51 / 413
第51話 竜、穏やかな一日がスタートしない
しおりを挟む
「こけっこっこー」
「ぴよぴっよー!」
「ぴよぴー!」
「ぴよー!」
モルゲンロートやガルフ達が出発したころ、ジェニファーが起きた。
ひよこ達もすでに起きており、ジェニファーの真似をする。
だが、基本的に鳴くのは雄なので、雌のジェニファーとトコトが鳴くのはちょっと違うのだが。
それはともかくその鳴き声でアッシュウルフ達も目をパチリと開けて玄関の前でお座りをしていた。
「うぉふ」
「あーう!」
「む、散歩がしたいのか? 婆さん、リヒトを連れて、ヤクト達と少し出てくるわい」
「分かりました。ご飯とミルクは作っておきますからゆっくり行ってらして。あ、お布団を干してきてくださいな」
「ああ。飯を食ったら村へ行くかのう」
リヒトをベッドから抱え上げてリビングに来たディランがアッシュウルフ達を見て散歩かと頷いた。
それをキッチンへ行こうとしたトワイトに告げると微笑みながら食事は作ると言って送り出してくれる。
ついでにお布団を干して欲しいとお願いされたので、寝室へ戻ってから布団を回収し、籠に入れた。
「おお、いい天気じゃなリヒト」
「あー♪」
「わん!」
外に出ると雲が少なく、山の端から太陽が昇ってくるのが見えた。
アッシュウルフ達は背伸びをして身体を振るわせる。
そこでジェニファーやひよこ達も小屋から出てきた。
「こけー!」
「なんじゃお前達も行くのか?」
「あー♪」
「ぴよー」
ひよこ達はリヒトのところへ行くと言っているようにディランの足をくちばしでつつく。歩いた方が鍛えられると思いつつも、ディランはひよこ三羽を胸ポケットに入れてやった。
「うぉふうぉふ」
「先を歩いてくれるのか。任せるぞい」
「あーう♪」
ご主人にいいところを見せようとヤクトが張り切って前に出た。そこへルミナスも並んでいく。
「わほぉん……」
「お主はマイペースじゃのう」
しかしダルだけはブレずにディランの足元に付き添って並んでいた。いつも寝そべっているが散歩はきちんと出るあたり、怠けているだけではないようである。
「さて、頂上まで軽く行くかのう。リヒト、しっかり掴まっておるのじゃ」
「きゃー♪」
「髭を握ってはいかんぞ」
相変わらずディランの髭が好きなようで、顎髭が引っ張られていた。怒ることはせず、シャツの襟を掴むように手を添えてやった。
「ぴよー?」
「抱っこしている間はワシも手がふさがる。落ちたくなければ動くんじゃないぞい」
「ぴ」
ディランの言葉に、三羽は顔だけ覗かせて返事をする。そのまま山頂を目指し歩いて行く。
「わんわん!」
「うぉふ!」
「グリーンワームか。婆さんがなにか作るときの素材になるから狩っておこう」
「あーう!」
「ぴよっ!」
途中、魔物と出くわしアッシュウルフ達と連携して狩りも行う。布団を干すまで荷物になるため、一旦その辺に置いておき山頂を目指す。
軽やかに前を進むヤクトとルミナスが魔物の意識を散らし、ディランが接敵して一撃で葬る。
ディランだけでも良いが、リヒトを抱っこしているため自分に向かって来ないよう、アッシュウルフ達が気を引いてくれる方が助かるのだ。
ヤクトやルミナスの活躍にリヒトとひよこが讃えていた。
そんな調子でさくさく登っていき、頂上へ到着すると、籠を降ろして布団を片腕で干していく。
「今日はほっこりした布団で寝れそうじゃな」
「あーい♪」
「わほぉん」
雲の上もよく照っており、リヒトを日差しから守りながらディランが言う。
すると足元に居たダルがフラフラと物干し竿の近くに歩いて行き、寝そべった。
「ダル、日向ぼっこをしたいのはわかるが、少ししたら戻るぞ」
「わほぉん……」
「うぉふ」
「わん」
