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動乱編
109 奮起
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サイラスが敵地でスクイッグに揶揄われている頃。ウィリス村のアイザックの家では、主だった大人たちが顔を突き合わせていた。
そこへジャレッドが姿を現した。
「今んとこ敵さんに目立った動きはねぇ!キノコが有毒胞子飛ばしてるからな。軍隊はまだ引っ込んだキリだ」
「ということは、彼らはまだ対策を考えている、ということかしら」
カリスタが言った。
「サイラスめの壁は、攻城兵器でもないと越えられんだろ。フィルよ」
ギデオンの振りにフィルもまた頷く。
「ええ。しかも攻城兵器の材料となる木材は、そう簡単には取り寄せられません。強度と長さの両方を兼ね備えていなければなりませんし、壁の周辺に充満する毒にも対処しなければならない。どんなに短く見積もっても、材料を揃えるだけで数日はかかるでしょう」
つまり、サイラスは強制的に戦争を止めたのだ。敵に捕らわれてまで。恐らく、先日のニマム村の一件で決意したのだ。己の身体を魔物に差し出すと。
「あの子は、ブルーノ様を慕っていました」
アイザックがポツリと呟いた。その顔は、すっかり憔悴して、暗い。膝の上で握りしめた拳は、微かに震えていた。
「あの子なりの贖罪なんです。ああなったら…もう、止められません。あの子はいずれ…」
その身を、魂までも魔に吞まれる――強大な力の代償に。無償で得られるモノなどないのだから。それは、近い将来必ずしっぺ返しが来るということだった。
「サイラスを討たねばならぬのか…」
ギデオンの声にも沈痛さが滲む。先日、彼が使った魔法――《暴食》は、人間程度の魔力では決して使えないものだ。故に魔に身を捧げねば使えない――大罪魔術とされているのだから。それを使えてしまったサイラスは、既に魔物になりかけている。そうでなければ、あの魔法も、村を護るように聳える壁も説明がつかない。
「なんとか…ならぬかのう。あの子は村を豊かにしたい一心で。優しい子なんじゃ」
ヘクターが絞り出すように言った。それは、この場にいる面々も同じ気持ちだったのだろう。どうして、そこまでして村を守った少女を簡単に討てるというのだろう。彼らに限らず、このウィリスに住まう人々にとって、彼女は紛れもなく『人間』なのだ。かけがえのない。けれど…
事実は重くのしかかる。
◆◆◆
「お父様…」
空が茜色に染まる時刻。
オフィーリアは、少し前に佇む人影に声をかけた。
「もう、お帰り下さい。皆がお父様のご指示を待っていますわ」
娘の願いに、ダライアスはゆるゆると振り返った。逆光でその表情は窺えないが。彼の後にある光景で、その目的は見てとることができた。そう――彼の前には、かつて水車小屋が建っていた長閑な村があった。今は、見る影もないニマム村が。無残に壊された家々の瓦礫が、一面を掘り返された地面に突き刺さるように残っている。
ここで、彼の息子は奈落に吞まれた。
父は悼みに来たのだ。遺体すらない息子を。
「お父様…」
今一度、先程より低い声でオフィーリアは父を呼んだ。
「もう、十分…お兄様を悼む時間を差し上げました」
声が震える。父は、己にも人にも厳しい人だから。今から言うことは、確実に父を怒らせるだろうから。
「もうじき夜になります。これ以上ここにいらっしゃるというなら、もはや貴方に領主の資格はございません」
父の返答はない。オフィーリアは言葉を重ねた。
「ここで朽ちるというのなら、女の私が領主になりましょう」
「何をバカな。女が領主など…」
ようやく父が言葉を返した。しかし、その声に覇気は無い。
「バカは貴方ですわ。情けない。今のお父様は、女が領主をやるにも劣りましてよ?…お兄様も、さぞ軽蔑なさいましょう」
「なに?!」
カッと目を剥いたであろう父が恐ろしい。けれど、これでいい。
「私は間違ったことなど申しておりません!」
負けじと怒鳴り返した。
「時間は有限なのですよ?あの壁はいつまでも私たちを護ってはくれない。メドラウドも閉じこめられた村をいつまで支援するというのですか!サイラスもいないのに!動かなければ自滅は確実!お兄様も犬死に」
「黙れ!!」
バシン!
衝撃を辛うじて足を突っ張って耐えた。
「口ばかりの女を叩くのは、貴方自身が弱くて情けないからです…」
俯けた顔をグイと持ち上げて、オフィーリアは父の胸ぐらを掴んだ。
「貴方は!領主です!!」
娘の気迫に、さしもの父もグッと口を噤んだ。
「その一挙手一投足に!全ての領民の運命がかかっている!!お忘れですか!!」
胸ぐらを解放し、まっすぐウィリス村への道を示す。
「お帰り下さい…指揮を、お執り下さい」
ミルクティー色の巻き毛の愛らしい少女はもはやいない。ダライアスにも怯まぬ領主の娘が、そこにいた。
◆◆◆
夜の帳が下りた時刻。
カリスタたちの集う部屋に、ダライアスが娘を伴い入ってきた。貴族の正装を纏って。
「皆、聞け!」
ダライアスは集まる面々を睥睨した。
「我らは!これよりモルゲン奪還に向け動く!!壁を超え、敵陣に攻めこむのだ!」
張りのある声に、部下たちが目を瞠る。
「無論!サイラスも取り返す!!アーロンなどにはやらぬ!必ず救出するのだ!!」
その言葉に部下達はどよめいた。なぜなら『彼女』は、魔物に…
「今更何を恐れる!!アレはニマムと同じ現象を引き起こした!だが!!アレが産まれる遥か昔から、我らは『魔の森』たるバケモノと隣り合ってきたではないか!!」
ダライアスは力説した。自分たちには、かのバケモノと契約し、意思を疎通してきた歴史があると。積み上げてきた知識があると。
「現実を見よ!敵は!『魔の森』にあらず!!」
その声は力強く。思わず吞まれるような気迫があった。
(そうよ。何を怖じ気づいているの…!)
カリスタは自分たちを鼓舞する領主を見つめた。あの方が命じるのだ。どうして背を向けられよう。
「皆!ベイリンに目にもの見せてやろうぞ!!」
もう、後戻りはできないのだ。わかっているのは、祈っていても何も変わらないということ。
「古き伝説など恐るるに足らず!!我も加勢する!!」
ギデオンもまた立ち上がった。他の面々も彼に続く。戦意を漲らせた部下に、領主は今一度声を張り上げた。
「モルゲン領主ダライアスが命じる!!我が領を奪還せよ!!」
そこへジャレッドが姿を現した。
「今んとこ敵さんに目立った動きはねぇ!キノコが有毒胞子飛ばしてるからな。軍隊はまだ引っ込んだキリだ」
「ということは、彼らはまだ対策を考えている、ということかしら」
カリスタが言った。
「サイラスめの壁は、攻城兵器でもないと越えられんだろ。フィルよ」
ギデオンの振りにフィルもまた頷く。
「ええ。しかも攻城兵器の材料となる木材は、そう簡単には取り寄せられません。強度と長さの両方を兼ね備えていなければなりませんし、壁の周辺に充満する毒にも対処しなければならない。どんなに短く見積もっても、材料を揃えるだけで数日はかかるでしょう」
つまり、サイラスは強制的に戦争を止めたのだ。敵に捕らわれてまで。恐らく、先日のニマム村の一件で決意したのだ。己の身体を魔物に差し出すと。
「あの子は、ブルーノ様を慕っていました」
アイザックがポツリと呟いた。その顔は、すっかり憔悴して、暗い。膝の上で握りしめた拳は、微かに震えていた。
「あの子なりの贖罪なんです。ああなったら…もう、止められません。あの子はいずれ…」
その身を、魂までも魔に吞まれる――強大な力の代償に。無償で得られるモノなどないのだから。それは、近い将来必ずしっぺ返しが来るということだった。
「サイラスを討たねばならぬのか…」
ギデオンの声にも沈痛さが滲む。先日、彼が使った魔法――《暴食》は、人間程度の魔力では決して使えないものだ。故に魔に身を捧げねば使えない――大罪魔術とされているのだから。それを使えてしまったサイラスは、既に魔物になりかけている。そうでなければ、あの魔法も、村を護るように聳える壁も説明がつかない。
「なんとか…ならぬかのう。あの子は村を豊かにしたい一心で。優しい子なんじゃ」
