【リベンジ】騙したアイツを許さない~裏切り男を社会的に抹殺します~

竹柏凪紗

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第56話 ようこそリベンジへ

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ベッドに横たわったままで眠っている感じだから表情だってまったく変化しない。
それでも省吾の脳波を読み取ってパソコンに打ち込まれていく文字にはどこかあたたかみが感じられる。

きっと省吾さん、やさしい人だったんだろうな…。

想像していたレナの耳にピピ、ピピっと電子音のようなものが聞こえてきた。

ふと気づいてパソコンの画面を見ると
『いま、聞いてなかったね?俺がこうなる前、どれくらいイケメンだったかを想像していたとかw?』
なんて打ち込まれていて焦る。

それを見て失笑するハヤミとアオイ。

レナがチラっと睨むと2人ともコホン…と小さく咳払いしたけれど
『レナちゃんがイケメン好きなことは2人から聞いてるよ。しかもかなりぶっ飛んでるって』
パソコンにスラスラと打ち込まれていく文字を見てハヤミとアオイは爆笑しはじめた。

「そうそう、こっちが止めるのも聞かず勝手にニシジマと食事に行っちゃうんだもんなぁ」
アオイが言って
「そのお陰でニシジマが襲おうとしている証拠動画は撮れたわけだが」
呆れたようにハヤミが続く。

『あぶなかしくって心配ではあるけど、たくましくていいよね』

続けて省吾がそう打ち込んだかと思うと、さらに文字が続いた。

『リベンジの仕事を手伝ってくれてありがとう。歓迎するよ』
「ありがとうございます」

言ったレナはふと、ベッドの向こう側にある写真立てを見つけて驚く。

「…あれって…、カナデさん…?」

写真立てにはハイブランドのモデルをやっていそうなイケメン、そしてさっきカフェ・リベンジで鉄の塊を投げつけてきたカナデという女性が幸せそうな顔で並んでいる。

顔のところで手をつないでお揃いの指輪を見せ、結婚間近ですというような写真…。

「2人は結婚する予定だったんだ」

しんみりと言ったハヤミを
「もう、そんな話はやめましょう。2人は別れたわけじゃないし、いまでもラブラブ。兄貴はハヤミさんのお陰でこうして発明だって続けていられるんだから。さっさとニシジマを社会的に抹殺する策を詰めましょう!」
アオイが促した。
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