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第36話 クソなりに楽しく生ればいい
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「うわぁっ、り、里奈、ご、ごめん!ど、どどどど、どうしようっ?!」
いきなり涙を流しはじめた里奈を見て動揺しまくりの秋穂。
胡桃はすぐにポケットからミニタオルを出して里奈に渡し、軽く背中を撫でて言う。
「この子は別に里奈だっけ?を突き放したくて言ったわけじゃないと思うから泣かないで」
なんだか勘違いしているみたいではあるけれど、胡桃の言葉はやさしくて胸にじんわりと広がった。
「うえぇええ、そ、そういう意味にとっちゃった感じ?!そんな意味じゃなかった。ごめん、里奈ぁ。ずっと友だちでいよう~」
秋穂がガバっと里奈に抱きついて頭をクシャクシャと撫で
「そうそう。せっかく同じ高校に通ってるわけだし、困ったことがあったら何でも言って」
吏都が補足。
「さっきみたいなキモいヤツが来たら追い払ってやるから言えな。…ってか、あいつからカネもらうの忘れてたわ」
悔しそうに伊吹が続く。
「いやいや、俺のゲーセンでそういうのやめてくれる?」
苦笑いした篠崎に
「胡桃さんの親のゲーセンだろ?」
突っ込む伊吹。
「胡桃と結婚するんだから、俺のゲーセンも同じなの。いくら相手がカスみたいなヤツだったとしても俺のゲーセンでカツアゲとかしたら許さないからね」
「へいへい」
2人のやり取りを呆れた感じで見つめていた吏都の肩に伊吹が覆いかぶさるような感じで抱きつくと満面の笑みを浮かべて言った。
「まぁ、クソなりに楽しく生きればいいよ。楽しいことがないわけでもないしさ。親がボロってしんどいけど、ラクなこともあるしな。勉強しろって言わないとことか」
「はぁ…。伊吹はいいな。ウチは逆。成績おちたら半狂乱で叩いてくるから逃げだした感じ」
「おいっ、秋穂。また話が暗い方向いくからやめろって!とりあえずメシ行くぞ」
そう伊吹が言ったとき…。
いきなり涙を流しはじめた里奈を見て動揺しまくりの秋穂。
胡桃はすぐにポケットからミニタオルを出して里奈に渡し、軽く背中を撫でて言う。
「この子は別に里奈だっけ?を突き放したくて言ったわけじゃないと思うから泣かないで」
なんだか勘違いしているみたいではあるけれど、胡桃の言葉はやさしくて胸にじんわりと広がった。
「うえぇええ、そ、そういう意味にとっちゃった感じ?!そんな意味じゃなかった。ごめん、里奈ぁ。ずっと友だちでいよう~」
秋穂がガバっと里奈に抱きついて頭をクシャクシャと撫で
「そうそう。せっかく同じ高校に通ってるわけだし、困ったことがあったら何でも言って」
吏都が補足。
「さっきみたいなキモいヤツが来たら追い払ってやるから言えな。…ってか、あいつからカネもらうの忘れてたわ」
悔しそうに伊吹が続く。
「いやいや、俺のゲーセンでそういうのやめてくれる?」
苦笑いした篠崎に
「胡桃さんの親のゲーセンだろ?」
突っ込む伊吹。
「胡桃と結婚するんだから、俺のゲーセンも同じなの。いくら相手がカスみたいなヤツだったとしても俺のゲーセンでカツアゲとかしたら許さないからね」
「へいへい」
2人のやり取りを呆れた感じで見つめていた吏都の肩に伊吹が覆いかぶさるような感じで抱きつくと満面の笑みを浮かべて言った。
「まぁ、クソなりに楽しく生きればいいよ。楽しいことがないわけでもないしさ。親がボロってしんどいけど、ラクなこともあるしな。勉強しろって言わないとことか」
「はぁ…。伊吹はいいな。ウチは逆。成績おちたら半狂乱で叩いてくるから逃げだした感じ」
「おいっ、秋穂。また話が暗い方向いくからやめろって!とりあえずメシ行くぞ」
そう伊吹が言ったとき…。
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