戦乙女は結婚したい

南野海風

文字の大きさ
21 / 53

20.小さな紳士と淑女のお誘い 後編

しおりを挟む




 ゆったりとした昼食も終われば、やはりそれだけでは帰れるわけもなく。
 食後のデザートと共に、ゆったりとしたティータイムに突入した。

 すっかりアイスに打ち解けた双子、レジャーノとパルミノ。
 控えて微笑んでいる側室サンロート婦人。
 こいつヤバイんじゃないかと思わせるに足るほど挙動不審な第二王女ロマシュ。

 そして、完全に攻めあぐねている第一王子クロカン。

 子供をダシにしてアイスを吊り上げた策士は、吊り上げた後のことをまったく考えていなかった。

 いや、そりゃそうだろう。

 子供を中心にした集まりで、愛人どうこう側室どうこうなんて生々しい話ができるわけがない。

 その手の話になったらバンバン援護射撃してくれそうな第二王女だが、そもそも戦闘が始まっていないのでは、それもない。
 ところで彼女は大丈夫か。アイスを見る目が真剣すぎて危険な気がするが。

 サンロート婦人は子供たちのお守り役なので、そもそもの発言があまりない。……個人的にはあまり乗り気な食事会ではないのかもしれない。
 それもわからないでもない話だ。アイスの立場を考えれば、あまり近づきたい人物ではないから。
 だが、次期国王に勧められたから断りきれなかった、というのも、わかる。
 いろんな意味で板挟みになった結果なのだろう。

 イリオは、そろそろ引き上げ時だな、と思っている。
 
 もし晴れた日なら、子供たちと庭を散策でも、という流れになってもよかった。
 子供と接触する分には、誰も文句は言わないだろう。
 今回だけ、という招待の理由でもあるのだし。

 しかし残念ながら今日は雨。
 もうアイスを付き合わせ、引き伸ばす理由はない。

 むしろ、あまり長く拘束すると、それこそ色々探られてしまう。サンロート婦人にも迷惑が掛かるかもしれない。

 そんなことをつらつら考えているイリオだが、この風景はすぐに一変した。

 ――場を動かしたのは、意外な人物だった。




「――入るぞ!」

 覇気みなぎる声とともに、食堂に青年が入ってきた。

 何事かと全員の視線が集まり、素直に驚いた。

「エスカリダ!?」

 その中、声を上げるほど驚いたのは、第一王子クロカンだった。
 そう、その青年は、第二王子であった。

 エスカリダ・グレティワール。
 第一王子クロカンは優秀な優男という体だが、このエスカリダは文武両道を往く武人である。
 見た目は第一王子とよく似ているが、与えられる印象はまったく違った。
 声も身体も大きく、鍛えられている者特有の威圧感もすごい。

 そして、これで意外と人当たりも良く、子供の扱いも上手かった。

「「エスカリダおにいさま!」」

 双子も、予想外にも大好きな兄がやってきて嬉しそうだ。

「ああ、そのままでいい。非公式だろ? なら挨拶は不要だ」

 いきなりの第二王子襲来にサンロート婦人が慌てて立ち上がるが、エスカリダはそれを制して――当然のように空いた席に座ってしまった。

「兄上、ダメだぞ。上を通さずにアイス殿に会っては」

「な、なんだと。いや、私は関係ないぞ」

「そういうのは言わなくていい。せめて俺くらいは呼べよ。言い訳できないだろ」

 空気が一変した。
 なごやかなだけだったこの場が、突然政治色が強く浮き彫りになってしまった。

「アイス殿、久しぶりだな」

「そうでもなかろう。合同演習で会っているではないか」

「あれは会っているとは言わん。一緒に訓練しているだけだ。現に話もしないだろう」

「そうか? 私にはよくわからんが」

 そう、この第二王子は、騎士というわけではないが、騎士の訓練に混じっていることが多い。
 ただの一騎士としてそこにいるので、実は第二王子であることを知らない・気づかない騎士や兵士さえいたりする。

 特別扱いも王子扱いも望まないので、あまり違和感なく混じっている。
 事情を知っている周囲の者も、気を遣わないのである。

「で、兄上。肝心のことは聞けたのか?」

「いや、おまえ、ちょっと」

「まだかよ。ちゃんとしろよ。どうも兄上は女に弱いな。国王おやじ譲りか?」 

 第一王子の戸惑いなんて無視して、第二王子はずずいっと言い放った。




「――兄上が王になった暁には、アイス殿を側室に迎えたいんだってよ。アイス殿はこれをどう思う?」




 言った!! あいつ言った!!

