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男たちの企み(滉大視点)
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どんなに仕事で疲れて帰っても、大好きな人を抱きしめて眠るだけで疲れがとれる気がする。
恋って偉大だ。
(あ、こんなところにもホクロがある。知らなかった)
抱きしめて横になったまま、ふと見ると、左の二の腕の内側部分に小さなホクロを見つけた。
彼女の身体で知らないところなんてないと思ったのに、思いがけず見つけたものに嬉しい気持ちになる。
吸い寄せられるように唇で触れると、くすぐったかったのか彼女が小さく動いた。
「…やめて」
「なんで?キスしただけでしょ?」
「くすぐったいし、もう眠いの。明日も仕事なんだからもう寝るからね」
突き放すように言いながらも、しっかりと俺にすり寄ってくるあたり、本当に可愛いと思う。
シャンプーの香りがする黒髪を指に絡ませながら、俺は幸せを感じた。
舞ちゃんと同棲を始めて、一か月が経った。
先月の彼女の誕生日でプロポーズを断られた時には少しショックだったが、俺は今の生活に満足している。
他人同士が一緒に暮らすのは大変なこともあるが、家事や猫の世話の分担など細かいルールを決めつつ、仲良く過ごしている。
(幸せ過ぎて怖いくらい。…本音は結婚したいけど、舞ちゃんが結婚を怖がる理由も知ってるし、まだこのままでいいかも。生活しているうちに舞ちゃんも考えが変わるかもしれないし)
そんな順調な同棲生活を送っていたある日、俺たちの生活が一変する出来事が起きた。
舞ちゃんの親友である理恵ちゃんの旦那さんが、突然の交通事故で亡くなったのだ。
『日浦君。舞ちゃん。今日は来てくれてありがとう』
夫のお葬式で喪主を務めた理恵ちゃんは、泣きじゃくる菜穂ちゃんの手前、気丈に振る舞ってはいたが辛いに決まっている。
そんな理恵ちゃんを心配して、舞ちゃんは毎週のように彼女の家に行くようになった。
以前の休日は俺と買い物に行ったりして過ごしていたのに、今は俺に予定を聞くこともなく理恵ちゃんを優先する。
最初はそれも仕方がないと思っていた。
俺だって理恵ちゃんが心配だし、親友の舞ちゃんからすれば傍に居てあげたいのも当たり前だ。
でも、それが2か月も続くと、細かい雪が降り積もるように、小さな不満がどんどん大きくなるのが自分でもわかった。
だからかもしれない。あんな風に彼女を傷つける言い方をしてしまったのは。
***
「いつまでこれ、続くの?この前もそう言って断ったよね?そんな事言ったら、理恵ちゃんが再婚でもしない限り、俺たちずっと出来ないよ。何で?俺より理恵ちゃんの方が大事?」
「そんなつもりじゃ…」
その日は珍しく俺の仕事が早く終わったので、舞ちゃんと外食しようかと考えていた。
彼女は明日仕事が休みだし、もしかしたら久しぶりにえっちも出来るかもしれないとウキウキした気持ちだった。
なのにスマホを見れば『ごめん。仕事終わりに理恵ちゃんの家でご飯食べてくるね!』の文字。
せめて夜は一緒にすごしたかったのに、帰ってきたのは23時過ぎ。
それでも一緒のベッドに入ってくる彼女が愛しくて、その甘い香りに誘われて近づく。
キスには応えてくれたのに、それ以上は…と断った彼女に、今までの不満が爆発してしまったのだ。
俺の言葉に、彼女が明らかに傷ついた顔をしたのを見て、『ああ、やらかした』と思った。
俺だってわかっている。舞ちゃんが悪い訳じゃない。
でも、一度口から溢れた気持ちは自分じゃ止められなかった。
これ以上彼女を責める前に離れないと、と思ってベッドから抜け出す。
