【リベンジ】騙したアイツを許さない~裏切り男を社会的に抹殺します~

竹柏凪紗

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第74話 したたかすぎる

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アオイが心配して駆け寄ろうとするもレナが振り返ってキッ!と睨みつけ「触らないで!」という目で見てきて焦る。

まわりにいたスタッフたちが
「だ、大丈夫か、姉ちゃん!」
「痛そう~!」
遠目で声をかけるなか…。

「大丈夫?」
そっと歩み寄って手を差し伸べたのが相模。

ふんふん、さすがはイケメンだけあるわ。
こういう咄嗟のときにどういう行動をとれるかで“人となり”がよくわかる。

まぁ、いままでの歴代彼氏とデート中に転んでしまったときは他人のフリをされて嫌な思いをしたけど…。
この人ならステキな彼氏になってくれそう!

ワクワク、そしてドキドキしながら
「い…痛…」
眉間にシワを寄せたレナは声を上げるとわざとらしく床へと顔を伏せる。

「あ、足、足くじいちゃ…」
言いながらアオイのほうをこっそりと見てにたぁ~っと嗤ってみせた。

あ~、なるほど。
王道系少女漫画の“躓いてからのドキドキ展開”ってヤツかぁ。

…でも、そんなうまくいく…?
少し心配したアオイはハッとした。

もしかしてレナちゃんって、俺が思っているよりもかなりしたたか?

ふとそんなことを思いながらレナの行動を静かに観察していたアオイは
「うわっ…、やば」
思わず声を上げそうになった。

手を差し出している相模の手にちょこんと手を乗せたレナはアオイが想像したとおりの言葉を甘えた声で吐いたから。
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