2 / 48
1章 ハーレムキングの目覚め 編
ハーレムキングは第一村人に会う
しおりを挟む
森を抜けると、そこには舗装されていない土の道が一本、緩やかに丘へと続いていた。
「ふむ。つまり、この道を進めば村か町があるってことだな。服さえあれば完璧なんだが」
とりあえず、腰に大きめの葉っぱを一枚巻いてみた。
前面のブツはこれで隠せるが、尻の割れ目については丸出しだ。
どう見ても不審者だ。いや、どう見てもどころじゃない。紛れもなく、完璧な不審者である。
「これは困った……」
オレは木の幹にもたれて思案した。ハーレムキングに羞恥心はない。
だが、相手にドン引きされる状況は避けたい。 それはただの非効率だ。
何度もいうが恋はタイミングが命だ。
非効率なことをする意味はない。
「……うむ、こうなれば他人の好意に頼るしかないな。ふはははははっ! ハーレム計画、初手は衣装調達といこう!」
そうして、オレは道を進み始めた。堂々とした姿勢で、王のごとく!
しばらく歩くと、木々の隙間から瓦屋根の家並みが見えてきた。想像よりも文明の進んだ村だ。
人影もちらほら見える。農作業をしている男たち。洗濯物を干す老婆。小さな子どもが犬を追いかけて走り回る。
そして、村の外れ。井戸の前にいたのは、一人の少女だった。
腰まで伸びる赤茶の髪を三つ編みにして、ごわっとしてそうなワンピースを着ている。
年の頃は十六、七くらいだろうか。
うつむきがちにバケツを持っていて、村娘感がすごい。
これぞ、THE ムラムスメ である。
「ふむ、ちょうどいい」
オレは一度、深呼吸をしてから歩み寄った。大丈夫。落ち着け。ハーレムキングに躊躇はない。
「お嬢さん、少しよろしいか?」
「……えっ?」
少女が顔を上げると同時に、オレは全力の笑みを浮かべた。王の微笑みである。
「実は、森で目覚めたら全裸だったのだ。申し訳ないが、服を譲っていただけないだろうか? もちろん、下心はない。いや、嘘をついた。正直に言おう。下心はある。だが、その下心を悪用するつもりはない! 神に誓おう!」
「……」
少女は一瞬、言葉を失い——それから顔を真っ赤にして、悲鳴を上げた。
ふむ、ダメだったようだ。
「ぎゃあああああああああああああっ!!???」
全力で石を投げられた。頭に直撃。
ついでと言わんばかりに、井戸から汲んだばかりの冷たい水をぶっかけられ、オレはびしょ濡れになった。
ちょっとしたシャワーだな。このままでは王としての威厳を失ってしまいかねない。
オレは少女を呼び止めた。
「待ってくれお嬢さん! 話せばわかる! 愛は誠実さの中にこそ——」
「ヘンタイいいいいい!! こっち来ないでえええ!!」
全力で逃げていく少女。こちらに振り返りながらも、大小様々な石を投げつけてきた。
「……ふははははっ……! 面白い。実に面白いぞ、この世界!」
何度でも言おう。最初の印象が最悪でも、そこから始まるのが恋というものだ。
オレはまだ名前も知らない少女に向かって、手を振った。
「次に会う時には、服を借りるだけじゃない。きっと君の笑顔ももらってみせよう!」
オレの声はおそらく少女の耳には届いていない。だが、それでいい。
今回はたまたま縁がなかっただけだ。次のチャンスを見つけることにしよう。
「さて、村に入ろうか」
村の入口まで来て、オレは一度立ち止まった。
先ほどの少女もこの村の村人だろう。
村には彼女以外にも人はいる。目立ちすぎないよう、拾った葉っぱを追加で三枚ほど腰に巻いた。
これで丸出しだった背面の割れ目がしっかりと隠れたぞ。
「完璧だな」
視線は相変わらず痛いが、気にしない。オレは今、女の子に服をもらうために生きている。
村の通りを堂々と歩くと、当然のように注目を浴びた。
「あの人、裸……?」
「いや、葉っぱをつけてるぞ?」
「ギリ裸ではないのか?」
「誰か通報してー! 近くの街の騎士を呼んで!」
泣きそうになっている子どもを、若い母親が慌てて連れ去る。
おばあさんが手に持った杖でこちらを小突こうとしている。
野良猫が毛を逆立てて威嚇している。
ふむ、警戒されているのは明白だな。
「皆、落ち着いてくれ! オレは敵ではない!」
そう叫んだ瞬間、がつんと音を立てて、背後から何かがオレの頭に当たった。
今日はよく頭に衝撃が走る日だな。
今度はどこのかわい子ちゃんだ?