「…ごめん。言い過ぎた。…今日は俺、リビングで寝る。頭冷やしてくるから。おやすみ」
「っ、こうくん待って!」
引き留める声を無視して、バタンと扉を閉めて寝室を出た。
そしてリビングのソファに座り込んで、静かにため息をつく。
(俺の馬鹿。あんなの八つ当たりだろ…)
舞ちゃんにとって、理恵ちゃんが大事な友達だということはわかっている。
『高校に入学して、クラスで初めて話しかけてくれたのが理恵ちゃんだったの。そのあと、演劇部の仮入部で偶然会ってすぐに仲良くなった。地元から少し遠い学校だったし、友達が出来るか不安だったけど、理恵ちゃんと先輩がいたから、毎日が楽しかったんだ』
それをわかっているからこそ、この2か月、自分より理恵ちゃんを優先されても何も言わなかった。
けれど、俺だって不安になることもある。
(…確かに、理恵ちゃんに恋人でも出来れば、舞ちゃんはこれ以上行かなくていいかもしれない)
そこまで考えた時に、ふと思い出した。
(待てよ。よく考えたら、いるよね?理恵ちゃんに恋愛感情を持ってる人)
蔵上草哉。26歳。
製菓関係の仕事をしている、俺より6つ年下の同じサークルの男性声優だ。
ダークブラウンのマッシュヘアーに整った顔立ちの彼は、男の俺から見てもカッコイイと思う。
普通の声で演技も未経験の俺からすれば、その特徴的な低い声と高い演技力は羨ましい限りだ。
そんな彼の好きな人が、実は理恵ちゃんだということを、俺は知っている。
(あの2人をくっつけられたら…)
そして、頭の中にある計画が浮かんでしまった。
うまくいけば、草哉君と理恵ちゃんをくっつけられるだけじゃなく、俺も舞ちゃんと結婚出来るかもしれない。
俺はリビングのソファに横になりながら、自分の立てた計画に静かに口角を上げた。
***
「…はぁ」
「日浦さん。ため息つくのやめてもらえます?さっきからちょっとうざいです」
「草哉君、辛辣!」
「何でそんなに落ち込んでるんですか?米田さんに逆プロポーズしてもらったんでしょう?」
「そうなんだけどさぁ…」
あの計画を立ててから、数ヶ月後。
収録の後の草哉君との食事で、盛大にため息をついた俺に、彼は呆れた視線を向けた。
結論から言えば、俺の計画は大成功だった。
理恵ちゃんの家に行った事がきっかけで、急接近した草哉君と理恵ちゃんが付き合うことになったらしい。
そのおかげで、舞ちゃんは理恵ちゃんの家に行く回数が減り、俺たちは以前と同じように一緒に過ごす時間が増えて、俺の誕生日に彼女から逆プロポーズまでしてもらった。
そりゃもう嬉しくて幸せの絶頂…のはずなんだけど。
「だって、草哉君と理恵ちゃんをくっつけた黒幕が俺だってバレて、舞ちゃんにしばらくえっち禁止って言われたんだよ!?…俺はもうどう生きていけばいいのか…。草哉君!俺、どうしたらいいかな?」
「…いや、俺に聞かれても…」
「じゃあ草哉君は理恵ちゃんからえっち禁止って言われたらどうする?ショックじゃない?」
「俺なら無視して押し倒しますね。理恵子さん、泣き顔も可愛いんで」
「怖っ!黒っ!」
草哉君が意外に肉食系だと知ったのは、理恵ちゃんから2人のきっかけを聞いた時だ。
初めて理恵ちゃんの家に行った時に、告白するだけと言っていたはずなのに、いきなり体の関係になったと知った時は驚いた。
その柔らかな物腰から勝手に草食系だと勘違いしていたが、一途な男はこじらせると怖いらしい。
かく言う俺も、よく姉から「あんた、舞ちゃんが受け入れてくれなかったら、完全にストーカーだったからね」と言われるので、気持ちはわかるが。
「俺も押し倒しちゃおうかなぁ、もう2週間もお預けされてるし」
「いいんじゃないんですか?知りませんけど」
「草哉君、辛辣!」
だけど、冷たい事を言いながらも理恵ちゃんにそれとなく話してくれた草哉君のおかげで、舞ちゃんとのえっちが解禁されたのは、その数日後の話。
