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第67話 ペーペーの使えないホスト?
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苦手なタイプのホストに困惑していると
「はじめまして。ヘルプでつかせていただきます、シンヤです」
前髪でほとんど目や表情が見えないような感じに加えて暗い雰囲気を身に纏ったホストが挨拶。
名刺を渡してきた。
物腰もやわらかくて話し方も丁寧で印象は悪くないのに、もったいないな。
お酒をつくるのだって手慣れた感じに見える。
…って、私がホストクラブに慣れてないからそう思うだけかな?
でも、INNOCENTの絢世さんやシズクさん以外のホストはかなり淹れ方が雑だったというか、心がこもっていない感じだった。
このシンヤさんというホストは、絢世さんやシズクさんみたいな感じ。
たかが1杯のお酒って笑われるかもしれないけど、真心みたいなものが伝わってくる感じなんだよね。
なんとなく癒され気分で沙那がヘルプホストのスンヤを見つめていると
「遅っせぇなぁ。ブランデーの水割り作るのに一体どれだけの時間をかけてんだよ?」
シュウがガムをくちゃくちゃと噛みながらシンヤからグラスを取り上げ、ほぼブランデーの入っていない薄々ケチケチの水割りを沙那の前にドン…と置いた。
「この客は初回飲みだからいくら酒を飲んでくれたって同一料金。3,000円ポッキリしか入ってこないんだから考えて薄いの作れよ。いい感じに濃いの作ろうとしやがって馬鹿じゃねぇの?俺より年上のクセに使えないペーペーホストだな」
自分では声を抑えているつもりのシュウがシンヤの胸倉をそっと掴んで怒りをぶちまける。
うわぁ…。
何?このホスト、お客さんの前なのに最悪。
また帰りたい気分になってきたとき
「シュウさん、指名入りました!」
黒服の声が聞こえた。
「はじめまして。ヘルプでつかせていただきます、シンヤです」
前髪でほとんど目や表情が見えないような感じに加えて暗い雰囲気を身に纏ったホストが挨拶。
名刺を渡してきた。
物腰もやわらかくて話し方も丁寧で印象は悪くないのに、もったいないな。
お酒をつくるのだって手慣れた感じに見える。
…って、私がホストクラブに慣れてないからそう思うだけかな?
でも、INNOCENTの絢世さんやシズクさん以外のホストはかなり淹れ方が雑だったというか、心がこもっていない感じだった。
このシンヤさんというホストは、絢世さんやシズクさんみたいな感じ。
たかが1杯のお酒って笑われるかもしれないけど、真心みたいなものが伝わってくる感じなんだよね。
なんとなく癒され気分で沙那がヘルプホストのスンヤを見つめていると
「遅っせぇなぁ。ブランデーの水割り作るのに一体どれだけの時間をかけてんだよ?」
シュウがガムをくちゃくちゃと噛みながらシンヤからグラスを取り上げ、ほぼブランデーの入っていない薄々ケチケチの水割りを沙那の前にドン…と置いた。
「この客は初回飲みだからいくら酒を飲んでくれたって同一料金。3,000円ポッキリしか入ってこないんだから考えて薄いの作れよ。いい感じに濃いの作ろうとしやがって馬鹿じゃねぇの?俺より年上のクセに使えないペーペーホストだな」
自分では声を抑えているつもりのシュウがシンヤの胸倉をそっと掴んで怒りをぶちまける。
うわぁ…。
何?このホスト、お客さんの前なのに最悪。
また帰りたい気分になってきたとき
「シュウさん、指名入りました!」
黒服の声が聞こえた。
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