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建国~黎明~編
148 呪いの解ける時
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こくり、とレダが『女神の涙』を飲み込んだ直後、彼女を覆い隠すほどの眩い光が弾けた。
「?!」
レダを中心に、魔力の波動が広がる。湖の湖面が波立ち、水滴が光を反射してキラキラと辺り一面に飛び散った。そして――
そう 月の光が淡く照らす
菱形の粗末な布張り窓を
その滴で優しく濡らす
夢の中で聞いた声だ。でも、今までは、耳鳴りのように何重にもぼやけた声が、はっきりと聞こえる。
ご覧なさい
波打つドレスを纏い
バルコニーに立つ宮殿の主
星散りばめた美しい夜と
眠りに沈む湖を眺めている
光が収束し、やがてその中から見たこともないほど神々しい美しさを湛えた女が現れた。
水色とも白ともつかないドレスが、波動の余波に揺れている。長い金髪は、ゆらゆらと肩から背に流れ、中性的な顔立ちは、穏やかに微笑んでいるようだった。彼女の唇が、はっきりと言葉を紡ぐ。
さざ波は流れに揺蕩う水の精霊たち
すべての流れは曲がりくねった小径
水の宮殿へと連れてゆくの
私の宮殿はね
振り仰いだ場所には、崩壊したはずの白亜の宮殿が、
流れに護られ 湖の底深く
火と土と風の大三角
その只中に在るのです
傷一つない姿を取り戻し、湖以外何もなかった宮殿の周囲には、緑の森が広がっていた。
聞いて!お聞きなさい!
その声は、心なしか弾んでいて。オンディーヌがフフッと微笑んだ。
私の父はさざめく水を榛の木の若木で打ち鎮め
妹たちは腕に泡を纏わせて
睡蓮やグラジオラス咲く瑞々しい緑の島を優しく撫でたり
釣り糸を垂れる長いお髭の老いぼれ柳をからかっているの
気がつけば、オンディーヌの姿もレダの姿も消えていた。
「呪いが解けたの。いや~、美しい女人じゃったのぅ~」
ワシ、ここに住もうかの~、と火竜が呑気そうに言う。あ!火竜の羽を縛ってた光魔法の糸が消えてる!目も治ってるし!
「おまえの傷も消えたか?」
アルに指摘されて……そういや体、痛くないわ。頭をもたげて振り返れば、鱗は艶を取り戻し、クラゲの咬み痕みたいな光魔法の傷も跡形もなく消えていた。魔力も戻ったっぽい。……まあ、邪竜は邪竜のまんまなんだけど。
「ガウッガウウ!!(バーカバーカ!)」
…うん。相変わらず、声帯も竜のまんまだね。
「おまえ……俺のことバカっつったろ」
「ガッ(ヤベッ)」
本心じゃないって!なんでさっきより正確に伝わってるんだよ!
「サ~ア~ラ~」
ふわぁ!アルが魔王様にぃっ!違う!これは…そう、マイクのテスト中なんだ!
しかし、二度目はダメだったらしく。アルがガシッと私の顔を掴んだのにビビった私は、身を翻そうとして…
ぎゅむっ
「あ!」
アルが気づいて引き留めたが、遅かった。『女神の涙』争奪戦でアルを捕まえたとき、私、体の長さをいいことにクネクネしまくったから…
【問】縺れた紐を引っ張ったらどうなりますか?