「……なにをしてるんですか、あなたは」
振り返ると、そこには見習い神官風の少女が立っていた。
肩まで伸びる艶のある銀髪、白いロングローブ、そして……怒りに震える手に持った木の杖。
「服を……着なさい、今すぐに」
「お嬢さん。すまないが——」
「言い訳は結構。早急に服を着ないと痛い目見ますよ!」
「いや、違うんだ」
「何が違うんですか!」
「正直に言おう。服がないんだ!」
「はぁ!? じゃあ、そんな格好で村に来るなぁぁぁっ!!!」
今度は真正面から一撃。がつん。
頭がぐらついたが、心は揺るがない。本日三度目の衝撃だ。
痛くはない。
王は寛大なのだ。その程度の不敬は許して然るべし。
「落ち着いてくれ。オレは変質者ではない。ただの服なし王だ」
「頭がおかしいの!?」
「オレの頭は誰よりも正常だ。ところで、君のその容姿はとても優れている。神に仕えるその清らかな姿、実に美しい。さらりと流れる銀髪もさることながら、純白のロングローブは清潔感の象徴だろう。ふむ……本当に美しい。惚れ惚れする!」
「な、なんか嫌な気はしないけど……話を逸らそうとしてませんか!?」
「無論だ。折行って相談があるのだが、お嬢さん、余った服があるなら少しだけ、ほんの少しだけでいいんだ……王であるオレに恵んでくれないか?」
じっと見つめると、少女の顔がぴくりと引きつった。
惚れられた……というわけではない。単に畏怖されているようだ。言い換えるならドン引きってやつか?
「……もういいです。そこでちょっと待っててください。すぐ、持ってきますから。これ以上あなたを放っておくと村の混乱がおさまりませんので!」
ぱたぱたと駆けていく後ろ姿を見ながら、オレはそっと拳を握る。
「やったな。これで一歩、ハーレムに近づいた!」
いや、目的は服だろ。
そんな心の声がかすかに聞こえた気がしたが、すぐにかき消した。
そう。服を得ること=信頼を得ること。
そして、信頼を得ること=女の子との距離を縮める第一歩なのだ!
「ふはははははっ……そうだ、これこそがハーレムキングの歩むべき道!」
オレは堂々と立ったまま、村人たちの視線を受け止めていた。
類い稀なる肉体美を見られるのは気持ちが良いな!
「ふむ。つまり、この道を進めば村か町があるってことだな。服さえあれば完璧なんだが」
とりあえず、腰に大きめの葉っぱを一枚巻いてみた。
前面のブツはこれで隠せるが、尻の割れ目については丸出しだ。
どう見ても不審者だ。いや、どう見てもどころじゃない。紛れもなく、完璧な不審者である。
「これは困った……」
オレは木の幹にもたれて思案した。ハーレムキングに羞恥心はない。
だが、相手にドン引きされる状況は避けたい。 それはただの非効率だ。
何度もいうが恋はタイミングが命だ。
非効率なことをする意味はない。
「……うむ、こうなれば他人の好意に頼るしかないな。ふはははははっ! ハーレム計画、初手は衣装調達といこう!」
そうして、オレは道を進み始めた。堂々とした姿勢で、王のごとく!
しばらく歩くと、木々の隙間から瓦屋根の家並みが見えてきた。想像よりも文明の進んだ村だ。
人影もちらほら見える。農作業をしている男たち。洗濯物を干す老婆。小さな子どもが犬を追いかけて走り回る。
そして、村の外れ。井戸の前にいたのは、一人の少女だった。
腰まで伸びる赤茶の髪を三つ編みにして、ごわっとしてそうなワンピースを着ている。
年の頃は十六、七くらいだろうか。
うつむきがちにバケツを持っていて、村娘感がすごい。
これぞ、THE ムラムスメ である。
「ふむ、ちょうどいい」
オレは一度、深呼吸をしてから歩み寄った。大丈夫。落ち着け。ハーレムキングに躊躇はない。
「お嬢さん、少しよろしいか?」
「……えっ?」
少女が顔を上げると同時に、オレは全力の笑みを浮かべた。王の微笑みである。
「実は、森で目覚めたら全裸だったのだ。申し訳ないが、服を譲っていただけないだろうか? もちろん、下心はない。いや、嘘をついた。正直に言おう。下心はある。だが、その下心を悪用するつもりはない! 神に誓おう!」
「……」
少女は一瞬、言葉を失い——それから顔を真っ赤にして、悲鳴を上げた。
ふむ、ダメだったようだ。
「ぎゃあああああああああああああっ!!???」
全力で石を投げられた。頭に直撃。
ついでと言わんばかりに、井戸から汲んだばかりの冷たい水をぶっかけられ、オレはびしょ濡れになった。
ちょっとしたシャワーだな。このままでは王としての威厳を失ってしまいかねない。
オレは少女を呼び止めた。
「待ってくれお嬢さん! 話せばわかる! 愛は誠実さの中にこそ——」
「ヘンタイいいいいい!! こっち来ないでえええ!!」
