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動乱編
98 疾駆
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長閑な田園地帯の街道を、数騎の馬が疾走する。
「モルゲンが、落ちた…!」
フリッツからの急報を受けて、私たちは一路、モルゲンへと馬を走らせていた。
「何の前触れもなく、大軍が押し寄せてきたんだ」
フリッツの話を思い出す。
襲撃は夜明け前の刻限だった。突然の来襲に、眠りから覚める前の街はひとたまりもなかったという。
じわりと頭の芯が痺れるような感覚――過去の記憶が、子供の頃に見た悪夢のような光景が脳裡を過る。火に包まれる村、村人を屠る兵士、地を埋める屍……ざわりと体内で湖の魔力が蠢いた。
「サイラス…落ち着いて」
エヴァがそう言って、私の背に触れてくれなかったら、私はまた魔力を暴走させていたのかもしれない。
「そう…急襲してきたのは、ベイリンなんだ…」
そう。モルゲンを襲ったのはベイリン領軍。どうして直截な暴挙に及んだのかは、まだわからない。ブルーノ様やお嬢様からの話では、王妃様の怒りを買って、ベイリン領主は失脚し、力を失ったはず…。なのに、何故?
「南部が蜂起しただろう。王国がそちらにかかりきりな今なら、辺境でドンパチやっても叩かれないと踏んだんだろう」
とは、フリッツの考えだけど。
それもあるし、今王国は、グワルフにも警戒しなきゃならなくなっている。森で暴れてたトカゲ……もとい火竜は、温泉を湧かせた後「我は自由ぞー!!」とか言ってどっかに飛んでったし。森に転がってる多数のグワルフ兵の死体を見れば、侵攻されかけていたことなど一目瞭然だ。辺境に目を向ける余裕はないだろう。
「男爵様はウィリスに、逃げてきたモルゲン領民は、とりあえずギデオン公の屋敷に避難させた。その後は知らん。すぐに出てきたから」
ダライアスは急襲を受け、すぐさまニミュエへ救援を求める早馬を飛ばしたという。ニミュエ領には、確かまだブルーノ様がいるはずだ。彼は有能だし、帝国に人脈もある。必ずこの窮状を好転させてくれると、信じている。大丈夫だ。落ち着け。まだ、希望を失うには早すぎる。表情を翳らす私をどう捉えたのか、フリッツは申し訳なさそうに眉を下げた。
「すまないな。まだ情報を集めている最中なんだ」
彼の話では、モルゲンを襲った兵は少なく見積もっても数千。彼はそんな途方もない数の敵兵の間をすり抜けてきたのだ。
「君が無事でよかった。フリッツ」
その勇気に感服しこそすれ、責めるなんて有り得ないよ。何より、君を喪わなくてよかった。ほんの少し前に、友人を――ロイを喪ったばかりで。胸に冷たい悲しみが横たわっている。感情の起伏に影響されたのか、体内の魔力が不安定だ。ともすれば暴走しそうで――ああ、ウィリスは遠い。まっすぐ帰れる保障もない。恐らく、街道の封鎖くらいしているだろう。迂回を強いられるかもしれない。
「父さん…」
王国も、ベイリンも、私の大切な人を――
胸に在るのは、言いようもない不安と焦燥、近い未来、『戦い』という直接的な手段しか選べない哀しみと己に対する嫌悪だ。
どうかみんな、無事で――
乱れる魔力に目を瞑り、黙して。私はただ馬を急がせた。
◆◆◆
モルゲンを急襲したその日に、かの街は陥落した。ダライアスは取り逃がした。奴はウィリスに、そして領民はギデオン公の屋敷に逃げこんだ。