【答】結び目ができる
「キュオォォーン…(ぐえぇ)」
宮殿の露台に、私の情けない鳴き声がこだました。
◆◆◆
「ほら、こっちに頭を通せ」
アルとレダにまで手伝ってもらって、こんがらかった私の体を解く作業を始めてしばし。
ようやく私は結び目のない体に戻ることができた。ハァ~。死ぬかと思った。ホッとしたところで、アルが不意に私の額を撫でた。
「なぁ…俺はもう、サアラと言葉を交わすこともできないのか?『邪竜』の姿から、戻ることもできないのか?」
静かに問う声には、隠しきれない悲しみがあって。私は彼の手に額を軽く押しつけた。私も、貴方と話したいよ。できることなら。
「キュオォーン…(貴方が好き…)」
「サアラ?」
戸惑うアルに、私は悲しくなった。
もう…今更素直になったって、貴方に通じないんだね。
「ガルル…ガウッ!ガウッ!(好き!好きなのっ…!)」
「どうしたんだサアラ。何が言いたいんだ?」
「キュオォーン…(アル…)」
「もしかして体の具合が悪いのか?さっき結び目が五つもあったもんな?」
「ガウッ!(違うよっ!)」
…結び目ができたのは、半分はアルのせいだからなっ!…もう。
「お~い、そこの矮小なる人間共!」
火竜だ。羽が自由になったので、湖の上をパタパタと飛んでいる。
「おまえたちはこの姿を『邪竜』と呼んでおるのか。これじゃから人間は矮小じゃと言うのじゃ~」
笑われたことにムッとしたのだろう。アルが火竜を睨みつけた。しかし、火竜はどこ吹く風だ。
「人間は、ちょいと賢いからと言って何でもかんでも名前をつけて、マウント取った気になっておる。実に愚かで妙ちくりんな生き物ぞな~」
「…何が言いたい?」
低く問うアルに。
「さっきからおまえたちは『邪竜』『邪竜』と。己が己に『名前』をかけて人間ではないだの、通じぬだのごちゃごちゃごちゃごちゃ…。実に滑稽ぞな~」
火竜は湖の上からせせら笑った。
「あの湖の精霊の呪いが消えた時点で、呪いなぞ綺麗さっぱり消えておるのだ。もっとも、その元人間はもう真人間には戻らぬがの。しかし、小坊主よ、」
火竜がアルを見下ろした。
「そなた、そこの女人が真人間でなければ受け入れられぬか?そこの女人もじゃ。己が真人間でないのを、やれ『悪』だ何だと忌み嫌っておるのは、そなた自身ぞな~」
「ガウッ?(どういうこと?)」
「要は気の持ちようぞな~」
……。
気の持ちよう…。
私たちは、乙女ゲームのシナリオだからと、この体を勝手に『悪役』だと、人間とは相容れないモノだと決めつけていた……そういうことなの?
はじめから『邪竜』なんか、いなかった?
いや、今更言われたって…。
「そもそもそなた、変わったのは種族だけぞな~」
そんな簡単に、何でもないことみたいに言わないでよ。人間と竜じゃ、えらい違いだよ?
「サアラは消えていない。これはサアラなんだろ?だったら俺の意思は変わらない。ただ…」
アルが緑玉の瞳を柔らかく細めた。
「贅沢な願いかもしれないが、なんとか意思疎通がしたいな」
そんなアルを、火竜は「そこよ、」と窘める。
「その『できない』とか決めつけた上で言っとるじゃろう?それが矮小なる人間の矮小なるところよ。『当たり前』を変えるのじゃ~」
「無茶言うな」
「……。」
…そうか。
人間の私は消えていないんだ。
確かに体はこんな風になっちゃったけど。中身は変質もしていないし、ましてや消失もしていない。私は変わらずここにいるんだ。
私、魔物になって、竜になって、諦めていたんだ。もう、どうしようもないと。でも、それって何の根拠もないんだ…。
…ここは、厨二的思考に切り替えよう。
【問】人間が『邪竜』になりました。その心は?
【答】第二形態
あ、そっか。第二形態か~。納得。ラスボスによくある設定だ。うん。
じゃあ、バージョンダウンすればいい。腑に落ちたら、なんだか霧が晴れたような気分だった。
でもその前に。
『アル。私が魔物でも竜でも、愛してくれる?』
「サアラ?!…ッ今!?」
アルがびっくりしている。ふふ…ファンタジーなら『念話』、できるかなって思ったんだ。ちゃんと通じた。よし!元気出てきた!
『ア、ル。返事、聞かせて?』
我ながら我が儘で意地悪な質問だなぁって思う。恋人の愛を試しているんだもん。
「サアラ……俺はおまえがおまえなら、種族なんてどうでもいいんだ。だが、」
私の顔に身を寄せ、アルもまた悪戯っぽく笑った。
「できれば人型の女になって欲しい。男だからな。おまえを抱きたい」
『フフフッ。正直でよろしい』
じゃあ、やってみようかな。上機嫌で魔力を練る。
《遡行》!
漆黒の鱗が舞い上がり、キラキラと光の粒子になって空に溶けて。漆黒の竜体が消えた。
◆◆◆
「アル!」
光の名残から出てきた少女が、勢いよく胸に飛びこんできた。軽い衝撃に遅れて、茶色の髪が白い肩を流れる。アルフレッドは華奢な体を抱きとめた。こちらを見上げる澄んだ空色の瞳、そして――滑らかで、吸いつくように柔らかな肌。
「サアラ?!」
なんでサアラ、服着てないの?!
いや、嬉しいけどっ!普段淡泊な恋人が、一糸まとわぬ魅惑の裸体で胸に飛びこんで来るなんて、ラッキースケベの神様にスライディング土下座で感謝したいくらいだけど!
「ッ!」
…ここで理性崩壊するのもどうかと思う。火竜も見ているし。
アルフレッドは、急いでジャケットを脱ぐと恋人に着せかけた。…セーフ!
