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第382話 双子、鬼の住処に連れていかれる
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「あーい」
「あうー」
リヒトとライルはウコンとサコンに連れられて町の外へと出ていった。
近くにある森へと移動し、二人は周囲を見渡しながら鬼達についていく。
やがて切り開かれた場所にある集落か村といった感じの場所へと到着した。
「お、ウコンにサコン帰ったか。……その坊やたちは?」
「竜神殿の義理の子だそうだ。人間の赤子だぞ」
「ほう、それは大事な客人だな! よく来た」
「あい♪」
「あう♪」
「うぉふ」
「こけー」
「ぷひー」
村へ入るとその辺を散歩していた鬼がウコンたちに気づき、声をかけてきた。ディラン達のことは知っているようでかがんで双子の顔を覗き込みながら歓迎してくれた。
「おや、これはまた美味そうなニワトリに子豚だ。買って来たのか?」
「こけー!?」
「ぷひ!?」
「……! あーい!」
「あーう!」
その鬼がジェニファーと子豚を見て目を細める。
言葉を聞いてびっくりしたジェニファー達が、リヒトやルミナスの後ろに隠れる。その状況にリヒトとライルは憤慨して声を上げた。
「彼らは竜神殿のペットだ。食べたらとんでもない目に遭うぞ」
「そうか……まあ、後で――」
「こら、あっちへ行け」
「おっと、じゃあな! 楽しんでいってくれ」
『……』
『……』
サコンがへへっと笑う鬼を追い払っていた。
なにやら嫌な笑みではなかったかと、ソルとエレノアは顔を見合わせる。
『……』
「あい?」
『……!』
ソルはひとまず剣を抜いてダルの頭に乗った。エレノアもルミナスの頭に乗り警戒態勢となった。
「ひとまず広場へ行こう。そこでお披露目だな」
「うむ。こっちだ」
「あう?」
さらにウコンとサコンが歩き出し、リヒトとライルは後を追う。
奥へ行くとだんだんと鬼が増えてきて、赤、青、黄色、紫などの色をした者がリヒトとライルを見ていた。
「おー、人間の赤子か? ぞろぞろときおったのう」
「昨日、長が会いに行った竜神殿の子だ。みんな、準備を頼む」
「おお」
「坊やたちはここで待っていてくれ」
「あい」
「あう」
ウコンとサコンは広場に着くと、敷物を持ってきてその上で待っていてくれと言い、どこかへ行ってしまった。
「へえ、人間の赤ちゃん」
「鬼の村に来るのは初めてだな。町の人間は来ないし」
「お祭りがあるから――」
「――うまいんだってよ……」
『……!?』
遠巻きには女性の鬼も居て、珍しいといった感じで見ていた。
他の鬼達もひそひそと話しており、その途中でエレノアがあらぬ言葉を聞いた。
『……!?』
「あい?」
ソルも聞いていたようで、リヒトとライルの手を引いてここから離れようとする。リヒトはよく分からっておらず、首を傾げるばかりであった。
「おー、人間だ人間だ!」
「あそぼーぜ!」
「あー♪」
「あうー♪」
『……』
そこで鬼の子がバタバタと現れてリヒトとライルに声をかけてきた。手を上げて挨拶をする双子に、移動するタイミングを失ったとソルが地に手をついてがっくりする。
「あい!」
「お、でんでん太鼓だな。追いかけっこはできるのか?」
「赤ちゃんだからまだ無理だと思うよ……わんちゃんに触ってもいい?」
「あう」
「わほぉん」
「こけー」
「こいつは食べていいのか?」
「うー!」
「いてっ、ダメなのかよ……」
「ぴよー」
子供たちは好奇心旺盛といった感じで双子とペット達を取り囲む。
男の子は追いかけっこなどで遊びたいようだが、女の子はまだ走れないだろうとやんわり諫めていた。
ダル達と遊ぼうということになったが、その中で男の子の鬼がまたジェニファー達を食料としてロックオンした。
そのことにリヒトは口を尖らせて男の子を遠ざけようと軽く叩いて押した。
「ひよこちゃん達、よく懐いているなあ」
「こんなに肩に乗ったりしないよねー」
「あうー♪」
「アー」
「……こいつはなんだ? 鳥、なのか?」
「ア」
「そうだって」
「飛べ無さそうだけどなあ……」
「アー!」
