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第381話 双子、散歩をする
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「あー……」
「わほぉん」
「あい♪」
朝、リヒトはぱっちりと目を開けて上半身を起こす。すぐ横にダルの顔があり、挨拶をしてくれた。
ひとしきりダルをもふった後、リヒトは隣にいるライルに視線を移す。
「すぴー……」
「しー」
「わふ」
ライルはよく眠るのでまだヤクトを背に寝息を立てていた。リヒトは起こさないように静かにしようと唇に指を当てる。
「こけー」
「ぴよー」
「あー♪」
ジェニファーやレイタ達はすでに起きており、境内の虫を探しながらてくてくと歩いていた。
「アー!」
「うお、ブレスを吐いたぞこいつ!?」
「そやつは魔物じゃからな。氷の玉も吐けるぞ」
「ア」
「本当だ……」
そんな中、グラソンがギーラやケイレブ、ディランと遊んでいた。
楽しそうなので自分も混ざろうと立ち上がろうと腰を上げる。
「わほぉん……」
「あーい?」
しかしぐっと後ろに引っ張られてダルにしりもちをついてしまった。
振り返ると、ライルがリヒトの服をしっかり掴んでいることを確認する。
「あい」
「すぴー」
「うぉふ?」
リヒトが手をさすってみるも、起きる気配は無かった。ヤクトが「起こす?」という感じで鼻を鳴らす。
「あーい」
「わふ」
リヒトは首を振って起こさないことにした。しかし、一緒に遊びたいのでリヒトの視線はジェニファー達に向いている。
『……!』
『……!』
「あー♪」
そこでソルとエレノアがてくてくとやってきた。ぺこりと頭を下げておはようを示す。リヒトも頭を下げて返す。
「わん」
「あーい?」
『……?』
するとルミナスが立ち上がり、ライルの襟首を咥えて持ち上げた。そのまま寝そべっているダルの背中へ持っていく。
「わほぉん」
「わん」
「あー」
なるほどと言った感じでダルが立ち上がる。リヒトもなんとなく理解してルミナスの背に乗った。
『……!』
「あーい!」
そしてリヒトは並走するダルとルミナスに指示を出し、ディランの下へ向かう。
「お、リヒト、起きたのか。ライルはまだ寝ておる様じゃな」
「おはようリヒト。ライルは良く寝ているわね」
「あーい♪」
「すぴー」
「しっかり掴まってる。可愛い」
服を掴んだまま寝ているライルを見てシスが目を細める。そこでリヒトは階段を指して頷いた。
「あい、あーい!」
「お散歩に行くの?」
「あい!」
「よく分かるなあ」
「私は朝食の準備があるから行けないけど、お父さん行けますか?」
「そうじゃのう。ご飯の後では駄目か? ちと作るものがあってな」
「あーい……」
リヒトは朝のお散歩に行きたいようだった。
トワイトとディランは用事があるためすぐにはいけないと言う。リヒトは残念そうにしょげた。
『……!』
『……!』
「む? ソルとエレノアが一緒に行くから大丈夫じゃと?」
『……!』
そこでリヒトとライルのところにソルとエレノアが乗っかり手を上げる。護衛はするから安心して欲しいと言いたいらしい。
「二人なら安心ね♪ それじゃ行ってらっしゃい!」
「あーい♪」
「わほぉん」
「わん」
「うぉふ」
「しー」
寝たままのライルを背にし、アッシュウルフ達は階段を降りていく。
するとその後からジェニファー達も追ってきた。
「こけー!」
「ぴよーん」
「ぷひー」
「アー!」
「あーい♪」
「少ししたら帰ってくるのじゃぞ」
ぞろぞろとペット達に囲まれてリヒトはご満悦になる。ディランの言葉を背に受け、ライルに引っ張られたまま町へと降りて行った。
「……大丈夫かな?」
「お前はなんか書くんだろ? 俺が後をついていくぜ」
「いいの?」
「ま、グラソンも行っちまったし、暇だからな。じゃ、行ってくる」
「頼むぞい」
ソルとエレノアが居るのでそうそうおかしなことにはならないが、人型が居た方がいいかとギーラが追いかけてくれた。
「あうあー♪」
『……♪』
ダルの背中に揺られてリヒトが声を上げる。ライルが掴まったままだが、ダルはルミナスと上手く歩を合わせており、普通に歩けていた。
初めて生みの親とのみのお出かけとなった。
「あ、昨日の太鼓赤ちゃん!」
「あーい♪」
「あはは、今日はでんでん太鼓なんだ。気を付けてね」
「こっちの子は寝てるけど大丈夫なのか……?」
「あい」
「うぉふ」
「ああ、落ちそうになったら支えるのか。わんこたちも偉いな」
「わほぉん……」
色々な人に見られていたので、リヒト達はディランとトワイトの息子だと認識されていた。一部、竜神であることを知っている者も居たため、気さくに挨拶をしてくれていた。