…まあ、でも。
アルフレッドは、足元に落ちていた魔除けのイヤリングを拾いあげ、腕の中の恋人の耳につけた。淡く、笑む。
「おかえり、サアラ」
「?!」
レダを中心に、魔力の波動が広がる。湖の湖面が波立ち、水滴が光を反射してキラキラと辺り一面に飛び散った。そして――
そう 月の光が淡く照らす
菱形の粗末な布張り窓を
その滴で優しく濡らす
夢の中で聞いた声だ。でも、今までは、耳鳴りのように何重にもぼやけた声が、はっきりと聞こえる。
ご覧なさい
波打つドレスを纏い
バルコニーに立つ宮殿の主
星散りばめた美しい夜と
眠りに沈む湖を眺めている
光が収束し、やがてその中から見たこともないほど神々しい美しさを湛えた女が現れた。
水色とも白ともつかないドレスが、波動の余波に揺れている。長い金髪は、ゆらゆらと肩から背に流れ、中性的な顔立ちは、穏やかに微笑んでいるようだった。彼女の唇が、はっきりと言葉を紡ぐ。
さざ波は流れに揺蕩う水の精霊たち
すべての流れは曲がりくねった小径
水の宮殿へと連れてゆくの
私の宮殿はね
振り仰いだ場所には、崩壊したはずの白亜の宮殿が、
流れに護られ 湖の底深く
火と土と風の大三角
その只中に在るのです
傷一つない姿を取り戻し、湖以外何もなかった宮殿の周囲には、緑の森が広がっていた。
聞いて!お聞きなさい!
その声は、心なしか弾んでいて。オンディーヌがフフッと微笑んだ。
私の父はさざめく水を榛の木の若木で打ち鎮め
妹たちは腕に泡を纏わせて
睡蓮やグラジオラス咲く瑞々しい緑の島を優しく撫でたり
釣り糸を垂れる長いお髭の老いぼれ柳をからかっているの
気がつけば、オンディーヌの姿もレダの姿も消えていた。
「呪いが解けたの。いや~、美しい女人じゃったのぅ~」
ワシ、ここに住もうかの~、と火竜が呑気そうに言う。あ!火竜の羽を縛ってた光魔法の糸が消えてる!目も治ってるし!
「おまえの傷も消えたか?」
アルに指摘されて……そういや体、痛くないわ。頭をもたげて振り返れば、鱗は艶を取り戻し、クラゲの咬み痕みたいな光魔法の傷も跡形もなく消えていた。魔力も戻ったっぽい。……まあ、邪竜は邪竜のまんまなんだけど。
「ガウッガウウ!!(バーカバーカ!)」
…うん。相変わらず、声帯も竜のまんまだね。
「おまえ……俺のことバカっつったろ」
「ガッ(ヤベッ)」
本心じゃないって!なんでさっきより正確に伝わってるんだよ!
「サ~ア~ラ~」
ふわぁ!アルが魔王様にぃっ!違う!これは…そう、マイクのテスト中なんだ!
しかし、二度目はダメだったらしく。アルがガシッと私の顔を掴んだのにビビった私は、身を翻そうとして…
ぎゅむっ
「あ!」
アルが気づいて引き留めたが、遅かった。『女神の涙』争奪戦でアルを捕まえたとき、私、体の長さをいいことにクネクネしまくったから…
【問】縺れた紐を引っ張ったらどうなりますか?
【答】結び目ができる
「キュオォォーン…(ぐえぇ)」
宮殿の露台に、私の情けない鳴き声がこだました。
◆◆◆
「ほら、こっちに頭を通せ」
アルとレダにまで手伝ってもらって、こんがらかった私の体を解く作業を始めてしばし。
ようやく私は結び目のない体に戻ることができた。ハァ~。死ぬかと思った。ホッとしたところで、アルが不意に私の額を撫でた。
「なぁ…俺はもう、サアラと言葉を交わすこともできないのか?『邪竜』の姿から、戻ることもできないのか?」
静かに問う声には、隠しきれない悲しみがあって。私は彼の手に額を軽く押しつけた。私も、貴方と話したいよ。できることなら。
「キュオォーン…(貴方が好き…)」
「サアラ?」
戸惑うアルに、私は悲しくなった。
もう…今更素直になったって、貴方に通じないんだね。
「ガルル…ガウッ!ガウッ!(好き!好きなのっ…!)」
「どうしたんだサアラ。何が言いたいんだ?」
「キュオォーン…(アル…)」
「もしかして体の具合が悪いのか?さっき結び目が五つもあったもんな?」
「ガウッ!(違うよっ!)」
…結び目ができたのは、半分はアルのせいだからなっ!…もう。
「お~い、そこの矮小なる人間共!」
火竜だ。羽が自由になったので、湖の上をパタパタと飛んでいる。
「おまえたちはこの姿を『邪竜』と呼んでおるのか。これじゃから人間は矮小じゃと言うのじゃ~」
笑われたことにムッとしたのだろう。アルが火竜を睨みつけた。しかし、火竜はどこ吹く風だ。
「人間は、ちょいと賢いからと言って何でもかんでも名前をつけて、マウント取った気になっておる。実に愚かで妙ちくりんな生き物ぞな~」
「…何が言いたい?」
低く問うアルに。
「さっきからおまえたちは『邪竜』『邪竜』と。己が己に『名前』をかけて人間ではないだの、通じぬだのごちゃごちゃごちゃごちゃ…。実に滑稽ぞな~」
火竜は湖の上からせせら笑った。
「あの湖の精霊の呪いが消えた時点で、呪いなぞ綺麗さっぱり消えておるのだ。もっとも、その元人間はもう真人間には戻らぬがの。しかし、小坊主よ、」
火竜がアルを見下ろした。
「そなた、そこの女人が真人間でなければ受け入れられぬか?そこの女人もじゃ。己が真人間でないのを、やれ『悪』だ何だと忌み嫌っておるのは、そなた自身ぞな~」
「ガウッ?(どういうこと?)」
「要は気の持ちようぞな~」
……。
気の持ちよう…。
私たちは、乙女ゲームのシナリオだからと、この体を勝手に『悪役』だと、人間とは相容れないモノだと決めつけていた……そういうことなの?