モルゲンの街を占拠したアーロンがまず行ったのは、街道の封鎖である。敵が逃げこんだのは街道の終点。糧食を絶たれれば、多くの避難民を抱えた奴らが持ちこたえられるはずもない。予想では、備蓄は保ってせいぜい一週間。ウィリスは勿論、ギデオン公も。
「ギデオン公に使者を。我らが丁重に故郷にお送りすると伝えよ」
メドラウドの貴族は邪魔だ。下手に巻き込めば帝国を敵に回す。街道封鎖につき物資が来ないことを理由に、穏便に退去願おう。そうすれば、敵の盾は消え失せる。
広げた地図に指を這わせる。モルゲンとベイリンが合わされば、その領地は北部でも随一の大きさとなる上、帝国に開けた港の存在は大きい――いくら王妃といえども手出しはできまい。下手に攻めれば、帝国を刺激する。王妃が喚こうと、彼女を囲う臣下が黙っていない。東のグワルフと戦争中に、さらに西の帝国と険悪になる愚かな選択はしないはずだ。
それに、こちらには切り札がある。
「皇帝に親書は、届きましたかねぇ…」
『ロザリー』と名乗る奇妙な少年から得たのは、王国の意志に背いて帝国に亡命を図った貴族子息のリストと、ダライアスがそれに関わった証拠の手紙。つまり、ダライアスは王国の意思に反して、亡命の手引きをした――叛逆者。
大義名分は手に入れた。
帝国には、亡命子息の引渡しを求める。帝国にとって、ペレアスは重要な貿易相手だ。亡命貴族子息という反乱分子を匿い続けて、良好な関係に皹を入れる愚は犯さぬだろう。王国には既に、証拠書類の写しと対象貴族の爵位剥奪の請願を送ってある。アーロンとて、王妃派との繋がりを全て失ったわけではない。功績を欲しがっていた盟友の高位貴族は、喜んで情報を受け取った。
「それに…成してしまえば何とでもなりますしねぇ…」
歴史は証明しているではないか。『正義』は常に勝者の手にある、と。ベイリンは叛逆者たるモルゲン男爵を討伐すべく兵を挙げた。あのメドラウド公爵も、地位も権力も失ったダライアスなど見捨てるだろう。
古参派を討ち、帝国との繋がりも手に入れれば、娘の断罪による失点を取り返して余りある。
「無駄な希望など持たぬよう愚かな者共に教えてやりなさい。我らにつけば、地位も財産も保障すると情報を流せ」
己の前を慌ただしく行き交う部下に命じ、アーロンはうっそりと笑った。
ニミュエとの街道は封鎖し、南のヴィヴィアンにも既に手は打ってある。かの領地には、モルゲンに差し向ける援軍はいない。南部の鎮圧を理由に、アーロンの盟友が圧をかけ、出兵させたからだ。当然、街道にも盟友が目を光らせている。
大軍での総攻撃を前に、ウィリスは為す術もなく落ちるだろう。そう確信できた。
「モルゲンが、落ちた…!」
フリッツからの急報を受けて、私たちは一路、モルゲンへと馬を走らせていた。
「何の前触れもなく、大軍が押し寄せてきたんだ」
フリッツの話を思い出す。
襲撃は夜明け前の刻限だった。突然の来襲に、眠りから覚める前の街はひとたまりもなかったという。
じわりと頭の芯が痺れるような感覚――過去の記憶が、子供の頃に見た悪夢のような光景が脳裡を過る。火に包まれる村、村人を屠る兵士、地を埋める屍……ざわりと体内で湖の魔力が蠢いた。
「サイラス…落ち着いて」
エヴァがそう言って、私の背に触れてくれなかったら、私はまた魔力を暴走させていたのかもしれない。
「そう…急襲してきたのは、ベイリンなんだ…」
そう。モルゲンを襲ったのはベイリン領軍。どうして直截な暴挙に及んだのかは、まだわからない。ブルーノ様やお嬢様からの話では、王妃様の怒りを買って、ベイリン領主は失脚し、力を失ったはず…。なのに、何故?
