オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第138話 謎が謎を呼ぶ

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「当たり前じゃん!俺だって、いつ陽翔が豹変するかビクビクしながら毎日を送りたくないよ。ずっと手をつないでいたいし、ラブラブしていたいもん」

顔を赤くしながら照れ臭そうに言った玲人に
「…玲人、よくそんな恥ずかしいことを口にできるな…」
タジタジの陽翔。

そんな陽翔を見ていると、ふと疑問がわいてきて戸惑う。

照れるのはわかる。
付き合いはじめたばっかりだし、好きな人が目の前にいるのだから、俺だって心臓が壊れそうなくらいにはドキドキしてるけど…。

ちょっとウブすぎない?!

「ねぇ陽翔」
「なんだ?」

「陽翔ってさぁ、ナオと付き合ってたんだよね?」

嬉しすぎて頭から吹き飛んでいた嫌なことを思い出してそう質問した。

「そういえば、いまもナオと付き合ってるんだっけ…?」

嫌な気持ちで聞いた玲人に
「…は?」
陽翔はきょとんとした顔で首を傾げたまま聞き返す。

「誰がナオと付き合ってるって?」
「陽翔だよ。陽翔」

詰め寄る玲人にたじろぎながらも
「…は?だって俺はいま、玲人と付き合ってるだろう?」
諭すように反論した。

でもこの際とばかりに玲人も追及する。

「ふ、二股かもしれないじゃん!」
「そんなわけないだろ!二股なんてそんなこと、俺はしない」

きっぱりと言った陽翔だったけれど。

「じゃ、じゃあどうしてナオは陽翔と付き合っているなんて俺に言ったんだよ?」
「…え?」

驚く陽翔に玲人はイライラしながら事情を説明した。

「ナオが言ったんだよ。『陽翔の彼氏だよ。仲良くしてね』って。それに陽翔が山でおかしくなったときは『邪魔しないで』とも言われたし、翡翠くんからは陽翔とナオの中学時代の話だって聞いたし…」
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