ヘクターが絞り出すように言った。それは、この場にいる面々も同じ気持ちだったのだろう。どうして、そこまでして村を守った少女を簡単に討てるというのだろう。彼らに限らず、このウィリスに住まう人々にとって、彼女は紛れもなく『人間』なのだ。かけがえのない。けれど…
事実は重くのしかかる。
◆◆◆
「お父様…」
空が茜色に染まる時刻。
オフィーリアは、少し前に佇む人影に声をかけた。
「もう、お帰り下さい。皆がお父様のご指示を待っていますわ」
娘の願いに、ダライアスはゆるゆると振り返った。逆光でその表情は窺えないが。彼の後にある光景で、その目的は見てとることができた。そう――彼の前には、かつて水車小屋が建っていた長閑な村があった。今は、見る影もないニマム村が。無残に壊された家々の瓦礫が、一面を掘り返された地面に突き刺さるように残っている。
ここで、彼の息子は奈落に吞まれた。
父は悼みに来たのだ。遺体すらない息子を。
「お父様…」
今一度、先程より低い声でオフィーリアは父を呼んだ。
「もう、十分…お兄様を悼む時間を差し上げました」
声が震える。父は、己にも人にも厳しい人だから。今から言うことは、確実に父を怒らせるだろうから。
「もうじき夜になります。これ以上ここにいらっしゃるというなら、もはや貴方に領主の資格はございません」
父の返答はない。オフィーリアは言葉を重ねた。
「ここで朽ちるというのなら、女の私が領主になりましょう」
「何をバカな。女が領主など…」
ようやく父が言葉を返した。しかし、その声に覇気は無い。
「バカは貴方ですわ。情けない。今のお父様は、女が領主をやるにも劣りましてよ?…お兄様も、さぞ軽蔑なさいましょう」
「なに?!」
カッと目を剥いたであろう父が恐ろしい。けれど、これでいい。
「私は間違ったことなど申しておりません!」
負けじと怒鳴り返した。
「時間は有限なのですよ?あの壁はいつまでも私たちを護ってはくれない。メドラウドも閉じこめられた村をいつまで支援するというのですか!サイラスもいないのに!動かなければ自滅は確実!お兄様も犬死に」
「黙れ!!」
バシン!
衝撃を辛うじて足を突っ張って耐えた。
「口ばかりの女を叩くのは、貴方自身が弱くて情けないからです…」
俯けた顔をグイと持ち上げて、オフィーリアは父の胸ぐらを掴んだ。
「貴方は!領主です!!」
娘の気迫に、さしもの父もグッと口を噤んだ。
「その一挙手一投足に!全ての領民の運命がかかっている!!お忘れですか!!」
胸ぐらを解放し、まっすぐウィリス村への道を示す。
「お帰り下さい…指揮を、お執り下さい」
ミルクティー色の巻き毛の愛らしい少女はもはやいない。ダライアスにも怯まぬ領主の娘が、そこにいた。
◆◆◆
夜の帳が下りた時刻。
カリスタたちの集う部屋に、ダライアスが娘を伴い入ってきた。貴族の正装を纏って。
「皆、聞け!」
ダライアスは集まる面々を睥睨した。
「我らは!これよりモルゲン奪還に向け動く!!壁を超え、敵陣に攻めこむのだ!」
張りのある声に、部下たちが目を瞠る。
「無論!サイラスも取り返す!!アーロンなどにはやらぬ!必ず救出するのだ!!」
その言葉に部下達はどよめいた。なぜなら『彼女』は、魔物に…
「今更何を恐れる!!アレはニマムと同じ現象を引き起こした!だが!!アレが産まれる遥か昔から、我らは『魔の森』たるバケモノと隣り合ってきたではないか!!」
ダライアスは力説した。自分たちには、かのバケモノと契約し、意思を疎通してきた歴史があると。積み上げてきた知識があると。
「現実を見よ!敵は!『魔の森』にあらず!!」
その声は力強く。思わず吞まれるような気迫があった。
(そうよ。何を怖じ気づいているの…!)
カリスタは自分たちを鼓舞する領主を見つめた。あの方が命じるのだ。どうして背を向けられよう。
「皆!ベイリンに目にもの見せてやろうぞ!!」
もう、後戻りはできないのだ。わかっているのは、祈っていても何も変わらないということ。
「古き伝説など恐るるに足らず!!我も加勢する!!」
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