51 / 66
第51話 少女漫画てき展開
しおりを挟む
「とりあえずしばらくはハヤミの家で匿うしかないんじゃない?」
ニヤニヤしながら言ったカナデの言葉につい、こんな状況にもかかわらず変な妄想をして思わずレナ。
最初は無口でクールなイケメンがひとつ屋根の下で寝食をともにすることによってだんだんと心を開いていく系の王道少女漫画じゃん!
そして愛が芽生え、主人公たちは恋に落ちる…。
ひとりニヤけはじめたレナを薄い目で見つめながら
「…無理だな。アオイに省吾、その上にまだ面倒を見ろと…?」
溜め息をつきながらハヤミ。
「…え?ハヤミさんと2人きりじゃないの?!」
思わず声に出して驚いたレナに
「…レ、レナちゃん、なにを期待してたの…?」
アオイは呆れ
「…えっと…、この子、いろいろとぶっ飛んでそうだけど大丈夫?」
カナデは吹き出し、お腹を抱えて笑いはじめた。
「レナちゃん、面白いね!なに?ハヤミがイケメンだから少女漫画てきな展開を期待したとか?頭の中、どんな構造になってるのか見てみたい!」
笑ったカナデを真剣な表情で見たハヤミは
「こいつはそういう変なヤツだから、そういうことを言ってからかおうとするな」
不機嫌に言う。
「なるほど。でもまぁ、少しくらい変わってないとリベンジの仕事なんて務まらないでしょ。じゃあ私は警告しに来ただけだから帰るわね」
イスから立ち上がったカナデは
「ホテル暮らしなんてお金がかかりそうで現実的じゃないし、どのみちハヤミの家で匿うしかないでしょ?まぁ、考えてみて。じゃあ私は行くわ」
なにかをハヤミに手渡して去って行った。
ニヤニヤしながら言ったカナデの言葉につい、こんな状況にもかかわらず変な妄想をして思わずレナ。
最初は無口でクールなイケメンがひとつ屋根の下で寝食をともにすることによってだんだんと心を開いていく系の王道少女漫画じゃん!
そして愛が芽生え、主人公たちは恋に落ちる…。
ひとりニヤけはじめたレナを薄い目で見つめながら
「…無理だな。アオイに省吾、その上にまだ面倒を見ろと…?」
溜め息をつきながらハヤミ。
「…え?ハヤミさんと2人きりじゃないの?!」
思わず声に出して驚いたレナに
「…レ、レナちゃん、なにを期待してたの…?」
アオイは呆れ
「…えっと…、この子、いろいろとぶっ飛んでそうだけど大丈夫?」
カナデは吹き出し、お腹を抱えて笑いはじめた。
「レナちゃん、面白いね!なに?ハヤミがイケメンだから少女漫画てきな展開を期待したとか?頭の中、どんな構造になってるのか見てみたい!」
笑ったカナデを真剣な表情で見たハヤミは
「こいつはそういう変なヤツだから、そういうことを言ってからかおうとするな」
不機嫌に言う。
「なるほど。でもまぁ、少しくらい変わってないとリベンジの仕事なんて務まらないでしょ。じゃあ私は警告しに来ただけだから帰るわね」
イスから立ち上がったカナデは
「ホテル暮らしなんてお金がかかりそうで現実的じゃないし、どのみちハヤミの家で匿うしかないでしょ?まぁ、考えてみて。じゃあ私は行くわ」
なにかをハヤミに手渡して去って行った。
5
あなたにおすすめの小説
心理のぬま
竹柏凪紗
ライト文芸
「人の心理を利用すればだいたいのことは解決できる」が口癖の冷静で頭が切れるうえイケメンすぎる宮津楓衣とともに亡くなった祖父が経営していた探偵事務所という建前の「なんでも屋」を引き継ぐことになったチャラ男でニートの里山理玖。正式な遺言書をみつけ、一等地にある古い自社ビルの探偵事務所をさっさと売り払って豪遊しようと目論んでいた理玖だったが楓衣に教えてもらった心理術で一儲けして味を占める。仕事を手伝う代わりにおいしい蜜を吸わせてもらっていたのが、気がついたときには大きなトラブルに巻き込まれていて──
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
突然現れた27才の超イケメンの息子、産んでないし
中川四角
ライト文芸
ある日突然家に帰ったら27才の息子がいた。私には子供がいない。あなたは誰?
私以外の家族は普通に、その息子と名乗る何者かを当たり前のように受け入れている。
混乱する私をよそにのんびりくつろぐイケメンの息子。
私の周りに起きる謎の現象。
彼はいったい何者か?そして、私の隠された使命とは?
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、そして政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に行動する勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、そして試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私が、
魔王討伐の旅路の中で、“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※「小説家になろう」にも掲載。(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
もう恋なんてしない
竹柏凪紗
恋愛
「ずっと一緒にいよう」執着気味だった彼氏が姿を消した。そんなとき沙那(さな)は同じ職場の飛鷹(ひだか)が夜の街で続く不審な行方不明について調査していることを偶然知ってしまう。彼氏の職業が実はホストだったことに加えて次々と判明していく真実。はじめて話したときの冷たい印象とは違い不器用ながらも誠実でやさしい飛鷹に魅かれていくなか彼氏が姿を消した理由などが明らかになっていく。飛鷹と沙那の運命は──?
※BL版「もう恋なんてしない」ともリンクするシーンがあるので、ぜひ併せて読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる