10 / 30
混血の放浪者 2-7
しおりを挟む
村人達の困惑の声は熱狂を飲み込んだ、名残惜しそうに帰る者。
まだ見届けようと恐る恐る残る者、だがそれらも散り散りに自分の家に帰ってゆく。
放浪者はその熱を沈めた女主人の手腕に、内心舌を巻き、そして感謝した。
人が減った今、巻き添えを出す可能性はぐんと下がったからだ。
そして事をを起こしてしまった尻ぬぐいをさせてしまった事に借りを覚えた。
「奴さんら、もう夢が迎えに来たってよ。旦那ァ、そろそろお開きの時間だ……」
周囲の静けさもよそに、二人の沈黙は保たれていたが、先に破ったのは短剣使いであった。
二人の精神の削りあいは、限界に近かった。
互いを結ぶ緊張の糸は更に強まった……、ピンと張り詰めたそれが音を立てる。
「正直驚いているよ、見かけ以上だあんた……。だが、こいつで幕引きにさせて貰うぜ!」
「あぁ……。そいつは、そっくりそのまま、お返しするッ……!」
放浪者は見逃さなかった、その一瞬のざわめきを。
ほんの一コマ精細さを欠き、開かれたその針の穴を。
間合いを詰めたのはシェイガンだけではなかった、その筋力を駆使した跳躍は砂埃を巻き上げ、シェイガンより早く放浪者を間合いに導いた。
「うぉッ……!やばッ!‥‥ぐぬぁッ!!!」
着地と同時、左足に過重を乗せ体を捻り、右手の剣はシェイガンの腹部に振り上げられた。
空いた左手は鞘先に突き上げ、ぐっと短剣使いの体にめり込んだ。
放浪者の突撃の作用とシェイガンの突撃の作用が混ざり合った。
「ぐッ……ガッ!!!!!」
縦に巻き上げる旋風となり、放浪者の叩きつけは軽々と短剣使いを持ち上げ、そのまま反対側に叩きつける。
放浪者を一気に襲う疲労感、筋力の酷使はマスクの内で息を荒くさせる。
そして両腕に鋭い痛みが走った。
シェイガンのしたたかさはその両腕に短剣の傷を残していた。
「……ちょっと、タンマ……本当に今のは……ヤバい……マジで」
腰を悪くしたのか、息も絶え絶えに痛みを堪えながらいつの間にか距離をとったシェイガンは放浪者に訴えかけた。ダメージは向こうも少なからず負ったようだ、そしてその申し出は放浪者の息を整えさせるには十分だった、
だが放浪者は、その言葉に応える余裕も体力も無い状態であった。
十数人の残った観客達、息をのむ音が聞こえそうなほどに静寂に。
次第に高まる熱気のみが焚火の炎を揺らす、音もなく。
対峙する二人の男は、互いの間合いを測って居た。火が揺れるたびに生まれる影が、二人の間に流れる緊迫した空気の中をゆらゆらと行き来する。
「まったく……ありゃ、どちらかがぶっ倒れるまで終わらないね……カーヤ!薬を用意するよ!」
「あいよ、母ちゃん……!」
冷静さを取り戻した女主人は、もはや自分が口を挟める状況ではない事を悟った、ならば見届ける。
その後始末は最後までする腹積もりだった。
カーヤも同じく、その二人の様子を見守った、腕を組み立つ母の傍であれば何があろうと安心できた、そして自分が何をすべきかも分った。
二人の男が生む静寂に観客たちは凍り付いたように声を挙げず見守った。
その一瞬すらも長く感じさせる時を開始するかのように、口を半開きに開けた観客の額の汗が、静かに伝い、
石畳に跳ね、告げた。
「……ットぉ!」
「……ッ!」
それを皮切りに二人が互いに詰め寄り交差する。
重なり合いは火花を生みそれぞれの剣を跳ねのけた。
互いに一歩も引かずに、方や二双の目にもとまらぬ連撃、そして方や刃を抜かず鞘に収まったまま、その剣技に応えていた。両者は明らかに拮抗していた。
シェイガンの顔に焦りの色が浮かんでいた、崩せぬ牙城。
体力は目減りしてゆく、なんとか突破口を見つけ出そうと必死になり、いつしか笑みは消えていた。
放浪者も同じく、その限界は近かった、だがその瞳の色はまだ青く輝いていた、その時を待った。
「さっさと……!くたばりやがれ…!この……ッ!」
シェイガンの逆手に持ってた左の短剣が握りなおされた、放浪者は鋭く目を細め歯を食いしばった。
