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第129話 好きだからわかったこと
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「写真が趣味の成金が撮ったっていうブレブレのやつね。そのとき、写真の内容についても詳しく教えてくれただろ。そのなかに出てきた趣味の悪い愛車の話、覚えてる?」
相師に聞かれて思い出したのは、外観は渋い黒塗りのSUV。
品のある高級車というイメージなのに、車内はかなり趣味の悪い感じに改造されていた。
ドアの内張りには金があしらわれ、ところどころに埋め込まれたダイヤモンドらしき宝石。
そんな内装がはっきり見えるようドアを開け、その隣で満面の笑みを浮かべてピースをする成金の写真が蘇ってきて気分が萎えていくのがわかる。
防犯意識が薄いのか、それくらいならたとえ誰かに盗られてもたいしたことがないのか…。
とにかく趣味が悪かったことを思い出して深く頷いた飛鷹と沙那に相師は言った。
「あのSUV、限定車で日本国内には数台しか入ってきてない。そのうえ、その残念すぎる内装って、成金の車しかないでしょ? もしそれが成金の車だったとしたら、オーナー田村尊宣と何かあるんじゃないか?って思ってね」
「SUV好きの相師だから国内に数台しかない限定車だってピンときたわけか」
「…え?でもそれだけのことでどうしてシイタケファームのオーナーが怪しいって思うんですか?」
「シイタケファームは直接ウチの会社に相談の電話をしてきたわけじゃないんだ。行方不明になった悠馬のGPSが途絶えたのがちょうどあの辺りで、目撃情報なんかを集めているときに怪しい噂を耳にしたから、俺が偶然を装って尊宣がよく行くBARで接触したんだよ」
「そこで話題を盛り上げてシイタケの生育状況についての相談を受けたのか」
「だから工場見学の話にもノリノリだったんですね?」
「あ~、バレちゃった…」
軽く笑った相師に
「なるほど。そういうわけか」
きつい表情で言いながら飛鷹はひとり納得した。
相師に聞かれて思い出したのは、外観は渋い黒塗りのSUV。
品のある高級車というイメージなのに、車内はかなり趣味の悪い感じに改造されていた。
ドアの内張りには金があしらわれ、ところどころに埋め込まれたダイヤモンドらしき宝石。
そんな内装がはっきり見えるようドアを開け、その隣で満面の笑みを浮かべてピースをする成金の写真が蘇ってきて気分が萎えていくのがわかる。
防犯意識が薄いのか、それくらいならたとえ誰かに盗られてもたいしたことがないのか…。
とにかく趣味が悪かったことを思い出して深く頷いた飛鷹と沙那に相師は言った。
「あのSUV、限定車で日本国内には数台しか入ってきてない。そのうえ、その残念すぎる内装って、成金の車しかないでしょ? もしそれが成金の車だったとしたら、オーナー田村尊宣と何かあるんじゃないか?って思ってね」
「SUV好きの相師だから国内に数台しかない限定車だってピンときたわけか」
「…え?でもそれだけのことでどうしてシイタケファームのオーナーが怪しいって思うんですか?」
「シイタケファームは直接ウチの会社に相談の電話をしてきたわけじゃないんだ。行方不明になった悠馬のGPSが途絶えたのがちょうどあの辺りで、目撃情報なんかを集めているときに怪しい噂を耳にしたから、俺が偶然を装って尊宣がよく行くBARで接触したんだよ」
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