そんな中、ダルは自分たちは犬ではないと抗議していた。誰にも分からないのだが。
またてくてくと歩いていると、リヒトがダルの頭をぽんぽんと叩いてあっちへ行ってと指示した。
「あい!」
「あら、竜神様のところの坊やたちじゃないか。あら、坊やたちだけかい?」
「あい。あーい」
そしてリヒトがやってきたのはお土産屋のおばあさんのところであった。二人だけかと問われて頷く。
そのままでんでん太鼓を振り回し、ライルを指さす。
「ん? でんでん太鼓に双子……?」
「あい、あーいー」
おばあさんが首を傾げていると、リヒトが必死に訴える。
「ああ、この子の分が欲しいのかい!」
「あーい♪」
「あうー……?」
おばあさんが正解し、リヒトが両手を上げて喜ぶ。そこでライルが目を開けた。
「らーる」
「にーちゃ♪」
「おやおや、目を覚ましたかい。ごめんよ」
「あうー」
おばあさんがライルの頭を撫でると、大丈夫という感じであくびをした。
そのまま新しいでんでん太鼓をライルの手に持たせてあげる。
「あうー?」
「兄ちゃんとお揃いだよ。もっておいき」
「あーう♪」
「あーい♪」
「こけー!」
「ぴよー!」
「ぷひー」
起きたばかりだが、リヒトと同じものを貰いテンションがあがるライル。
リヒトとソル、エレノアがお礼のため頭を下げると、おばあさんが手を振って見送ってくれた。
「あーい♪」
「あうー♪」
『……♪』
「あら、仲のいい双子ちゃん」
お店を出るとまたお散歩のため町を移動する。次の目的は特にないがライルも起きたことだし帰ろうかとリヒトは考えていた。
すると――
「おや、竜神殿のところの坊やか」
「朝早くから元気だのう」
「あい!」
「あーう!」
――赤鬼と青鬼、ウコンとサコンに出くわした。昨晩、朱天と森へ帰ったはずだがまだ居たようだ。
「おはよう」
「……ふむ、他に誰もいないのか」
「そのようだ。坊やたち、我等のお家へ来ないか? 竜神殿にお土産を持って帰ると喜ぶかもしれないぞ」
「あい? ……あい♪」
『……!』
鬼達は二人しかいないのを見て、住処へ案内すると言う。ディラン達が喜ぶと聞いて頷くリヒトだが、エレノアが首を振る。
誰も居ないのは良くないと判断したからだ。
「まあまあ、取って食ったりせんから大丈夫だ。さ、行こう」
『……!』
「わほぉん」
そう言って鬼達はリヒトとライル、ペット達を連れて森へと向かう。
「……あいつら、リヒト達をどうする気だ? 追いかけねえと――」
「わほぉん」
「あい♪」
朝、リヒトはぱっちりと目を開けて上半身を起こす。すぐ横にダルの顔があり、挨拶をしてくれた。
ひとしきりダルをもふった後、リヒトは隣にいるライルに視線を移す。
「すぴー……」
「しー」
「わふ」
ライルはよく眠るのでまだヤクトを背に寝息を立てていた。リヒトは起こさないように静かにしようと唇に指を当てる。
「こけー」
「ぴよー」
「あー♪」
ジェニファーやレイタ達はすでに起きており、境内の虫を探しながらてくてくと歩いていた。
「アー!」
「うお、ブレスを吐いたぞこいつ!?」
「そやつは魔物じゃからな。氷の玉も吐けるぞ」
「ア」
「本当だ……」
そんな中、グラソンがギーラやケイレブ、ディランと遊んでいた。
楽しそうなので自分も混ざろうと立ち上がろうと腰を上げる。
「わほぉん……」
「あーい?」
しかしぐっと後ろに引っ張られてダルにしりもちをついてしまった。
振り返ると、ライルがリヒトの服をしっかり掴んでいることを確認する。
「あい」
「すぴー」
「うぉふ?」
リヒトが手をさすってみるも、起きる気配は無かった。ヤクトが「起こす?」という感じで鼻を鳴らす。
「あーい」
「わふ」
リヒトは首を振って起こさないことにした。しかし、一緒に遊びたいのでリヒトの視線はジェニファー達に向いている。
『……!』
『……!』
「あー♪」
そこでソルとエレノアがてくてくとやってきた。ぺこりと頭を下げておはようを示す。リヒトも頭を下げて返す。
「わん」
「あーい?」
『……?』
するとルミナスが立ち上がり、ライルの襟首を咥えて持ち上げた。そのまま寝そべっているダルの背中へ持っていく。
「わほぉん」
「わん」
「あー」
なるほどと言った感じでダルが立ち上がる。リヒトもなんとなく理解してルミナスの背に乗った。
『……!』
「あーい!」
そしてリヒトは並走するダルとルミナスに指示を出し、ディランの下へ向かう。
「お、リヒト、起きたのか。ライルはまだ寝ておる様じゃな」
「おはようリヒト。ライルは良く寝ているわね」
「あーい♪」
「すぴー」
「しっかり掴まってる。可愛い」
服を掴んだまま寝ているライルを見てシスが目を細める。そこでリヒトは階段を指して頷いた。
「あい、あーい!」
「お散歩に行くの?」
「あい!」
