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第10話 職業がホストなんて聞いてない
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相師が飛鷹にスマホを見せようとしたときに聞こえたのが彼氏の名前で、チラリと見えた画面には拓人の画像…。
「このホスト、あんたの彼氏?」
驚いた反応をした飛鷹に
「おいっ、名前!香村さん!」
突っ込む相師。
そんな2人のやり取りがずっと遠くでおこなわれているような変な気持ちになる。
…え、ホスト…?
拓人はシフト制のカフェでパティシエ目指して裏方をやっていたはず。
少なくとも本人からはそう聞いている。
でも…。
いま聞こえてきた名前も画像も、間違いなく拓人。
…ということは、ホストだったってこと?
「…え~っと…」
どうにか話を誤魔化そうとする相師とは対照的に
「白藤拓人、いま行方不明だろ?」
サラリと聞いてくる飛鷹。
「お、お前、そ、そんなこと言ったらまずいだろ?!」
慌てて飛鷹の口を塞ごうとする相師の腕を飛鷹が掴む。
そのまま
「違うのか?」
沙那にあらためて聞いた。
「…はい…。実は昨日の夜から連絡が取れなくて…」
そう沙那が答えた途端、2人は顔を見合わせてゴクリと息を呑む。
「その話、聞かせてくれないか?」
気づいたときには飛鷹に腕を掴まれ、ズリズリと第4倉庫の中へと引きずり込まれていた。
詳しくって言われても、私のほうが聞きたいくらいなのに…!
「このホスト、あんたの彼氏?」
驚いた反応をした飛鷹に
「おいっ、名前!香村さん!」
突っ込む相師。
そんな2人のやり取りがずっと遠くでおこなわれているような変な気持ちになる。
…え、ホスト…?
拓人はシフト制のカフェでパティシエ目指して裏方をやっていたはず。
少なくとも本人からはそう聞いている。
でも…。
いま聞こえてきた名前も画像も、間違いなく拓人。
…ということは、ホストだったってこと?
「…え~っと…」
どうにか話を誤魔化そうとする相師とは対照的に
「白藤拓人、いま行方不明だろ?」
サラリと聞いてくる飛鷹。
「お、お前、そ、そんなこと言ったらまずいだろ?!」
慌てて飛鷹の口を塞ごうとする相師の腕を飛鷹が掴む。
そのまま
「違うのか?」
沙那にあらためて聞いた。
「…はい…。実は昨日の夜から連絡が取れなくて…」
そう沙那が答えた途端、2人は顔を見合わせてゴクリと息を呑む。
「その話、聞かせてくれないか?」
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詳しくって言われても、私のほうが聞きたいくらいなのに…!
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