恋って偉大だ。
(あ、こんなところにもホクロがある。知らなかった)
抱きしめて横になったまま、ふと見ると、左の二の腕の内側部分に小さなホクロを見つけた。
彼女の身体で知らないところなんてないと思ったのに、思いがけず見つけたものに嬉しい気持ちになる。
吸い寄せられるように唇で触れると、くすぐったかったのか彼女が小さく動いた。
「…やめて」
「なんで?キスしただけでしょ?」
「くすぐったいし、もう眠いの。明日も仕事なんだからもう寝るからね」
突き放すように言いながらも、しっかりと俺にすり寄ってくるあたり、本当に可愛いと思う。
シャンプーの香りがする黒髪を指に絡ませながら、俺は幸せを感じた。
舞ちゃんと同棲を始めて、一か月が経った。
先月の彼女の誕生日でプロポーズを断られた時には少しショックだったが、俺は今の生活に満足している。
他人同士が一緒に暮らすのは大変なこともあるが、家事や猫の世話の分担など細かいルールを決めつつ、仲良く過ごしている。
(幸せ過ぎて怖いくらい。…本音は結婚したいけど、舞ちゃんが結婚を怖がる理由も知ってるし、まだこのままでいいかも。生活しているうちに舞ちゃんも考えが変わるかもしれないし)
そんな順調な同棲生活を送っていたある日、俺たちの生活が一変する出来事が起きた。
舞ちゃんの親友である理恵ちゃんの旦那さんが、突然の交通事故で亡くなったのだ。
『日浦君。舞ちゃん。今日は来てくれてありがとう』
夫のお葬式で喪主を務めた理恵ちゃんは、泣きじゃくる菜穂ちゃんの手前、気丈に振る舞ってはいたが辛いに決まっている。
そんな理恵ちゃんを心配して、舞ちゃんは毎週のように彼女の家に行くようになった。
以前の休日は俺と買い物に行ったりして過ごしていたのに、今は俺に予定を聞くこともなく理恵ちゃんを優先する。
最初はそれも仕方がないと思っていた。
俺だって理恵ちゃんが心配だし、親友の舞ちゃんからすれば傍に居てあげたいのも当たり前だ。
でも、それが2か月も続くと、細かい雪が降り積もるように、小さな不満がどんどん大きくなるのが自分でもわかった。
だからかもしれない。あんな風に彼女を傷つける言い方をしてしまったのは。
***
「いつまでこれ、続くの?この前もそう言って断ったよね?そんな事言ったら、理恵ちゃんが再婚でもしない限り、俺たちずっと出来ないよ。何で?俺より理恵ちゃんの方が大事?」
「そんなつもりじゃ…」
その日は珍しく俺の仕事が早く終わったので、舞ちゃんと外食しようかと考えていた。
彼女は明日仕事が休みだし、もしかしたら久しぶりにえっちも出来るかもしれないとウキウキした気持ちだった。
なのにスマホを見れば『ごめん。仕事終わりに理恵ちゃんの家でご飯食べてくるね!』の文字。
せめて夜は一緒にすごしたかったのに、帰ってきたのは23時過ぎ。
それでも一緒のベッドに入ってくる彼女が愛しくて、その甘い香りに誘われて近づく。
キスには応えてくれたのに、それ以上は…と断った彼女に、今までの不満が爆発してしまったのだ。
俺の言葉に、彼女が明らかに傷ついた顔をしたのを見て、『ああ、やらかした』と思った。
俺だってわかっている。舞ちゃんが悪い訳じゃない。
でも、一度口から溢れた気持ちは自分じゃ止められなかった。
これ以上彼女を責める前に離れないと、と思ってベッドから抜け出す。
「…ごめん。言い過ぎた。…今日は俺、リビングで寝る。頭冷やしてくるから。おやすみ」
「っ、こうくん待って!」
引き留める声を無視して、バタンと扉を閉めて寝室を出た。
そしてリビングのソファに座り込んで、静かにため息をつく。
(俺の馬鹿。あんなの八つ当たりだろ…)
