20 / 65
第20話 イケメン
しおりを挟む
「俺、高村吏都。吏都って呼んで。あらためてよろしくね。現役高校生の17歳」
窓の向こうに視線を向けてしまった伊吹とは対照的に穏やかな笑顔を里奈に向けて手を差し出す吏都。
「…あ、ど、どうも。えっと…、深山里奈です。えっと…、同じく17歳です」
緊張気味に挨拶を返す。
うわぁ、この人、すごいきれいな顔してる。
大人な雰囲気だし、高校生だなんて思わなかったな。
なんかすごく色気のあるオーラを纏っていて、見てるだけでドキドキしちゃうような人…。
「あの…、この前は、ありがとうございました」
「とんでもない。あいつ、キモかったよね。もうぜんぶ聞こえててさぁ。ほんと、いつ話に割り込もうかって思ってたんだよね」
クスクスと笑いはじめた吏都に少し驚きながら
「高村くん…、そんな笑い方もするんだね…」
秋穂がボソリと言う。
「え?意外?俺のこと、吏都でいいよ。それから俺、学校では猫被ってるだけだから」
そう言ってあらためて笑う吏都。
「猫…?」
「うん。俺、思ってることすぐ言っちゃうから人付き合いが苦手でさ。あんまり話しかけられないようにいつも頑張って無表情を作ってたんだよね。驚かせてごめん」
吏都に微笑まれた秋穂は一瞬に耳まで真っ赤にして
「だ、大丈夫です!お、驚いてなんか…ない!」
カチカチのロボットみたいな状態で自分の席へ。
着席すると机に突っ伏して両手で机をガンガンと叩きながら心の中で叫ぶ。
くわぁ~っ、イケメン~!
そんな秋穂を横目で見ながら吏都が真剣な表情で里奈に言った。
「この前ファミレスに来てたヤツ、なんかやばいヤツみたいだから気をつけて」
窓の向こうに視線を向けてしまった伊吹とは対照的に穏やかな笑顔を里奈に向けて手を差し出す吏都。
「…あ、ど、どうも。えっと…、深山里奈です。えっと…、同じく17歳です」
緊張気味に挨拶を返す。
うわぁ、この人、すごいきれいな顔してる。
大人な雰囲気だし、高校生だなんて思わなかったな。
なんかすごく色気のあるオーラを纏っていて、見てるだけでドキドキしちゃうような人…。
「あの…、この前は、ありがとうございました」
「とんでもない。あいつ、キモかったよね。もうぜんぶ聞こえててさぁ。ほんと、いつ話に割り込もうかって思ってたんだよね」
クスクスと笑いはじめた吏都に少し驚きながら
「高村くん…、そんな笑い方もするんだね…」
秋穂がボソリと言う。
「え?意外?俺のこと、吏都でいいよ。それから俺、学校では猫被ってるだけだから」
そう言ってあらためて笑う吏都。
「猫…?」
「うん。俺、思ってることすぐ言っちゃうから人付き合いが苦手でさ。あんまり話しかけられないようにいつも頑張って無表情を作ってたんだよね。驚かせてごめん」
吏都に微笑まれた秋穂は一瞬に耳まで真っ赤にして
「だ、大丈夫です!お、驚いてなんか…ない!」
カチカチのロボットみたいな状態で自分の席へ。
着席すると机に突っ伏して両手で机をガンガンと叩きながら心の中で叫ぶ。
くわぁ~っ、イケメン~!
そんな秋穂を横目で見ながら吏都が真剣な表情で里奈に言った。
「この前ファミレスに来てたヤツ、なんかやばいヤツみたいだから気をつけて」
18
あなたにおすすめの小説
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
妹の仇 兄の復讐
MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。
僕、寺内勇人は高校三年生。妹の茜は高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。
その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる