【リベンジ】騙したアイツを許さない~裏切り男を社会的に抹殺します~

竹柏凪紗

文字の大きさ
12 / 82

第12話 パーティーへの潜入

しおりを挟む
アオイに急かされ、レナは2人が準備してくれたと思われる高そうな靴を履いて車から降りる準備をした。

「ここはパーティーが開かれてるホテルの地下の駐車場。あのエレベーターに乗って1回フロントがあるフロアへ行き、室内エレベーターに乗り換えて会場に行く感じだよ」

そう説明され、あらためて自分の状況を自覚する。

パーティー会場への潜入かぁ…。
…って、無理、無理。
そんなの絶対に無理だよっ!

「俺らが一緒に行動するのはフロントまで。そこからはバラバラで行く。会場には俺たちもいるから、とにかくテンパるな」
ハヤミが続いて説明と注意。

「わかった?」
アオイに確認され、もう引き返せる雰囲気ではない。

でもこんなのさすがに無理だから、断らなくちゃ!
そう思っていたはずなのに…。

「今年は重大発表もあるらしく大規模なパーティーらしいから、イケメンもいっぱい来るかもな」
ハヤミが言って、
「じゃあ出会いとかもいっぱいあるかもね。ガツガツ声をかけてくるような肉食系も多そうだし」
アオイが続いたときにはもう
「わかりました」
返事をしてしまっていた。

「ほんとちょろいな女だな」

ハヤミがアオイに呆れた様子で囁くような声が聞こえた気がしたけれど、もうそんなことは関係ない。

そうだよ、さっさとお金持ちのイケメンをつかまえて玉の輿に乗ればいいんだ。
そして借金を返済し、こんな怪しげな仕事をしなくても札束の扇子を片手に数百万円するワインを優雅に飲んでやるんだからっっ!

レナは飛び降りるように車から降りると、ひとり先を急いだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません

竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──

もう恋なんてしない

竹柏凪紗
ミステリー
「ずっと一緒にいよう」執着気味だった彼氏が姿を消した。そんなとき沙那(さな)は同じ職場の飛鷹(ひだか)が夜の街で続く不審な行方不明について調査していることを偶然知ってしまう。彼氏の職業が実はホストだったことに加えて次々と判明していく真実。はじめて話したときの冷たい印象とは違い不器用ながらも誠実でやさしい飛鷹に魅かれていくなか彼氏が姿を消した理由や行方不明ホストたちの共通点が明らかになっていく。飛鷹と沙那は行方不明者たちを救い出し、ハッピーエンドを迎えることができるのか──? ※BL版「もう恋なんてしない」ともリンクするシーンがあるので、ぜひ併せて読んでいただけると嬉しいです。

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

心理のぬま

竹柏凪紗
ライト文芸
「人の心理を利用すればだいたいのことは解決できる」が口癖の冷静で頭が切れるうえイケメンすぎる宮津楓衣とともに亡くなった祖父が経営していた探偵事務所という建前の「なんでも屋」を引き継ぐことになったチャラ男でニートの里山理玖。正式な遺言書をみつけ、一等地にある古い自社ビルの探偵事務所をさっさと売り払って豪遊しようと目論んでいた理玖だったが楓衣に教えてもらった心理術で一儲けして味を占める。仕事を手伝う代わりにおいしい蜜を吸わせてもらっていたのが、気がついたときには大きなトラブルに巻き込まれていて──

婚約破棄ですか?あなたは誰に向かって口をきいているのですか!?

ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私、マリアンヌ・バークレーは王宮の誕生日パーティーでいきなり婚約破棄を言い渡された。は!?婚約破棄ですか?あなたは誰ですの?誰にモノを言っているのですか?頭大丈夫ですか?

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

王は愛した笑顔を思い出せない

crown
恋愛
最愛の側妃に裏切られた王は、正妃のもとを訪れる。 聖母のようだと言われる正妃は、そんな王を慰めようと言葉をかけた。 ※他サイトにも投稿

処理中です...