舞ちゃんにとって、理恵ちゃんが大事な友達だということはわかっている。
『高校に入学して、クラスで初めて話しかけてくれたのが理恵ちゃんだったの。そのあと、演劇部の仮入部で偶然会ってすぐに仲良くなった。地元から少し遠い学校だったし、友達が出来るか不安だったけど、理恵ちゃんと先輩がいたから、毎日が楽しかったんだ』
それをわかっているからこそ、この2か月、自分より理恵ちゃんを優先されても何も言わなかった。
けれど、俺だって不安になることもある。
(…確かに、理恵ちゃんに恋人でも出来れば、舞ちゃんはこれ以上行かなくていいかもしれない)
そこまで考えた時に、ふと思い出した。
(待てよ。よく考えたら、いるよね?理恵ちゃんに恋愛感情を持ってる人)
蔵上草哉。26歳。
製菓関係の仕事をしている、俺より6つ年下の同じサークルの男性声優だ。
ダークブラウンのマッシュヘアーに整った顔立ちの彼は、男の俺から見てもカッコイイと思う。
普通の声で演技も未経験の俺からすれば、その特徴的な低い声と高い演技力は羨ましい限りだ。
そんな彼の好きな人が、実は理恵ちゃんだということを、俺は知っている。
(あの2人をくっつけられたら…)
そして、頭の中にある計画が浮かんでしまった。
うまくいけば、草哉君と理恵ちゃんをくっつけられるだけじゃなく、俺も舞ちゃんと結婚出来るかもしれない。
俺はリビングのソファに横になりながら、自分の立てた計画に静かに口角を上げた。
***
「…はぁ」
「日浦さん。ため息つくのやめてもらえます?さっきからちょっとうざいです」
「草哉君、辛辣!」
「何でそんなに落ち込んでるんですか?米田さんに逆プロポーズしてもらったんでしょう?」
「そうなんだけどさぁ…」
あの計画を立ててから、数ヶ月後。
収録の後の草哉君との食事で、盛大にため息をついた俺に、彼は呆れた視線を向けた。
結論から言えば、俺の計画は大成功だった。
理恵ちゃんの家に行った事がきっかけで、急接近した草哉君と理恵ちゃんが付き合うことになったらしい。
そのおかげで、舞ちゃんは理恵ちゃんの家に行く回数が減り、俺たちは以前と同じように一緒に過ごす時間が増えて、俺の誕生日に彼女から逆プロポーズまでしてもらった。
そりゃもう嬉しくて幸せの絶頂…のはずなんだけど。
「だって、草哉君と理恵ちゃんをくっつけた黒幕が俺だってバレて、舞ちゃんにしばらくえっち禁止って言われたんだよ!?…俺はもうどう生きていけばいいのか…。草哉君!俺、どうしたらいいかな?」
「…いや、俺に聞かれても…」
「じゃあ草哉君は理恵ちゃんからえっち禁止って言われたらどうする?ショックじゃない?」
「俺なら無視して押し倒しますね。理恵子さん、泣き顔も可愛いんで」
「怖っ!黒っ!」
草哉君が意外に肉食系だと知ったのは、理恵ちゃんから2人のきっかけを聞いた時だ。
初めて理恵ちゃんの家に行った時に、告白するだけと言っていたはずなのに、いきなり体の関係になったと知った時は驚いた。
その柔らかな物腰から勝手に草食系だと勘違いしていたが、一途な男はこじらせると怖いらしい。
かく言う俺も、よく姉から「あんた、舞ちゃんが受け入れてくれなかったら、完全にストーカーだったからね」と言われるので、気持ちはわかるが。
「俺も押し倒しちゃおうかなぁ、もう2週間もお預けされてるし」
「いいんじゃないんですか?知りませんけど」
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だけど、冷たい事を言いながらも理恵ちゃんにそれとなく話してくれた草哉君のおかげで、舞ちゃんとのえっちが解禁されたのは、その数日後の話。
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