情けない声を上げるダルに、ヤクトとルミナスが肉球で背中をぺしぺしと叩いていた。
まあ、少しだけならと岩陰に腰を下ろしてリヒト頭を撫でる。
「自分の足でここまで歩けるようになるのが楽しみじゃな。そういえば空気が薄いが平気なのか?」
「あー?」
「こけ?」
そこで山の空気は薄いことを思い出してリヒトの顔を覗き込む。リヒトは父の顔を見て首を傾げていた。ジェニファーも真似をして首を傾げる。
「まあ、大丈夫ならええんじゃが、少し気をつけねばならんのう」
ドラゴンと人間は違うため、自分達や、自分の子供が平気だったとしても人間には過酷な環境というのはよくあることだ。
今までそこを考慮していなかったことを反省した。
「婆さんにも伝えておかねばな。可愛がっておるが故に見落とすこともある」
「うー?」
「ぴよー?」
首が座れば赤ちゃんは一気に動き回るようになるため、気をつけねばと呟く。
十五分ほど休憩したあと、ディランが立ち上がりアッシュウルフ達を呼ぶ。
「おーい、帰るぞ」
「わん!」
「うぉふ!」
「……」
「あー?」
声をかけるとすぐにルミナスとヤクトがやってきた。しかし、ダルの返事は無かった。不思議がるリヒトと共に見に行くと、ダルは鼻ちょうちんを出して寝ていた。
「すぐ寝るのうこやつは。まあ、籠になにも入っていないし入れていくか」
「こけー」
ディランはダルを籠に入れると、そのまま籠を背負って下山を始めた。
気持ちよさそうに寝ているダルに、ヤクトとルミナスが『ずるい』といった感じでわふわふしていた。
帰りにグリーンワームを回収してそのまま家路へと着いた。
「おかえりなさい」
「わん」
「あー!」
「ふう、いい天気じゃ」
「あら、ダルは寝ているんですか? ちょっとご飯を取ってきますね」
「うむ。リヒト、少しソファで寝ておってくれ。ダルを使うか」
「あう」
家に入るとエプロンをつけたトワイトが出迎えてくれ、一旦リヒトとダルをソファに寝かせて手を洗いに行くディラン。落ちないようにダルを支えにした形だ。
「あなた達もご飯ですよ」
「うぉふ♪」
「こけー♪」
トワイトが水と餌を持ってリビングに置くと、リヒトを抱き上げて椅子に座り、ミルクを飲ませる。
「んぐ……んぐ……」
「今日も元気でいいわねリヒト♪」
「そろそろ首も座るころじゃろう。さっき山頂でハッとしたのだが、リヒトは人間じゃ。ワシらの常識ではリヒトが死んでしまうかもしれん。注意せねばと」
「あ、確かにそうですね。可愛いだけじゃいけませんね」
ディランが先に食事を済ますため箸を持ちながらトワイトへ告げる。彼女も確かにと同意した。
「一層注意しましょう。あなたたちもお願いね」
「こけ!」
「「「ぴよ!」」」
ジェニファーやひよこ、ヤクトとルミナスが返事をした。ダルは相変わらずである。
そんな調子で一日が始まる……かと思っていたが、ゆっくりと食休みを取り、出かける準備をしている時にそれは起きた。
「……! わほぉん」
「ダル、どうした?」
「わほぉん、わほぉん!」
「開けるからちょっと待っておれ。ふむ、狼達の出入り口も作るべきか。侵入者対策をしっかりして……」
ソファでだらけていたダルが急に起き上がり、玄関をかりかりと引っ掻き出した。
鐘は鳴っていないがなにか来たのだろうかとディランが玄関を開けると、そこにガルフ達が居て鐘を鳴らすところだった。
「わほぉん」
「あー! ダルー! 元気だった?」
ダルが走って行き、ユリの下へ行くとお座りをして撫でられていた。ディランもすぐに話しかける。
「おや、ガルフではないか」
「お! ディランのおっちゃんおはよう!」
「うむ。今日はどうした? 採集か狩りか? ただ、ちと村へ行かねばならんから、待っていてもらうことになるぞい」