「よく分かるなあ」
「私は朝食の準備があるから行けないけど、お父さん行けますか?」
「そうじゃのう。ご飯の後では駄目か? ちと作るものがあってな」
「あーい……」
リヒトは朝のお散歩に行きたいようだった。
トワイトとディランは用事があるためすぐにはいけないと言う。リヒトは残念そうにしょげた。
『……!』
『……!』
「む? ソルとエレノアが一緒に行くから大丈夫じゃと?」
『……!』
そこでリヒトとライルのところにソルとエレノアが乗っかり手を上げる。護衛はするから安心して欲しいと言いたいらしい。
「二人なら安心ね♪ それじゃ行ってらっしゃい!」
「あーい♪」
「わほぉん」
「わん」
「うぉふ」
「しー」
寝たままのライルを背にし、アッシュウルフ達は階段を降りていく。
するとその後からジェニファー達も追ってきた。
「こけー!」
「ぴよーん」
「ぷひー」
「アー!」
「あーい♪」
「少ししたら帰ってくるのじゃぞ」
ぞろぞろとペット達に囲まれてリヒトはご満悦になる。ディランの言葉を背に受け、ライルに引っ張られたまま町へと降りて行った。
「……大丈夫かな?」
「お前はなんか書くんだろ? 俺が後をついていくぜ」
「いいの?」
「ま、グラソンも行っちまったし、暇だからな。じゃ、行ってくる」
「頼むぞい」
ソルとエレノアが居るのでそうそうおかしなことにはならないが、人型が居た方がいいかとギーラが追いかけてくれた。
「あうあー♪」
『……♪』
ダルの背中に揺られてリヒトが声を上げる。ライルが掴まったままだが、ダルはルミナスと上手く歩を合わせており、普通に歩けていた。
初めて生みの親とのみのお出かけとなった。
「あ、昨日の太鼓赤ちゃん!」
「あーい♪」
「あはは、今日はでんでん太鼓なんだ。気を付けてね」
「こっちの子は寝てるけど大丈夫なのか……?」
「あい」
「うぉふ」
「ああ、落ちそうになったら支えるのか。わんこたちも偉いな」
「わほぉん……」
色々な人に見られていたので、リヒト達はディランとトワイトの息子だと認識されていた。一部、竜神であることを知っている者も居たため、気さくに挨拶をしてくれていた。
そんな中、ダルは自分たちは犬ではないと抗議していた。誰にも分からないのだが。
またてくてくと歩いていると、リヒトがダルの頭をぽんぽんと叩いてあっちへ行ってと指示した。
「あい!」
「あら、竜神様のところの坊やたちじゃないか。あら、坊やたちだけかい?」
「あい。あーい」
そしてリヒトがやってきたのはお土産屋のおばあさんのところであった。二人だけかと問われて頷く。
そのままでんでん太鼓を振り回し、ライルを指さす。
「ん? でんでん太鼓に双子……?」
「あい、あーいー」
おばあさんが首を傾げていると、リヒトが必死に訴える。
「ああ、この子の分が欲しいのかい!」
「あーい♪」
「あうー……?」
おばあさんが正解し、リヒトが両手を上げて喜ぶ。そこでライルが目を開けた。
「らーる」
「にーちゃ♪」
「おやおや、目を覚ましたかい。ごめんよ」
「あうー」
おばあさんがライルの頭を撫でると、大丈夫という感じであくびをした。
そのまま新しいでんでん太鼓をライルの手に持たせてあげる。
「あうー?」
「兄ちゃんとお揃いだよ。もっておいき」
「あーう♪」
「あーい♪」
「こけー!」
「ぴよー!」
「ぷひー」
起きたばかりだが、リヒトと同じものを貰いテンションがあがるライル。
リヒトとソル、エレノアがお礼のため頭を下げると、おばあさんが手を振って見送ってくれた。
「あーい♪」
「あうー♪」
『……♪』
「あら、仲のいい双子ちゃん」
お店を出るとまたお散歩のため町を移動する。次の目的は特にないがライルも起きたことだし帰ろうかとリヒトは考えていた。
すると――
「おや、竜神殿のところの坊やか」
「朝早くから元気だのう」
「あい!」
「あーう!」
――赤鬼と青鬼、ウコンとサコンに出くわした。昨晩、朱天と森へ帰ったはずだがまだ居たようだ。
「おはよう」
「……ふむ、他に誰もいないのか」
「そのようだ。坊やたち、我等のお家へ来ないか? 竜神殿にお土産を持って帰ると喜ぶかもしれないぞ」
「あい? ……あい♪」
『……!』
鬼達は二人しかいないのを見て、住処へ案内すると言う。ディラン達が喜ぶと聞いて頷くリヒトだが、エレノアが首を振る。
誰も居ないのは良くないと判断したからだ。
「まあまあ、取って食ったりせんから大丈夫だ。さ、行こう」
『……!』
「わほぉん」
そう言って鬼達はリヒトとライル、ペット達を連れて森へと向かう。
「……あいつら、リヒト達をどうする気だ? 追いかけねえと――」
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