オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第34話 付き合っている人は?

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まさか屋上で陽翔から「ほかのヤツとなんかパフェに行くな」なんて言われたとは、口が裂けても言えるはずがない。

答えに戸惑う玲人に代わって
「私が玲人をちゃんこ鍋に誘ったら、笹山くんが『ごめんね、こいつ鍋系全般大キライだから』って言ってきて…。そのあと玲人が怒ったんだよね…?う~ん、なんでだろう???」
加奈が答えた。

次の瞬間、顔を覗き込んだ翡翠に
「名前は?」
とつぜん聞かれて焦る。

でも陽翔とのことを追求されるよりはマシだと
「え…、えっと…、お、俺は宇佐美玲人うさみりひと
しどろもどろになりながらもすぐに答えた。

翡翠は玲人の前の席が空いているのに気づくとイスを引いてそこに座り
「へぇ。いい名前。俺は羽乃翡翠はのひすい。よろしく」
にっこりと笑う。

その笑顔を見て
「きゃぁっ、かっこいい~!」
「翡翠くん、笑ったよ!」
「やばぁ~い」
取り巻き女子たちが口々に言うなか、翡翠は驚くようなことを言った。

「玲人って、付き合ってる人とかいるの?」
「え…?」

玲人はもちろん、取り巻き女子たちもシン…と一気に静まる。
だって、どうしていま、そんな質問?って感じ。

静まり返ったなか、「付き合っている人、いる?」翡翠はもういちど聞く。

きれいな瞳でじっと見つめられ、戸惑ってしまう。
その瞳に吸い込まれそうになりながらプルプルっと小さく首を振った玲人の耳には次の瞬間、驚くような言葉が飛び込んできた。
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