【リベンジ】騙したアイツを許さない~裏切り男を社会的に抹殺します~

竹柏凪紗

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第60話 不機嫌なアオイ

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「ポジティブな印象って、親しみやすさとか印象の良さってことだよね?」
「うん」

「それだけで仕事が増えるの?商品を販売する企業とかだったらメディアを見た人が直接お店に買いに行ったりするかもしれないけど、ニシジマ重機建設の場合はちょっと違うような気もするんだけど」

「そう?同じだよ。クリーンでアグレッシブな企業に仕事を発注したがる企業は多いから」
「どうして?」

「いいイメージの企業と仕事をしているということが良い評価につながることも結構あるからね。いまはSNSなんかでいろいろとこまめに発信している会社も多いでしょ」

「ふぅん。いろいろあるんだね」

「それに無料のメディア取材なら仕事が1件でも取れれば費用対効果は抜群。このあたりだとまだ女性が現場で働いている重機や建設の会社はないから絶対に採用する。それがハヤミさんの作戦だったってわけ」

なぜか語尾に怒りを滲ませたアオイに
「どうして不機嫌なの?」
そう聞いて後悔した。

「レナちゃんがもっとしっかり仕事ができる人なら、俺は女装しなくてよかったんだよ…」
アオイが思いっきりスネていたから。

「ご、ごめん」

速攻で謝って
「こ、この労働安全衛生法による免許証ってなぁに?」
話を知らして苦笑い。

「あぁ、これは…。なんだろう?重機や建設関係で働くときに必要になる証明書みたいなモノだよ。免許証みたいなモノって言えばわかりやすいかな?」

「ふぅん」

「移動式クレーンやつり上げ荷重が5t以上の場合に必要となる床上操作式クレーン(固定式クレーン)、クレーン・デリックなんかの資格を取ると交付される免許証だよ」

そう言うとアオイはレナを壁ドンし
「だから絶対にニシジマ重機建設の会社内では“クン”付けなんかで呼ばないようにね。そしてレナちゃんはクレーン操縦士を目指す俺の幼馴染み設定。わかった?」
怖い顔で言った。
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