 まだ政治のことはとんとわからない双子以外の全員、何なら給仕している使用人やメイドまで、第二王子の衝撃の言葉に目を剥いた。

「何を言うんだ! 言葉を慎め!」

 と、怒る態度を見せる第一王子だが、内心そこまで怒ってはいないだろう。

「急にそんなことを言われたアイスさんの気持ちも考えろ! ねえアイスさん!?」

 完全に答え待ってますの形である。訊いちゃったし。

「いい機会だろう」

 ここまで、逆に違和感なく槍のようにまっすぐやってきて場を貫いた第二王子が、ここで少し変化を見せた。

 アイスを見る、その目。

 その真剣な眼差しは、まるで――

「アイス殿なら俺だって嫁に欲しい」

 また言った!! あいつまたブチかました!!

 場の勢いなのかなんなのか。酒でも飲んだ上での暴挙なのか。

 ただ、語る眼差しは真剣そのものだ。
 まるで、本気じゃないことを疑うことさえ許さないほどに。

 ……いや、これは、そういうことなのか。

 第一王子同様に、第二王子もアイスに惚れ込んでいた、ということか。

 イリオは第一王子の気持ちにさえ気づいていなかった。彼らは本心を隠すのが上手い。だからわからなかった。
 それだけの話なのかもしれない。

 先の報告会の諸々を第二王子も聞き、自分の恋のために動いた。

 これは、ただそれだけのことなのかもしれない。

「わ、わたしも、欲しい! アイス様が欲しいです!」

 第二王女は全員に無視された。冷静に考えるととんでもないことを言っている気がするが、正直今はそれどころじゃない。

「おまえ……」

 弟の本心にここで気づいたのだろう兄は、なんとも言えない表情を浮かべている。

「兄上」

 そんな兄に、弟は言った。

「十年前までは、確かに多少の野心はあったのかもしれない。だが十年前のあの日から、俺は玉座はいらないと思った。
 それより欲しいもの・・・・・・・・・ができたからだ。

 わかるよな? そっちは譲る気はない」

 なんてことだ。

 子供が主催した子供のための食事会なのに、なんでこんなところでアレな話が立ち上っているのか。

 互いの本心を知り、睨み合う王子たち。

 子供たちはきょとんとしているし。

 サンロート婦人は話の内容のアレさから完全に気配を断っているし。

 第二王女はいやらしい目でアイスを見ているし。

 なんなんだこれは。

「――イリオ」

「――今は無理です」

 さすがのアイスも、異様な雰囲気となってきたこの場にはいられないと判断したようで、小声でイリオを呼ぶ。
 が。
 ここまで直接的に関わってきてしまうと、離脱できない。
 