音なく奔る刃は風を置き去りにし放浪者の眼前に迫った。
さすがに速い、唸り声をあげ身をのけぞらせ、放浪者は左手でその腕を掴み。
引いた右足はその重い衝撃に僅かに地面を滑らせ耐えた。
「ぐぬッ……ガハッ……クソ……ッたれめ」
引く勢いと押す衝撃、シェイガンの鳩尾には深く、放浪者の右手に握られた剣の柄が深々とめり込んでいた。
皮鎧越しに伝わる衝撃は短剣使いを昏倒させるには十分な威力だった。
どさりと崩れ落ちるシェイガンを支えるほどの余力が残って居ない、肩で息を整え。
放浪者は静かにその伏した者を見下ろしていた。
息をのむかのような静寂、その均衡を破ったのはざわめく観客達の声援だった。
その歓声はじわじわと放浪者の耳に届き始め、煩いほどであった。
勝利の余韻など一切なく、放浪者はシェイガンを助け上げようと身を屈めた。
「お、おい!見ろ!!!」
「ハ……ハーフオークだ!ハーフオークが居るぞ!」
「な、なんてこった!あの野郎ハーフオークだったのか!」
「クソッ!ダヤンめ!なんて奴を引き連れてきたんだ!」
観客達の歓声は恐怖に飲み込まれた。
ハーフオークが見せた戦い、その力を。それが己達へと向けられるのではないかと戦慄した。
その空気に気付くには、放浪者は疲弊しすぎていた。
最後のシェイガンの一撃はかわし切れずマスクの布一枚を裂かれて居たのだ。
放浪者の顔は今や露わとなり、村人達にその姿を晒してしまっている。
オークの血が流れる者その恐ろしい姿を。
混乱が再び訪れたに、村人たちは立ち上がった放浪者の様子を見てうろたえ始めた。
「ハッバンさん!急いで!はやく……あ、おじさん……」
「ダ、ダヤンくん。ちょっと、まって、おじさんちょっと、息が……」
素っ頓狂な声を挙げ口ひげを蓄えた男が、ダヤンに息も絶え絶えといった様子で連れらてやってきた。
唖然とするダヤンの後ろ姿にまったく気づく様子もなく、固まる数人の村人を押しのけて広場の篝火の灯りに照らされた。
「はいはいー!通して!ま、まったく!こんな時間に騒ぎなんて……!え、あッ……、えぇ!?ハ、ハーフオークッ!!??」
その男が目にするのは、恐ろしい形相をした放浪者、ハーフオークの姿であった。
ハッバンはその姿に怖気好き、身を引こうとするも、村人に押されて、おずおずと放浪者に近寄った。
その姿を見た放浪者は息を整え、理解できる体勢が整った。バレてしまったのだ、そうなればこの状況を納めるには、この頼りない男を頼る他ない。
そっと足先で気絶するシェイガンを突き無事を確かめるこの男に。
「え……と、アハハハッ……。あの……よろしいですか?」
「あぁ……頼む」
ハッバンは無抵抗な放浪者を見つめ、恐る恐る後ろに手をまわした放浪者に縄をかけた。
結ぶ際に「あ、え……っと痛くないですか?」と顔色を窺いながら。その様子にダヤンは困惑し抗議した。
放浪者の表情は、相変わらず無表情のままだった。
「な、なんでおじさんを捕まえるの!?」
「そうよ!ハッバンさん!その人はわたしを助けてくれたのよ!ダヤンだって!……ねぇ!お母ちゃんもなんとか言って!」
カーヤも思わずその抗議に加わった。
子供二人に詰め寄られハッバンも、思わず怯み女主人に助け船を求めた。
女主人は事を様子を冷静に受け止め、不安がる子らの頭を両手で撫でて、守衛長を睨みつけた。
「ハッバン、その人を傷つけるような事があっちゃ、あたしが黙っちゃいないよ……いいね」
「そ!!!そんな、滅相もない……!むしろこっちが……いや、あ、えとなんでもないです」
弱気な事を口走りそうになり、女主人の睨みを利かせた視線に怯え、捕縛した放浪者に歩かせそれに続いた。
「おじさんッ……!」
「……家に帰れ、ダヤン。ラナが心配する」
事があっという間に収まった。
静けさを取り戻した広場からはしぶしぶと村人は散り、残るは静寂の中に立ち尽くすダヤン達のみであった。
少年は茫然自失と言ったようにその場に項垂れて膝をついたのだった。