「あー、申し訳ない。少し話したい事があってな。時間を貰えないだろうか」
「なんとモルゲンロート殿もおるのか」
「ディラン……?」
ガルフに事情を説明していたが、そこへモルゲンロートも現れディランは目を見開く。朝から大勢でどうしたのかと思っていると、トワイトも家から出てきた。
「あら、皆さんお揃いですね! おはようございます!」
「あ、トワイトさんおはようございます! 実はちょっと事情があって――」
「トワイト……! まさか!」
「あ、トーニャ!」
「「ん?」」
トワイトの挨拶にレイカが返していると、その後ろからトーニャが飛び出して来た。『トーニャ』という言葉に夫婦が反応した瞬間、目の前にそのトーニャが立つ。
「やっぱりパパとママだ!!」
「「「「え!?」」」」
「トーニャではないか……!?」
「あらあら、トーニャちゃんが一緒にいるなんてどうしたのかしら?」
「あー?」
ディランは驚き、トワイトは頬に手を当てて目をぱちくりしていた。
「ぴよぴっよー!」
「ぴよぴー!」
「ぴよー!」
モルゲンロートやガルフ達が出発したころ、ジェニファーが起きた。
ひよこ達もすでに起きており、ジェニファーの真似をする。
だが、基本的に鳴くのは雄なので、雌のジェニファーとトコトが鳴くのはちょっと違うのだが。
それはともかくその鳴き声でアッシュウルフ達も目をパチリと開けて玄関の前でお座りをしていた。
「うぉふ」
「あーう!」
「む、散歩がしたいのか? 婆さん、リヒトを連れて、ヤクト達と少し出てくるわい」
「分かりました。ご飯とミルクは作っておきますからゆっくり行ってらして。あ、お布団を干してきてくださいな」
「ああ。飯を食ったら村へ行くかのう」
リヒトをベッドから抱え上げてリビングに来たディランがアッシュウルフ達を見て散歩かと頷いた。
それをキッチンへ行こうとしたトワイトに告げると微笑みながら食事は作ると言って送り出してくれる。
ついでにお布団を干して欲しいとお願いされたので、寝室へ戻ってから布団を回収し、籠に入れた。
「おお、いい天気じゃなリヒト」
「あー♪」
「わん!」
外に出ると雲が少なく、山の端から太陽が昇ってくるのが見えた。
アッシュウルフ達は背伸びをして身体を振るわせる。
そこでジェニファーやひよこ達も小屋から出てきた。
「こけー!」
「なんじゃお前達も行くのか?」
「あー♪」
「ぴよー」
ひよこ達はリヒトのところへ行くと言っているようにディランの足をくちばしでつつく。歩いた方が鍛えられると思いつつも、ディランはひよこ三羽を胸ポケットに入れてやった。
「うぉふうぉふ」
「先を歩いてくれるのか。任せるぞい」
「あーう♪」
ご主人にいいところを見せようとヤクトが張り切って前に出た。そこへルミナスも並んでいく。
「わほぉん……」
「お主はマイペースじゃのう」
しかしダルだけはブレずにディランの足元に付き添って並んでいた。いつも寝そべっているが散歩はきちんと出るあたり、怠けているだけではないようである。
「さて、頂上まで軽く行くかのう。リヒト、しっかり掴まっておるのじゃ」
「きゃー♪」
「髭を握ってはいかんぞ」
相変わらずディランの髭が好きなようで、顎髭が引っ張られていた。怒ることはせず、シャツの襟を掴むように手を添えてやった。
「ぴよー?」
「抱っこしている間はワシも手がふさがる。落ちたくなければ動くんじゃないぞい」
「ぴ」
ディランの言葉に、三羽は顔だけ覗かせて返事をする。そのまま山頂を目指し歩いて行く。
「わんわん!」
「うぉふ!」
「グリーンワームか。婆さんがなにか作るときの素材になるから狩っておこう」
「あーう!」
「ぴよっ!」
途中、魔物と出くわしアッシュウルフ達と連携して狩りも行う。布団を干すまで荷物になるため、一旦その辺に置いておき山頂を目指す。