はじめから『邪竜』なんか、いなかった?
いや、今更言われたって…。
「そもそもそなた、変わったのは種族だけぞな~」
そんな簡単に、何でもないことみたいに言わないでよ。人間と竜じゃ、えらい違いだよ?
「サアラは消えていない。これはサアラなんだろ?だったら俺の意思は変わらない。ただ…」
アルが緑玉の瞳を柔らかく細めた。
「贅沢な願いかもしれないが、なんとか意思疎通がしたいな」
そんなアルを、火竜は「そこよ、」と窘める。
「その『できない』とか決めつけた上で言っとるじゃろう?それが矮小なる人間の矮小なるところよ。『当たり前』を変えるのじゃ~」
「無茶言うな」
「……。」
…そうか。
人間の私は消えていないんだ。
確かに体はこんな風になっちゃったけど。中身は変質もしていないし、ましてや消失もしていない。私は変わらずここにいるんだ。
私、魔物になって、竜になって、諦めていたんだ。もう、どうしようもないと。でも、それって何の根拠もないんだ…。
…ここは、厨二的思考に切り替えよう。
【問】人間が『邪竜』になりました。その心は?
【答】第二形態
あ、そっか。第二形態か~。納得。ラスボスによくある設定だ。うん。
じゃあ、バージョンダウンすればいい。腑に落ちたら、なんだか霧が晴れたような気分だった。
でもその前に。
『アル。私が魔物でも竜でも、愛してくれる?』
「サアラ?!…ッ今!?」
アルがびっくりしている。ふふ…ファンタジーなら『念話』、できるかなって思ったんだ。ちゃんと通じた。よし!元気出てきた!
『ア、ル。返事、聞かせて?』
我ながら我が儘で意地悪な質問だなぁって思う。恋人の愛を試しているんだもん。
「サアラ……俺はおまえがおまえなら、種族なんてどうでもいいんだ。だが、」
私の顔に身を寄せ、アルもまた悪戯っぽく笑った。
「できれば人型の女になって欲しい。男だからな。おまえを抱きたい」
『フフフッ。正直でよろしい』
じゃあ、やってみようかな。上機嫌で魔力を練る。
《遡行》!
漆黒の鱗が舞い上がり、キラキラと光の粒子になって空に溶けて。漆黒の竜体が消えた。
◆◆◆
「アル!」
光の名残から出てきた少女が、勢いよく胸に飛びこんできた。軽い衝撃に遅れて、茶色の髪が白い肩を流れる。アルフレッドは華奢な体を抱きとめた。こちらを見上げる澄んだ空色の瞳、そして――滑らかで、吸いつくように柔らかな肌。
「サアラ?!」
なんでサアラ、服着てないの?!
いや、嬉しいけどっ!普段淡泊な恋人が、一糸まとわぬ魅惑の裸体で胸に飛びこんで来るなんて、ラッキースケベの神様にスライディング土下座で感謝したいくらいだけど!
「ッ!」
…ここで理性崩壊するのもどうかと思う。火竜も見ているし。
アルフレッドは、急いでジャケットを脱ぐと恋人に着せかけた。…セーフ!
…まあ、でも。
アルフレッドは、足元に落ちていた魔除けのイヤリングを拾いあげ、腕の中の恋人の耳につけた。淡く、笑む。
「おかえり、サアラ」
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