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第60話 俺のこと好きなんじゃねぇの?
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初キスを翡翠に奪われて動揺しまくっている玲人の腕を掴んだのは陽翔。
「お前、なにやってんの?ちょっと来い!」
怒っている陽翔にグイっと手が抜けそうなぐらい腕を引っ張られて、自然とカラダがついて行った。
カラオケの個室から出て、廊下を突き進んでエレベーターへ。
「…え…?ど、どこ行くの…?」
思わず聞いた玲人を陽翔が睨む。
「は?帰るんだよ!」
「で、でも、翡翠くんや加奈ちゃんは…?」
言った瞬間に玲人はエレベーターの壁側に追いやられ、バシンッと壁を叩く陽翔の怖い顔に怯えていた。
「は、陽翔…?」
「お前さぁ、俺のこと好きなんじゃねぇの?」
自分で言っておいて陽翔は耳まで真っ赤にして視線を逸らす。
え…、バレてたの…?
好きだという気持ちが本人に知られていたという恥ずかしさと、どんなふうに応えたらいいのかわからない戸惑いで言葉が出てこない。
陽翔は俺の気持ちを知ってたんだ…?
どういうことだろ。
り、理解できない…。
でも、ダメだ。
ここで答えたりなんかしたら、また仲直りが遠のいちゃう。
翡翠から言われた無視を貫こうとした玲人だったけれど。
「お前、俺のこと好きなクセに他のヤツとキスするとかあり得る?」
そう言われた瞬間、ぽろりと涙がこぼれそうになった。
どうして陽翔がそんな苦しそうな表情しているの?
もしかして、俺のことを少しでも何か思ってくれているとかだったら嬉しいけど。
自惚れかもしれないけど、そう思っていいかな?
考えても答えが出ないよ…。
やっぱり無理。
もう、陽翔に本当の気持ちを伝えなきゃ…!
玲人が決意したとき、サーっとエレベーターのドアが開いて翡翠の姿が見えた。
「お前、なにやってんの?ちょっと来い!」
怒っている陽翔にグイっと手が抜けそうなぐらい腕を引っ張られて、自然とカラダがついて行った。
カラオケの個室から出て、廊下を突き進んでエレベーターへ。
「…え…?ど、どこ行くの…?」
思わず聞いた玲人を陽翔が睨む。
「は?帰るんだよ!」
「で、でも、翡翠くんや加奈ちゃんは…?」
言った瞬間に玲人はエレベーターの壁側に追いやられ、バシンッと壁を叩く陽翔の怖い顔に怯えていた。
「は、陽翔…?」
「お前さぁ、俺のこと好きなんじゃねぇの?」
自分で言っておいて陽翔は耳まで真っ赤にして視線を逸らす。
え…、バレてたの…?
好きだという気持ちが本人に知られていたという恥ずかしさと、どんなふうに応えたらいいのかわからない戸惑いで言葉が出てこない。
陽翔は俺の気持ちを知ってたんだ…?
どういうことだろ。
り、理解できない…。
でも、ダメだ。
ここで答えたりなんかしたら、また仲直りが遠のいちゃう。
翡翠から言われた無視を貫こうとした玲人だったけれど。
「お前、俺のこと好きなクセに他のヤツとキスするとかあり得る?」
そう言われた瞬間、ぽろりと涙がこぼれそうになった。
どうして陽翔がそんな苦しそうな表情しているの?
もしかして、俺のことを少しでも何か思ってくれているとかだったら嬉しいけど。
自惚れかもしれないけど、そう思っていいかな?
考えても答えが出ないよ…。
やっぱり無理。
もう、陽翔に本当の気持ちを伝えなきゃ…!
玲人が決意したとき、サーっとエレベーターのドアが開いて翡翠の姿が見えた。
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