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第24話 胸の痛み
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「玲人~、きのう笹山くんとパフェ食べに行ってたらしいじゃん?」
登校して自分の席へ着くなり、後ろに座る吉本加奈から恨めしそうな声をかけられた玲人は振り向いて苦笑いした。
しかも昨日パフェ店から出て、今後は玲人の行きたい「ちゃんこ鍋」の店へ行く約束をしたなんて絶対に秘密。
勝手に加奈ちゃんを誘うわけにはいかないもんね。
ちゃんこ鍋のおいしさに共感してもらえたうえ、
「玲人は食べるの好きなのか?」
「玲人が大食いなの意外」
など、俺の意外さで盛り上がって1時間近く話せたことも嬉しかったな。
いろいろ思い出してニヤニヤしていると、
「いいなぁ、いいなぁ~。私も笹山くんとパフェ行きたい!」
ごねはじめ、
「今度3人で行こう。お願い!取り巻き女子たちとは別日で」
両手を合わせて頼まれた。
う~ん、パフェはかなり気に入ってたみたいだし、それなら陽翔に聞いてみてもいいよね?
そりゃあ俺はできれば今後も2人で行きたいけど、昨日あんなに楽しそうにパフェの話をしてたぐらいだから、きっと取り巻き女子たちとも行くんだろうし。
「じゃあ陽翔に聞いてみるよ」
そう言って、ズキ…っと心の中が痛むのに気づく。
やっぱり嫌だなんて、いまさら言えない。
そのとき
「あ、笹山くん、こっち来るよ!いま聞いてみて!」
加奈が言った。
登校して自分の席へ着くなり、後ろに座る吉本加奈から恨めしそうな声をかけられた玲人は振り向いて苦笑いした。
しかも昨日パフェ店から出て、今後は玲人の行きたい「ちゃんこ鍋」の店へ行く約束をしたなんて絶対に秘密。
勝手に加奈ちゃんを誘うわけにはいかないもんね。
ちゃんこ鍋のおいしさに共感してもらえたうえ、
「玲人は食べるの好きなのか?」
「玲人が大食いなの意外」
など、俺の意外さで盛り上がって1時間近く話せたことも嬉しかったな。
いろいろ思い出してニヤニヤしていると、
「いいなぁ、いいなぁ~。私も笹山くんとパフェ行きたい!」
ごねはじめ、
「今度3人で行こう。お願い!取り巻き女子たちとは別日で」
両手を合わせて頼まれた。
う~ん、パフェはかなり気に入ってたみたいだし、それなら陽翔に聞いてみてもいいよね?
そりゃあ俺はできれば今後も2人で行きたいけど、昨日あんなに楽しそうにパフェの話をしてたぐらいだから、きっと取り巻き女子たちとも行くんだろうし。
「じゃあ陽翔に聞いてみるよ」
そう言って、ズキ…っと心の中が痛むのに気づく。
やっぱり嫌だなんて、いまさら言えない。
そのとき
「あ、笹山くん、こっち来るよ!いま聞いてみて!」
加奈が言った。
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