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第80話 解けていく謎と深まる謎
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「え…?普通に碧衣ちゃんのことを好きなんじゃないの?」
不思議そうに聞く流伽。
理沙は陽向に対して違和感を持った理由について説明し、
「それにやっぱり、鼻を垂らしてた子は陽向じゃなく風磨だったわけだし…。ますます怪しいよね…」
まるで独り言のように言う。
そのうち流伽のほうは気分が落ち着いてきたのか、いつもの年上お兄さんキャラに戻っていて、頼れる雰囲気と芸能人オーラがダダ漏れ。
そんな流伽を見ていると、見た目や話し方で判断されて人から頼られることが多かった自分と重ね、少しだけそのしんどさがわかるようで苦しくなった。
流伽もわりと大変なんだな。見た目がお兄さんキャラでしっかりしてる感じだから、ひとりで抱え込んで苦しんで…なんだかしんどい生き方してるよなぁ…。
そのうえ親もDV気質だったから、自分という存在を守るために小さなウソを重ねてきたのかもしれない。
「…理沙ちゃん…?」
急に顔を覗き込まれ、あらためてそのイケメンすぎる姿にドキドキしてしまう。
こんなふうに思うこと自体が流伽を苦しめることにつながってはいるんだろうけど…。
「…あ、ごめん、ごめん。えっと…、どこまで話したっけ?」
「陽向が怪しいってとこまで」
「あ、そこそこ。そもそも、どうして陽向が自分を風磨だと偽ったのか?ってこと。いい感じになっていた碧衣にわざわざそんなウソついて急接近する必要ってあるかな?」
「さぁ?でも、運命って聞くと嬉しくなったり気持ちが深まったりするだろうから、ただ単に碧衣ちゃんからもっと好きになってもらいたくてウソをついただけじゃない?」
「でも、碧衣と風磨に接点があることは知ってたわけだから、そんなウソついて急接近できたとしても何かの拍子ですぐバレそうって考えて怖くなるものじゃない?」
不思議そうに聞く流伽。
理沙は陽向に対して違和感を持った理由について説明し、
「それにやっぱり、鼻を垂らしてた子は陽向じゃなく風磨だったわけだし…。ますます怪しいよね…」
まるで独り言のように言う。
そのうち流伽のほうは気分が落ち着いてきたのか、いつもの年上お兄さんキャラに戻っていて、頼れる雰囲気と芸能人オーラがダダ漏れ。
そんな流伽を見ていると、見た目や話し方で判断されて人から頼られることが多かった自分と重ね、少しだけそのしんどさがわかるようで苦しくなった。
流伽もわりと大変なんだな。見た目がお兄さんキャラでしっかりしてる感じだから、ひとりで抱え込んで苦しんで…なんだかしんどい生き方してるよなぁ…。
そのうえ親もDV気質だったから、自分という存在を守るために小さなウソを重ねてきたのかもしれない。
「…理沙ちゃん…?」
急に顔を覗き込まれ、あらためてそのイケメンすぎる姿にドキドキしてしまう。
こんなふうに思うこと自体が流伽を苦しめることにつながってはいるんだろうけど…。
「…あ、ごめん、ごめん。えっと…、どこまで話したっけ?」
「陽向が怪しいってとこまで」
「あ、そこそこ。そもそも、どうして陽向が自分を風磨だと偽ったのか?ってこと。いい感じになっていた碧衣にわざわざそんなウソついて急接近する必要ってあるかな?」
「さぁ?でも、運命って聞くと嬉しくなったり気持ちが深まったりするだろうから、ただ単に碧衣ちゃんからもっと好きになってもらいたくてウソをついただけじゃない?」
「でも、碧衣と風磨に接点があることは知ってたわけだから、そんなウソついて急接近できたとしても何かの拍子ですぐバレそうって考えて怖くなるものじゃない?」
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