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第36話 気になる話
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月見つくねや焼き鳥、チキン南蛮に刺身などメイン料理などもたくさんあるなかで
「いろいろと大変だったな。これでも食っておけ」
目の前に置かれたのはホウレン草とブロッコリーの小鉢。
驚いている沙那の隣にスッと座った相師が
「飛鷹って健康オタクなんだよね。飛鷹いわく、ホウレン草とブロッコリーにはストレスレベルを下げる効果があるといわれる葉酸が豊富に含まれているらしいよ」
フォローした。
ストレス?
あぁ、だからホウレン草とブロッコリーの小鉢。
「こいつ、こう見えてやさしいのよ。能面だし言葉きついから会社では鬼扱いされてるけど」
相師はそう言うと
「まぁ、そっちのほうが俺としては好都合なんだけどね。飛鷹ってばイケメンじゃん?もし本当の飛鷹にみんなが気づいてしまったら、社内イチ女子からモテてる俺の立場も奪われかねないからな」
うんうんと納得したように小さく頷いた。
「相師はホント、女子からモテることしか考えてないんだな?」
「当たり前だろ。やわらかくて可愛いからな」
うわぁ…。
こんなの会社の女の子たちが聞いたら泣き出しそう。
「そのわりには、お前の彼女を高校以降みたことがないな」
「まぁね。付き合うとかなると束縛されるから面倒なのよ。この子になら束縛されてもいいって思えるような運命の出会いがないんだよねぇ~」
「相師が面食いすぎるんだろ?」
「だって、どうせ付き合うなら可愛いほうがいいじゃん」
「お、出た。クズ発言」
「そういう飛鷹だってしばらく彼女いないじゃん~」
そう言ったあと、なぜか相師は固まってすごく気まずそうな顔をしたかと思うと
「…ごめん」
小さく謝罪した。
…え?
なんだろう。
すごく気になる…。
「いろいろと大変だったな。これでも食っておけ」
目の前に置かれたのはホウレン草とブロッコリーの小鉢。
驚いている沙那の隣にスッと座った相師が
「飛鷹って健康オタクなんだよね。飛鷹いわく、ホウレン草とブロッコリーにはストレスレベルを下げる効果があるといわれる葉酸が豊富に含まれているらしいよ」
フォローした。
ストレス?
あぁ、だからホウレン草とブロッコリーの小鉢。
「こいつ、こう見えてやさしいのよ。能面だし言葉きついから会社では鬼扱いされてるけど」
相師はそう言うと
「まぁ、そっちのほうが俺としては好都合なんだけどね。飛鷹ってばイケメンじゃん?もし本当の飛鷹にみんなが気づいてしまったら、社内イチ女子からモテてる俺の立場も奪われかねないからな」
うんうんと納得したように小さく頷いた。
「相師はホント、女子からモテることしか考えてないんだな?」
「当たり前だろ。やわらかくて可愛いからな」
うわぁ…。
こんなの会社の女の子たちが聞いたら泣き出しそう。
「そのわりには、お前の彼女を高校以降みたことがないな」
「まぁね。付き合うとかなると束縛されるから面倒なのよ。この子になら束縛されてもいいって思えるような運命の出会いがないんだよねぇ~」
「相師が面食いすぎるんだろ?」
「だって、どうせ付き合うなら可愛いほうがいいじゃん」
「お、出た。クズ発言」
「そういう飛鷹だってしばらく彼女いないじゃん~」
そう言ったあと、なぜか相師は固まってすごく気まずそうな顔をしたかと思うと
「…ごめん」
小さく謝罪した。
…え?
なんだろう。
すごく気になる…。
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