軽やかに前を進むヤクトとルミナスが魔物の意識を散らし、ディランが接敵して一撃で葬る。
ディランだけでも良いが、リヒトを抱っこしているため自分に向かって来ないよう、アッシュウルフ達が気を引いてくれる方が助かるのだ。
ヤクトやルミナスの活躍にリヒトとひよこが讃えていた。
そんな調子でさくさく登っていき、頂上へ到着すると、籠を降ろして布団を片腕で干していく。
「今日はほっこりした布団で寝れそうじゃな」
「あーい♪」
「わほぉん」
雲の上もよく照っており、リヒトを日差しから守りながらディランが言う。
すると足元に居たダルがフラフラと物干し竿の近くに歩いて行き、寝そべった。
「ダル、日向ぼっこをしたいのはわかるが、少ししたら戻るぞ」
「わほぉん……」
「うぉふ」
「わん」
情けない声を上げるダルに、ヤクトとルミナスが肉球で背中をぺしぺしと叩いていた。
まあ、少しだけならと岩陰に腰を下ろしてリヒト頭を撫でる。
「自分の足でここまで歩けるようになるのが楽しみじゃな。そういえば空気が薄いが平気なのか?」
「あー?」
「こけ?」
そこで山の空気は薄いことを思い出してリヒトの顔を覗き込む。リヒトは父の顔を見て首を傾げていた。ジェニファーも真似をして首を傾げる。
「まあ、大丈夫ならええんじゃが、少し気をつけねばならんのう」
ドラゴンと人間は違うため、自分達や、自分の子供が平気だったとしても人間には過酷な環境というのはよくあることだ。
今までそこを考慮していなかったことを反省した。
「婆さんにも伝えておかねばな。可愛がっておるが故に見落とすこともある」
「うー?」
「ぴよー?」
首が座れば赤ちゃんは一気に動き回るようになるため、気をつけねばと呟く。
十五分ほど休憩したあと、ディランが立ち上がりアッシュウルフ達を呼ぶ。
「おーい、帰るぞ」
「わん!」
「うぉふ!」
「……」
「あー?」
声をかけるとすぐにルミナスとヤクトがやってきた。しかし、ダルの返事は無かった。不思議がるリヒトと共に見に行くと、ダルは鼻ちょうちんを出して寝ていた。
「すぐ寝るのうこやつは。まあ、籠になにも入っていないし入れていくか」
「こけー」
ディランはダルを籠に入れると、そのまま籠を背負って下山を始めた。
気持ちよさそうに寝ているダルに、ヤクトとルミナスが『ずるい』といった感じでわふわふしていた。
帰りにグリーンワームを回収してそのまま家路へと着いた。
「おかえりなさい」
「わん」
「あー!」
「ふう、いい天気じゃ」
「あら、ダルは寝ているんですか? ちょっとご飯を取ってきますね」
「うむ。リヒト、少しソファで寝ておってくれ。ダルを使うか」
「あう」
家に入るとエプロンをつけたトワイトが出迎えてくれ、一旦リヒトとダルをソファに寝かせて手を洗いに行くディラン。落ちないようにダルを支えにした形だ。
「あなた達もご飯ですよ」
「うぉふ♪」
「こけー♪」
トワイトが水と餌を持ってリビングに置くと、リヒトを抱き上げて椅子に座り、ミルクを飲ませる。
「んぐ……んぐ……」
「今日も元気でいいわねリヒト♪」
「そろそろ首も座るころじゃろう。さっき山頂でハッとしたのだが、リヒトは人間じゃ。ワシらの常識ではリヒトが死んでしまうかもしれん。注意せねばと」
「あ、確かにそうですね。可愛いだけじゃいけませんね」
ディランが先に食事を済ますため箸を持ちながらトワイトへ告げる。彼女も確かにと同意した。
「一層注意しましょう。あなたたちもお願いね」
「こけ!」
「「「ぴよ!」」」
ジェニファーやひよこ、ヤクトとルミナスが返事をした。ダルは相変わらずである。