「うわ、襲ってきた!? 逃げろ!?」
『……』
ひとまず子供たちは良い子のようだとエレノアが警戒しながらそう思う。
するとしばらくして、準備を指示された鬼が戻ってきた。
「ほらガキども、どいたどいた」
「はーい!」
「ちょっと失礼するよ」
『……!?』
その鬼がしゃがんで手にしたものを見て、エレノアが飛び上がった。
立派な桐の台座の上に、鈍く鋭い包丁が乗っていたからだ。
『……!』
「わ!? な、なんだこの土偶……!?」
するとエレノアが包丁に覆いかぶさり取れないようにする。きっと双子を料理する気だと確信したのだ。
「おいおい、いいところなんだから邪魔しないでくれよ。まいったな」
「いいところってのはどういう意味だ? あ?」
「あーい!」
「あうー!」
『……!!』
そこへ眉間に皺を寄せたギーラが現れた。村に門があるわけでもないので誰でも入れるのである。
「お、なんだお主は?」
「俺は黒竜のギーラ。その双子の友達だ」
「あい?」
「友達だろ!?」
「あい♪」
「まあいいけど……最初に会った奴が『後で……』とか言ってたし、さっきあそこの奴がこいつらを見て『うまいんだってよ』って言ってたぞ。リヒトとライルを食べるつもりじゃねえだろうな?」
ギーラが見下ろしてからそう告げる。ソルはこくこくと頷き剣を頭上で振り回していた。
しかし、包丁を持ってきた鬼は目をぱちくりとさせて口を開く。
「へ? なにを言っているのだ。おい、お前そんなことを言ったのか?」
「お、俺かい? あー、昨日その子達が太鼓を叩いていたって話を聞いたんだ。赤ちゃんの割に上手いって話しのことか……?」
「なんだと? 悟られまいと嘘をついているんじゃあねえだろうな」
「そんなことするかっての。そもそも、竜神殿のお子さんを食ったりしたら今度こそ俺達は絶滅させられるだろうが……」
「むう」
と、緑のアフロヘアーをした鬼が肩を竦めて言う。
ギーラは確かにそうかもしれないと腕組みをして口を尖らせていた。
「なんだ、騒がしいな。ん? お前は黒竜ではないか」
「酒吞童子さんか、邪魔しているぜ」
「もちろん歓迎するぞ。さて、ウコン出してやれ」
「ハッ!」
そこへ酒吞童子の朱天もやってきた。
フッと笑いながら来訪者であるギーラを歓迎する。そして指を鳴らすとどこかへ行っていたサコンが前へ出てきた。
「あうー」
リヒトとライルはウコンとサコンに連れられて町の外へと出ていった。
近くにある森へと移動し、二人は周囲を見渡しながら鬼達についていく。
やがて切り開かれた場所にある集落か村といった感じの場所へと到着した。
「お、ウコンにサコン帰ったか。……その坊やたちは?」
「竜神殿の義理の子だそうだ。人間の赤子だぞ」
「ほう、それは大事な客人だな! よく来た」
「あい♪」
「あう♪」
「うぉふ」
「こけー」
「ぷひー」
村へ入るとその辺を散歩していた鬼がウコンたちに気づき、声をかけてきた。ディラン達のことは知っているようでかがんで双子の顔を覗き込みながら歓迎してくれた。
「おや、これはまた美味そうなニワトリに子豚だ。買って来たのか?」
「こけー!?」
「ぷひ!?」
「……! あーい!」
「あーう!」
その鬼がジェニファーと子豚を見て目を細める。
言葉を聞いてびっくりしたジェニファー達が、リヒトやルミナスの後ろに隠れる。その状況にリヒトとライルは憤慨して声を上げた。
「彼らは竜神殿のペットだ。食べたらとんでもない目に遭うぞ」
「そうか……まあ、後で――」
「こら、あっちへ行け」
「おっと、じゃあな! 楽しんでいってくれ」
『……』
『……』
サコンがへへっと笑う鬼を追い払っていた。
なにやら嫌な笑みではなかったかと、ソルとエレノアは顔を見合わせる。
『……』
「あい?」
『……!』
ソルはひとまず剣を抜いてダルの頭に乗った。エレノアもルミナスの頭に乗り警戒態勢となった。
「ひとまず広場へ行こう。そこでお披露目だな」
「うむ。こっちだ」
「あう?」
さらにウコンとサコンが歩き出し、リヒトとライルは後を追う。
奥へ行くとだんだんと鬼が増えてきて、赤、青、黄色、紫などの色をした者がリヒトとライルを見ていた。
「おー、人間の赤子か? ぞろぞろときおったのう」
「昨日、長が会いに行った竜神殿の子だ。みんな、準備を頼む」
「おお」
「坊やたちはここで待っていてくれ」
「あい」
「あう」
ウコンとサコンは広場に着くと、敷物を持ってきてその上で待っていてくれと言い、どこかへ行ってしまった。
「へえ、人間の赤ちゃん」
「鬼の村に来るのは初めてだな。町の人間は来ないし」
「お祭りがあるから――」
「――うまいんだってよ……」
『……!?』
遠巻きには女性の鬼も居て、珍しいといった感じで見ていた。
他の鬼達もひそひそと話しており、その途中でエレノアがあらぬ言葉を聞いた。
『……!?』
「あい?」
ソルも聞いていたようで、リヒトとライルの手を引いてここから離れようとする。リヒトはよく分からっておらず、首を傾げるばかりであった。
「おー、人間だ人間だ!」
「あそぼーぜ!」
「あー♪」
「あうー♪」
『……』
そこで鬼の子がバタバタと現れてリヒトとライルに声をかけてきた。手を上げて挨拶をする双子に、移動するタイミングを失ったとソルが地に手をついてがっくりする。
「あい!」
「お、でんでん太鼓だな。追いかけっこはできるのか?」
「赤ちゃんだからまだ無理だと思うよ……わんちゃんに触ってもいい?」
「あう」
「わほぉん」
「こけー」
「こいつは食べていいのか?」
「うー!」
「いてっ、ダメなのかよ……」
「ぴよー」
子供たちは好奇心旺盛といった感じで双子とペット達を取り囲む。
男の子は追いかけっこなどで遊びたいようだが、女の子はまだ走れないだろうとやんわり諫めていた。
ダル達と遊ぼうということになったが、その中で男の子の鬼がまたジェニファー達を食料としてロックオンした。
そのことにリヒトは口を尖らせて男の子を遠ざけようと軽く叩いて押した。
「ひよこちゃん達、よく懐いているなあ」
「こんなに肩に乗ったりしないよねー」
「あうー♪」
「アー」
「……こいつはなんだ? 鳥、なのか?」
「ア」
「そうだって」
「飛べ無さそうだけどなあ……」
「アー!」
「うわ、襲ってきた!? 逃げろ!?」
『……』
ひとまず子供たちは良い子のようだとエレノアが警戒しながらそう思う。
するとしばらくして、準備を指示された鬼が戻ってきた。
「ほらガキども、どいたどいた」
「はーい!」
「ちょっと失礼するよ」
『……!?』
その鬼がしゃがんで手にしたものを見て、エレノアが飛び上がった。
立派な桐の台座の上に、鈍く鋭い包丁が乗っていたからだ。
『……!』
「わ!? な、なんだこの土偶……!?」
するとエレノアが包丁に覆いかぶさり取れないようにする。きっと双子を料理する気だと確信したのだ。
「おいおい、いいところなんだから邪魔しないでくれよ。まいったな」
「いいところってのはどういう意味だ? あ?」
「あーい!」
「あうー!」
『……!!』
そこへ眉間に皺を寄せたギーラが現れた。村に門があるわけでもないので誰でも入れるのである。
「お、なんだお主は?」
「俺は黒竜のギーラ。その双子の友達だ」
「あい?」
「友達だろ!?」
「あい♪」
「まあいいけど……最初に会った奴が『後で……』とか言ってたし、さっきあそこの奴がこいつらを見て『うまいんだってよ』って言ってたぞ。リヒトとライルを食べるつもりじゃねえだろうな?」
ギーラが見下ろしてからそう告げる。ソルはこくこくと頷き剣を頭上で振り回していた。
しかし、包丁を持ってきた鬼は目をぱちくりとさせて口を開く。
「へ? なにを言っているのだ。おい、お前そんなことを言ったのか?」
「お、俺かい? あー、昨日その子達が太鼓を叩いていたって話を聞いたんだ。赤ちゃんの割に上手いって話しのことか……?」
「なんだと? 悟られまいと嘘をついているんじゃあねえだろうな」
「そんなことするかっての。そもそも、竜神殿のお子さんを食ったりしたら今度こそ俺達は絶滅させられるだろうが……」
「むう」
と、緑のアフロヘアーをした鬼が肩を竦めて言う。
ギーラは確かにそうかもしれないと腕組みをして口を尖らせていた。
「なんだ、騒がしいな。ん? お前は黒竜ではないか」
「酒吞童子さんか、邪魔しているぜ」
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