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第74話 平和な時間と大きくなる疑問
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白川先生が言ったとおり、翌日は昨日の爆発がウソのように平和な時間が過ぎていった。
朝のホームルームに授業、いつもと変わらずクラスメイトたちがはしゃぐ声。
でも爆破された理科準備室はそのままで、今日も朝から警察が校内をウロついている。
こうなってくるともう、いろいろ怪しいし、疑ってしまう。
そもそも、いま学校をウロついている警察は一般人なんだろうか?
それに、歴史偉人の子孫や末裔を財政界にたくさん輩出しているような学園なら、それなりに力や繋がりを持っていそうなもの。
皇帝や白川先生のようなイチ個人ではなく、学園に相談して保護やサポートをしてもらうというのではダメなのだろうか?
もしかしたら学園内にも裏切者、もしくは、いま私たちを狙っているヤツらと繋がっている人物がいるかもしれないってこと…?
考えれば考えるほどわからなくなって、一気にしんどくなった。
あ~ぁ、悪すぎる私の頭ではよくわからないや。
ボーっとしていたとき、ふと柚吏の視線に気づく。
いまは授業中。
普段の柚吏なら、黒板に穴が開くぐらい集中してるはず。
ニヤ~っと柚吏が笑った瞬間、
「ゆ、柚吏?!」
思わず叫んでしまった。
「しっ!」
柚吏が顔をしかめ、人差し指を口元にやって注意したけどもう遅い。
授業をしているのが白川先生ならどうにかなったんだろうけど…。
「白波さん、授業が終わったあと残って反省文を書くように」
もともとの担任・影薄先生だったから、反省文を書かされる羽目になった。
この先生、とにかく授業中に物音を立てられるのが嫌みたい。
もうっ、本当に最悪!
…でも。
もう会えないかもしれないって思ってた自我の柚吏に会えた…。
心臓がドクン…って跳ねて…。
どうしよう…、嬉しい…。
ドキドキしていると、口を大きく開けてジェスチャーする柚吏が見えて目を凝らす。
ん?何だろう…?
すぐに目を凝らしたことに後悔した。
柚吏は「バ」「カ」そう言ってプププと笑い飛ばしただけだったから。
朝のホームルームに授業、いつもと変わらずクラスメイトたちがはしゃぐ声。
でも爆破された理科準備室はそのままで、今日も朝から警察が校内をウロついている。
こうなってくるともう、いろいろ怪しいし、疑ってしまう。
そもそも、いま学校をウロついている警察は一般人なんだろうか?
それに、歴史偉人の子孫や末裔を財政界にたくさん輩出しているような学園なら、それなりに力や繋がりを持っていそうなもの。
皇帝や白川先生のようなイチ個人ではなく、学園に相談して保護やサポートをしてもらうというのではダメなのだろうか?
もしかしたら学園内にも裏切者、もしくは、いま私たちを狙っているヤツらと繋がっている人物がいるかもしれないってこと…?
考えれば考えるほどわからなくなって、一気にしんどくなった。
あ~ぁ、悪すぎる私の頭ではよくわからないや。
ボーっとしていたとき、ふと柚吏の視線に気づく。
いまは授業中。
普段の柚吏なら、黒板に穴が開くぐらい集中してるはず。
ニヤ~っと柚吏が笑った瞬間、
「ゆ、柚吏?!」
思わず叫んでしまった。
「しっ!」
柚吏が顔をしかめ、人差し指を口元にやって注意したけどもう遅い。
授業をしているのが白川先生ならどうにかなったんだろうけど…。
「白波さん、授業が終わったあと残って反省文を書くように」
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…でも。
もう会えないかもしれないって思ってた自我の柚吏に会えた…。
心臓がドクン…って跳ねて…。
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ドキドキしていると、口を大きく開けてジェスチャーする柚吏が見えて目を凝らす。
ん?何だろう…?
すぐに目を凝らしたことに後悔した。
柚吏は「バ」「カ」そう言ってプププと笑い飛ばしただけだったから。
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