そんな調子で一日が始まる……かと思っていたが、ゆっくりと食休みを取り、出かける準備をしている時にそれは起きた。
「……! わほぉん」
「ダル、どうした?」
「わほぉん、わほぉん!」
「開けるからちょっと待っておれ。ふむ、狼達の出入り口も作るべきか。侵入者対策をしっかりして……」
ソファでだらけていたダルが急に起き上がり、玄関をかりかりと引っ掻き出した。
鐘は鳴っていないがなにか来たのだろうかとディランが玄関を開けると、そこにガルフ達が居て鐘を鳴らすところだった。
「わほぉん」
「あー! ダルー! 元気だった?」
ダルが走って行き、ユリの下へ行くとお座りをして撫でられていた。ディランもすぐに話しかける。
「おや、ガルフではないか」
「お! ディランのおっちゃんおはよう!」
「うむ。今日はどうした? 採集か狩りか? ただ、ちと村へ行かねばならんから、待っていてもらうことになるぞい」
「あー、申し訳ない。少し話したい事があってな。時間を貰えないだろうか」
「なんとモルゲンロート殿もおるのか」
「ディラン……?」
ガルフに事情を説明していたが、そこへモルゲンロートも現れディランは目を見開く。朝から大勢でどうしたのかと思っていると、トワイトも家から出てきた。
「あら、皆さんお揃いですね! おはようございます!」
「あ、トワイトさんおはようございます! 実はちょっと事情があって――」
「トワイト……! まさか!」
「あ、トーニャ!」
「「ん?」」
トワイトの挨拶にレイカが返していると、その後ろからトーニャが飛び出して来た。『トーニャ』という言葉に夫婦が反応した瞬間、目の前にそのトーニャが立つ。
「やっぱりパパとママだ!!」
「「「「え!?」」」」
「トーニャではないか……!?」
「あらあら、トーニャちゃんが一緒にいるなんてどうしたのかしら?」
「あー?」
ディランは驚き、トワイトは頬に手を当てて目をぱちくりしていた。
219
あなたにおすすめの小説
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
竜帝と番ではない妃
ひとみん
恋愛
水野江里は異世界の二柱の神様に魂を創られた、神の愛し子だった。
別の世界に産まれ、死ぬはずだった江里は本来生まれる世界へ転移される。
そこで出会う獣人や竜人達との縁を結びながらも、スローライフを満喫する予定が・・・
ほのぼの日常系なお話です。設定ゆるゆるですので、許せる方のみどうぞ!
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)
前世で孵した竜の卵~幼竜が竜王になって迎えに来ました~
高遠すばる
恋愛
エリナには前世の記憶がある。
先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。
先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を遂げたエリスティナ。
普通の平民に生まれ変わったエリスティナ、改めエリナは強く心に決めている。
「もう二度と、竜種とかかわらないで生きていこう!」
たったひとつ、心残りは前世で捨てられていた卵から孵ったはちみつ色の髪をした竜種の雛のこと。クリスと名付け、かわいがっていたその少年のことだけが忘れられない。
そんなある日、エリナのもとへ、今代竜王の遣いがやってくる。
はちみつ色の髪をした竜王曰く。
「あなたが、僕の運命の番だからです。エリナ。愛しいひと」
番なんてもうこりごり、そんなエリナとエリナを一身に愛する竜王のラブロマンス・ファンタジー!
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる