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第12話 彼氏をあぶり出す
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「あんたには、3股ヒモ男の彼氏をあぶり出してもらう」
突然そんなことを飛鷹に言われ、言葉が出てこない。
飛鷹は少し前に沙那が働く会社の広報部へ異動してきた上司であり仕事関係者。
さっきはじめて話した相手で、しゃべった内容だって仕事のことだった。
そんな飛鷹と上原相師の会話にたまたま彼氏の名前が聞こえて、拓斗の画像が見えて、行方不明になっているという話から第4倉庫に引きずり込まれて…。
なぜか命令されている?
「えっと…」
理解に苦しむ。
それになぜか、拓斗に会いたくてたまらないというような強い衝動がないことに驚く。
あんなに大好きだったはずなのに。
昨日、拓斗の家だと教えられていたマンションから夫婦が出てきたあたりからモヤモヤしてて、由衣や飛鷹さんからいろいろ言われて少し冷静になれたのかもしれない。
拓人がいなくなったら絶対に大泣きすると思っていたのに、まだ泣いてもいないまま。
会いたいとか好きとかいう気持ちはまだ全然あるけど、不思議と冷めた自分がいる。
できることならこのままそっとしておいてほしい。
「大丈夫?」
やさしく沙那に声をかけたのは相師。
反して飛鷹は
「どうせ洗脳状態が解けたのだろう。こいつのためにも好都合」
相変わらず冷たい雰囲気で言い放った。
洗脳状態って…。
なんだか拓人を好きだった一年がまるで無駄みたいに思えてくる。
「どうだ?モヤモヤしてきただろう?本人をあぶり出して直接その違和感の原因を確かめてみたらどうだ?」
そう飛鷹に言われてなぜかつい
「でも、どうやって?」
聞いてしまっていた。
突然そんなことを飛鷹に言われ、言葉が出てこない。
飛鷹は少し前に沙那が働く会社の広報部へ異動してきた上司であり仕事関係者。
さっきはじめて話した相手で、しゃべった内容だって仕事のことだった。
そんな飛鷹と上原相師の会話にたまたま彼氏の名前が聞こえて、拓斗の画像が見えて、行方不明になっているという話から第4倉庫に引きずり込まれて…。
なぜか命令されている?
「えっと…」
理解に苦しむ。
それになぜか、拓斗に会いたくてたまらないというような強い衝動がないことに驚く。
あんなに大好きだったはずなのに。
昨日、拓斗の家だと教えられていたマンションから夫婦が出てきたあたりからモヤモヤしてて、由衣や飛鷹さんからいろいろ言われて少し冷静になれたのかもしれない。
拓人がいなくなったら絶対に大泣きすると思っていたのに、まだ泣いてもいないまま。
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できることならこのままそっとしておいてほしい。
「大丈夫?」
やさしく沙那に声をかけたのは相師。
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「どうせ洗脳状態が解けたのだろう。こいつのためにも好都合」
相変わらず冷たい雰囲気で言い放った。
洗脳状態って…。
なんだか拓人を好きだった一年がまるで無駄みたいに思えてくる。
「どうだ?モヤモヤしてきただろう?本人をあぶり出して直接その違和感の原因を確かめてみたらどうだ?」
そう飛鷹に言われてなぜかつい
「でも、どうやって?」
聞いてしまっていた。
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