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第62話 ホストクラブINNOCENTへの潜入
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オレ様系ホストからのオラオラ営業、過去の失敗談や懺悔などを語って相手の情に訴えるネガティブ営業、こっちが恥ずかしくなるような言葉を並べ立ててその気にさせようとする褒め殺し営業などなど…。
ホストたちはそれぞれ一生懸命に営業してくれたものの、これまでに行った2店舗のホストクラブでは行方不明ホストについての情報は得られず疲れただけ。
さらに退店時には会話を引き伸ばして延長に持ち込もうとしたり強引な営業までかけてくるようなホストもいたりして、たちの悪い接客にただただ困惑。
残りのホストクラブINNOCENTやlumineへ行くのも微妙な気持ちになっていた沙那だったけれど…。
「こんばんは。はじめまして。絢世です。よろしくね」
「はじめまして。俺、ヘルプのシズクです。よろしくお願いします」
ホストクラブINNOCENTへ入店し、初回飲み放題でいちばん最初についてくれたホスト絢世とヘルプホストのシズクに癒された。
「あ…沙那です。よろしくお願いします」
挨拶しながら、これまでのホストたちとは違うやわらかいオーラ。
そして身勝手さや強引さがない癒される雰囲気にホッとした。
思わず安堵の溜め息をついた沙那を見て
「なにか嫌なことでもありました?」
シズクがすかさず質問。
「…あ、いえ。なんか最近は天気がいまいちだから気分が滅入っちゃって…」
まさか、さっきまで行ったホストクラブ2店舗で散々な目に遭ったなんて言えるわけない。
ウソついてごめんなさい…心の中で謝りながら苦笑いで乗り切ろうとした沙那にも
「わかる。俺も天気にけっこう気分が左右される派なんだけど、ストームグラスを買ってから雨の日が少し楽しみになったよ」
絢世はやさしく自分の体験を話してくれた。
同じホストでも、人によってこんなにも違うとはびっくりかも…。
ホストたちはそれぞれ一生懸命に営業してくれたものの、これまでに行った2店舗のホストクラブでは行方不明ホストについての情報は得られず疲れただけ。
さらに退店時には会話を引き伸ばして延長に持ち込もうとしたり強引な営業までかけてくるようなホストもいたりして、たちの悪い接客にただただ困惑。
残りのホストクラブINNOCENTやlumineへ行くのも微妙な気持ちになっていた沙那だったけれど…。
「こんばんは。はじめまして。絢世です。よろしくね」
「はじめまして。俺、ヘルプのシズクです。よろしくお願いします」
ホストクラブINNOCENTへ入店し、初回飲み放題でいちばん最初についてくれたホスト絢世とヘルプホストのシズクに癒された。
「あ…沙那です。よろしくお願いします」
挨拶しながら、これまでのホストたちとは違うやわらかいオーラ。
そして身勝手さや強引さがない癒される雰囲気にホッとした。
思わず安堵の溜め息をついた沙那を見て
「なにか嫌なことでもありました?」
シズクがすかさず質問。
「…あ、いえ。なんか最近は天気がいまいちだから気分が滅入っちゃって…」
まさか、さっきまで行ったホストクラブ2店舗で散々な目に遭ったなんて言えるわけない。
ウソついてごめんなさい…心の中で謝りながら苦笑いで乗り切ろうとした沙那にも
「わかる。俺も天気にけっこう気分が左右される派なんだけど、ストームグラスを買ってから雨の日が少し楽しみになったよ」
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