「南部が蜂起しただろう。王国がそちらにかかりきりな今なら、辺境でドンパチやっても叩かれないと踏んだんだろう」
とは、フリッツの考えだけど。
それもあるし、今王国は、グワルフにも警戒しなきゃならなくなっている。森で暴れてたトカゲ……もとい火竜は、温泉を湧かせた後「我は自由ぞー!!」とか言ってどっかに飛んでったし。森に転がってる多数のグワルフ兵の死体を見れば、侵攻されかけていたことなど一目瞭然だ。辺境に目を向ける余裕はないだろう。
「男爵様はウィリスに、逃げてきたモルゲン領民は、とりあえずギデオン公の屋敷に避難させた。その後は知らん。すぐに出てきたから」
ダライアスは急襲を受け、すぐさまニミュエへ救援を求める早馬を飛ばしたという。ニミュエ領には、確かまだブルーノ様がいるはずだ。彼は有能だし、帝国に人脈もある。必ずこの窮状を好転させてくれると、信じている。大丈夫だ。落ち着け。まだ、希望を失うには早すぎる。表情を翳らす私をどう捉えたのか、フリッツは申し訳なさそうに眉を下げた。
「すまないな。まだ情報を集めている最中なんだ」
彼の話では、モルゲンを襲った兵は少なく見積もっても数千。彼はそんな途方もない数の敵兵の間をすり抜けてきたのだ。
「君が無事でよかった。フリッツ」
その勇気に感服しこそすれ、責めるなんて有り得ないよ。何より、君を喪わなくてよかった。ほんの少し前に、友人を――ロイを喪ったばかりで。胸に冷たい悲しみが横たわっている。感情の起伏に影響されたのか、体内の魔力が不安定だ。ともすれば暴走しそうで――ああ、ウィリスは遠い。まっすぐ帰れる保障もない。恐らく、街道の封鎖くらいしているだろう。迂回を強いられるかもしれない。
「父さん…」
王国も、ベイリンも、私の大切な人を――
胸に在るのは、言いようもない不安と焦燥、近い未来、『戦い』という直接的な手段しか選べない哀しみと己に対する嫌悪だ。
どうかみんな、無事で――
乱れる魔力に目を瞑り、黙して。私はただ馬を急がせた。
◆◆◆
モルゲンを急襲したその日に、かの街は陥落した。ダライアスは取り逃がした。奴はウィリスに、そして領民はギデオン公の屋敷に逃げこんだ。
モルゲンの街を占拠したアーロンがまず行ったのは、街道の封鎖である。敵が逃げこんだのは街道の終点。糧食を絶たれれば、多くの避難民を抱えた奴らが持ちこたえられるはずもない。予想では、備蓄は保ってせいぜい一週間。ウィリスは勿論、ギデオン公も。
「ギデオン公に使者を。我らが丁重に故郷にお送りすると伝えよ」
メドラウドの貴族は邪魔だ。下手に巻き込めば帝国を敵に回す。街道封鎖につき物資が来ないことを理由に、穏便に退去願おう。そうすれば、敵の盾は消え失せる。
広げた地図に指を這わせる。モルゲンとベイリンが合わされば、その領地は北部でも随一の大きさとなる上、帝国に開けた港の存在は大きい――いくら王妃といえども手出しはできまい。下手に攻めれば、帝国を刺激する。王妃が喚こうと、彼女を囲う臣下が黙っていない。東のグワルフと戦争中に、さらに西の帝国と険悪になる愚かな選択はしないはずだ。
それに、こちらには切り札がある。
「皇帝に親書は、届きましたかねぇ…」
『ロザリー』と名乗る奇妙な少年から得たのは、王国の意志に背いて帝国に亡命を図った貴族子息のリストと、ダライアスがそれに関わった証拠の手紙。つまり、ダライアスは王国の意思に反して、亡命の手引きをした――叛逆者。
大義名分は手に入れた。
帝国には、亡命子息の引渡しを求める。帝国にとって、ペレアスは重要な貿易相手だ。亡命貴族子息という反乱分子を匿い続けて、良好な関係に皹を入れる愚は犯さぬだろう。王国には既に、証拠書類の写しと対象貴族の爵位剥奪の請願を送ってある。アーロンとて、王妃派との繋がりを全て失ったわけではない。功績を欲しがっていた盟友の高位貴族は、喜んで情報を受け取った。
「それに…成してしまえば何とでもなりますしねぇ…」
歴史は証明しているではないか。『正義』は常に勝者の手にある、と。ベイリンは叛逆者たるモルゲン男爵を討伐すべく兵を挙げた。あのメドラウド公爵も、地位も権力も失ったダライアスなど見捨てるだろう。
古参派を討ち、帝国との繋がりも手に入れれば、娘の断罪による失点を取り返して余りある。
「無駄な希望など持たぬよう愚かな者共に教えてやりなさい。我らにつけば、地位も財産も保障すると情報を流せ」
己の前を慌ただしく行き交う部下に命じ、アーロンはうっそりと笑った。
ニミュエとの街道は封鎖し、南のヴィヴィアンにも既に手は打ってある。かの領地には、モルゲンに差し向ける援軍はいない。南部の鎮圧を理由に、アーロンの盟友が圧をかけ、出兵させたからだ。当然、街道にも盟友が目を光らせている。
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