全力で逃げていく少女。こちらに振り返りながらも、大小様々な石を投げつけてきた。
「……ふははははっ……! 面白い。実に面白いぞ、この世界!」
何度でも言おう。最初の印象が最悪でも、そこから始まるのが恋というものだ。
オレはまだ名前も知らない少女に向かって、手を振った。
「次に会う時には、服を借りるだけじゃない。きっと君の笑顔ももらってみせよう!」
オレの声はおそらく少女の耳には届いていない。だが、それでいい。
今回はたまたま縁がなかっただけだ。次のチャンスを見つけることにしよう。
「さて、村に入ろうか」
村の入口まで来て、オレは一度立ち止まった。
先ほどの少女もこの村の村人だろう。
村には彼女以外にも人はいる。目立ちすぎないよう、拾った葉っぱを追加で三枚ほど腰に巻いた。
これで丸出しだった背面の割れ目がしっかりと隠れたぞ。
「完璧だな」
視線は相変わらず痛いが、気にしない。オレは今、女の子に服をもらうために生きている。
村の通りを堂々と歩くと、当然のように注目を浴びた。
「あの人、裸……?」
「いや、葉っぱをつけてるぞ?」
「ギリ裸ではないのか?」
「誰か通報してー! 近くの街の騎士を呼んで!」
泣きそうになっている子どもを、若い母親が慌てて連れ去る。
おばあさんが手に持った杖でこちらを小突こうとしている。
野良猫が毛を逆立てて威嚇している。
ふむ、警戒されているのは明白だな。
「皆、落ち着いてくれ! オレは敵ではない!」
そう叫んだ瞬間、がつんと音を立てて、背後から何かがオレの頭に当たった。
今日はよく頭に衝撃が走る日だな。
今度はどこのかわい子ちゃんだ?
「……なにをしてるんですか、あなたは」
振り返ると、そこには見習い神官風の少女が立っていた。
肩まで伸びる艶のある銀髪、白いロングローブ、そして……怒りに震える手に持った木の杖。
「服を……着なさい、今すぐに」
「お嬢さん。すまないが——」
「言い訳は結構。早急に服を着ないと痛い目見ますよ!」
「いや、違うんだ」
「何が違うんですか!」
「正直に言おう。服がないんだ!」
「はぁ!? じゃあ、そんな格好で村に来るなぁぁぁっ!!!」
今度は真正面から一撃。がつん。
頭がぐらついたが、心は揺るがない。本日三度目の衝撃だ。
痛くはない。
王は寛大なのだ。その程度の不敬は許して然るべし。
「落ち着いてくれ。オレは変質者ではない。ただの服なし王だ」
「頭がおかしいの!?」
「オレの頭は誰よりも正常だ。ところで、君のその容姿はとても優れている。神に仕えるその清らかな姿、実に美しい。さらりと流れる銀髪もさることながら、純白のロングローブは清潔感の象徴だろう。ふむ……本当に美しい。惚れ惚れする!」
「な、なんか嫌な気はしないけど……話を逸らそうとしてませんか!?」
「無論だ。折行って相談があるのだが、お嬢さん、余った服があるなら少しだけ、ほんの少しだけでいいんだ……王であるオレに恵んでくれないか?」
じっと見つめると、少女の顔がぴくりと引きつった。
惚れられた……というわけではない。単に畏怖されているようだ。言い換えるならドン引きってやつか?
「……もういいです。そこでちょっと待っててください。すぐ、持ってきますから。これ以上あなたを放っておくと村の混乱がおさまりませんので!」
ぱたぱたと駆けていく後ろ姿を見ながら、オレはそっと拳を握る。
「やったな。これで一歩、ハーレムに近づいた!」
いや、目的は服だろ。
そんな心の声がかすかに聞こえた気がしたが、すぐにかき消した。
そう。服を得ること=信頼を得ること。
そして、信頼を得ること=女の子との距離を縮める第一歩なのだ!
「ふはははははっ……そうだ、これこそがハーレムキングの歩むべき道!」
オレは堂々と立ったまま、村人たちの視線を受け止めていた。
類い稀なる肉体美を見られるのは気持ちが良いな!
1
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
転生ジーニアス ~最強の天才は歴史を変えられるか~
普門院 ひかる
ファンタジー
ここ神聖帝国に地球から異世界転生してきた天才チートな男がいた。
彼の名はフリードリヒ・エルデ・フォン・ツェーリンゲン。
その前世からしてケンブリッジ大学博士課程主席卒業の天才量子力学者で、無差別級格闘技をも得意とするチートな男だった彼は、転生後も持ち前のチート能力を生かし、剣術などの武術、超能力や魔法を極めると、人外を含む娘たちとハーレム冒険パーティを作り、はては軍人となり成り上がっていく。
そして歴史にも干渉し得る立場となった彼は世界をどうするのか…
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる