縛りつけるのも思い通りにするのも興奮するって。嫌なのに従わざるを得ない姿を見てたら、ゾクゾクするわ」
そう言って、ククク…と嫌な嗤い方をする藍那。
「そんなことされればされるほど、俺はお前をどんどん嫌いになるけどな」
「だから?」
「だから?って…」
「だって、風磨様が誰かを好きになるたびにお金と権力を使って邪魔すればいいだけの話。好きな子とかじゃなくて、大切なモノでもいい。それさえどうにかしておけば、風磨様は一生私から離れられないんだよ?それって、最強じゃん」
「お前…、頭わいてんじゃねぇの?」
しょうもないという表情をした風磨のことなど気にする様子もなく、
「みんな欲しいモノは必死で手に入れるじゃん?私にとっては、それが風磨様だったってだけ。何が悪いの?」
そう言いながら、勝手に風磨の部屋を散策。
「稼いでるはずなのに、エントランスにセキュリティもない1LDKに住んでるとか質素すぎてイメージ崩れちゃう。芸能人なのに、そういう感じで大丈夫なの?」
「お前には関係ないだろ。派手な生活とか俺は好きじゃないし、こういうところに住んでるほうが、意外と芸能人ってバレにくくて生活しやすいんだよ。いちいち、何なの?さっさと帰れよ」
風磨が冷たい口調で言っても藍那は散策を続け、
「そして、ここが風磨様の寝室ね?」
勝手に寝室のドアを開けて中へ入っていった。
「おいっ、勝手に入るな」
追いかけて寝室へ行くと、ベッドの前に立ちフフ…っと薄い嗤いを浮かべる藍那。
「このベッドに、私のにおい…。いっぱいつけちゃおうかな」
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