 面倒な話だが、王族が、誤魔化せない引き返せない撤回できないレベルの発言をしてしまった。
 もう曖昧に流すわけにはいかない。なあなあでは済まないのだ。

 せめて話し自体が終わらないと、後日返答するという「持ち帰って考えるという姿勢で自然に退却」という手も使えない。

 もう少し、アイスには居てもらわないといけない。

 ただ、一つだけ、確かなことがある。

「――お心のまま答えていいですから」

 ――なんだかんだ言っても、この場で一番権力があるのは、アイスだと言うことだ。

 国王の客人であるアイスは、少なくとも、王子に気を遣う理由はない。
 この城に留まる時に敬語を禁止されたのと同じ理由で、王族にもアイスへの命令権はないのだから。




 誰もが固唾を呑んでこの場を見守る中、しばしの睨み合いを経て、第二王子エスカリダはアイスに顔を向けた。

「どうだ? 兄上の側室になる気はあるか?」

「ない」

 即答だった。
 アイスの返答に一切の迷いがなかった。

「な、な、なぜだ!?」

 ある意味即座にフラれた形となった第一王子クロカンは、その理由を求めた。

 が、それも簡単なものだった。

「浮気は好きではない。愛人も世に誇れるものではない。側室もあまり良い印象はない。頷く理由がない」

 その「頷く理由」に「好き・惚れた」というのが入るはずなのだが。
 しかしアイスの心はまったく、一切、糸くず一つ分も、第一王子クロカンは入っていなかった。

「……………………」

 完膚なきまでにフラれ、心をバッキバキにへし折られた第一王子は、かわいそうに固まってしまった。

 そう、さすがにかわいそうなくらい、フラれてしまった。
 もうチャンスはないだろうくらいに。
 
 その「ショックを受けた分」が、第一王子クロカンの、アイスへ対する想いなのだが。

 イリオは思った。

 ――たぶんその想いは塵一つ分もアイスに通じていないのだろうな、と。

 ――何を置いても、まず愛の告白をすればいいのに、と。

 ――この流れでは「側室にならしてやる」的な、身体目当ての王族の上から目線とそう変わらないのに、と。

「では」

 攻守交替。
 次は第二王子エスカリダである。

「俺ならどうだ? 俺はアイス殿と結婚したい。側室ではなく正妻に迎えたい」

「断る」

 こっちも即答だった。

「なぜだ? なんの問題がある?」

「エスカリダ殿にも婚約者がいるだろう」

「婚約は破棄する。俺はあなたがいればそれでいい。何なら身分だって捨ててやる。あなたと一緒なら庶民となって普通の家庭に入るのも何ら不満はない」

 お。

 第一王子はほぼ成り行きで行ってしまったが、第二王子は違う。

 これはまさに、愛の告白に等しい。

 果たしてアイスには通じているのか――

「断ると言っている」

 通じてなかった!!

「簡単に『婚約破棄』などしてはいけないだろう。相手の娘にも家にも傷を付けるのだぞ。まずその女を傷つけても知らん顔して幸せになろうという根性が気に入らない」

 アイスの言うことは正論である。

 ……正論だけど、正直、かなり青い気がする。十代の小娘が恋愛を語っているかのような青さだ。

 まあ、高潔に見えるアイスには、似合うことは似合うが。

「好きでもない者と結婚するほうが問題ではないか?」

 第二王子の追及が入るも、アイスは淡々と返事を述べた。

「ならなぜ今も婚約中なのだ? 好きでもないならすぐに破棄すればいいではないか。その方がお互い傷は浅く済むだろう。何より相手のためになったはずだ」

 正論である。

「仮に私と出会わなかったら、好きでもない婚約者と普通に結婚したのだろう? なんの躊躇いもなく。迷うこともなく」

 言い返す言葉が見つからないほどの、正論である。

「私に出会ったから私になびいたのか? それまでは婚約者のことはどうでもよくなかったのか? ならばさっき言っていた十年前のあの時に、婚約をどうにかすればよかったのではないか?」

 ぐうの音も出ないほどの正論である。

「不義理な男は好きではない。不義理だから浮気をするのだ。その時点で信用できん。そして信用できない男を人生の伴侶に、など考えられん。他に質問は?」

「…………」

「…………」

 …………

「…………ないです」

 折れた! 第二王子の心もバッキバキだ!

「本当に男たちは勝手だな。愛人だの側室だの、そういう立場の女性がどれだけ肩身が狭く辛い想いをするのかまったく考えない。下心だけで動いて。身分があるものがそうやってふらふらするから後宮の女たちが泣いているのだ」

 なぜだか途中からこんな思考を植え込んだ国王への説教に変わりつつ。
 この後もアイスは「勝手な男たち」のバッキバキに砕けた心に金槌に振り下ろし、再起不能なまでに粉々にするのだった。

 「恐らく、一生深く心に残る失恋となったのだろうな」とイリオは思いつつ、その光景を静かに見守るのだった。

 帰り際、なぜかサンロート婦人が非常に晴れやかな笑顔だったのが、ちょっと印象的だったが。




 後宮の外れにあるアイスの家に戻り、一息。

 雨音を聞いてのんびりしている時、アイスはポツリと呟いた。

「……とにかくロマシュ殿が怖かったなぁ」

 それはイリオも同感であった。あの第二王女はちょっとヤバイと思う。





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜

丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。 与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。 専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、 失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。 そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、 セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。 「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」 彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、 彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。 嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、 広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、 独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。 栄養と愛情を取り戻したセレナは、 誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、 社交界で注目される存在となる。 一方、セレナを失った伯爵家は、 彼女の能力なしでは立ち行かず、 ゆっくりと没落していくのだった――。 虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ

しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”―― 今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。 そして隣国の国王まで参戦!? 史上最大の婿取り争奪戦が始まる。 リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。 理由はただひとつ。 > 「幼すぎて才能がない」 ――だが、それは歴史に残る大失策となる。 成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。 灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶…… 彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。 その名声を聞きつけ、王家はざわついた。 「セリカに婿を取らせる」 父であるディオール公爵がそう発表した瞬間―― なんと、三人の王子が同時に立候補。 ・冷静沈着な第一王子アコード ・誠実温和な第二王子セドリック ・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック 王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、 王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。 しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。 セリカの名声は国境を越え、 ついには隣国の―― 国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。 「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?  そんな逸材、逃す手はない!」 国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。 当の本人であるセリカはというと―― 「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」 王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。 しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。 これは―― 婚約破棄された天才令嬢が、 王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら 自由奔放に世界を変えてしまう物語。

二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした

セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。 牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。 裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。

「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します

スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」 眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。 隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。 エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。 しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。 彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。 「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」 裏切りへのカウントダウンが今、始まる。 スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!

処理中です...