カーヤはやるせない気持ちをダヤンのその背に預け抱きしめた。
その二人の傍から離れずメイヤーナは、去る放浪者とそして村人達に抱えあげられたシェイガンを見つめた。
混乱を呼んだハーフオーク。
恩人ではあるが、村人達の恐れを向けられた彼は自ら投獄される事を選んだ、それを承知し女主人は私情を手のひらの中に押し込んでいた。
その痛みは己が下した選択の自問自答を、何度も繰り返し問うた。
風向きが変わり焚火の炎の揺れは激しくその火の粉を散らす、静かにただ揺れて。
まだ見届けようと恐る恐る残る者、だがそれらも散り散りに自分の家に帰ってゆく。
放浪者はその熱を沈めた女主人の手腕に、内心舌を巻き、そして感謝した。
人が減った今、巻き添えを出す可能性はぐんと下がったからだ。
そして事をを起こしてしまった尻ぬぐいをさせてしまった事に借りを覚えた。
「奴さんら、もう夢が迎えに来たってよ。旦那ァ、そろそろお開きの時間だ……」
周囲の静けさもよそに、二人の沈黙は保たれていたが、先に破ったのは短剣使いであった。
二人の精神の削りあいは、限界に近かった。
互いを結ぶ緊張の糸は更に強まった……、ピンと張り詰めたそれが音を立てる。
「正直驚いているよ、見かけ以上だあんた……。だが、こいつで幕引きにさせて貰うぜ!」
「あぁ……。そいつは、そっくりそのまま、お返しするッ……!」
放浪者は見逃さなかった、その一瞬のざわめきを。
ほんの一コマ精細さを欠き、開かれたその針の穴を。
間合いを詰めたのはシェイガンだけではなかった、その筋力を駆使した跳躍は砂埃を巻き上げ、シェイガンより早く放浪者を間合いに導いた。
「うぉッ……!やばッ!‥‥ぐぬぁッ!!!」
着地と同時、左足に過重を乗せ体を捻り、右手の剣はシェイガンの腹部に振り上げられた。
空いた左手は鞘先に突き上げ、ぐっと短剣使いの体にめり込んだ。
放浪者の突撃の作用とシェイガンの突撃の作用が混ざり合った。
「ぐッ……ガッ!!!!!」
縦に巻き上げる旋風となり、放浪者の叩きつけは軽々と短剣使いを持ち上げ、そのまま反対側に叩きつける。
放浪者を一気に襲う疲労感、筋力の酷使はマスクの内で息を荒くさせる。
そして両腕に鋭い痛みが走った。
シェイガンのしたたかさはその両腕に短剣の傷を残していた。
「……ちょっと、タンマ……本当に今のは……ヤバい……マジで」
腰を悪くしたのか、息も絶え絶えに痛みを堪えながらいつの間にか距離をとったシェイガンは放浪者に訴えかけた。ダメージは向こうも少なからず負ったようだ、そしてその申し出は放浪者の息を整えさせるには十分だった、
だが放浪者は、その言葉に応える余裕も体力も無い状態であった。
十数人の残った観客達、息をのむ音が聞こえそうなほどに静寂に。
次第に高まる熱気のみが焚火の炎を揺らす、音もなく。
対峙する二人の男は、互いの間合いを測って居た。火が揺れるたびに生まれる影が、二人の間に流れる緊迫した空気の中をゆらゆらと行き来する。
「まったく……ありゃ、どちらかがぶっ倒れるまで終わらないね……カーヤ!薬を用意するよ!」
「あいよ、母ちゃん……!」
冷静さを取り戻した女主人は、もはや自分が口を挟める状況ではない事を悟った、ならば見届ける。
その後始末は最後までする腹積もりだった。
カーヤも同じく、その二人の様子を見守った、腕を組み立つ母の傍であれば何があろうと安心できた、そして自分が何をすべきかも分った。
二人の男が生む静寂に観客たちは凍り付いたように声を挙げず見守った。
その一瞬すらも長く感じさせる時を開始するかのように、口を半開きに開けた観客の額の汗が、静かに伝い、
石畳に跳ね、告げた。
「……ットぉ!」
「……ッ!」
それを皮切りに二人が互いに詰め寄り交差する。
重なり合いは火花を生みそれぞれの剣を跳ねのけた。
互いに一歩も引かずに、方や二双の目にもとまらぬ連撃、そして方や刃を抜かず鞘に収まったまま、その剣技に応えていた。両者は明らかに拮抗していた。
シェイガンの顔に焦りの色が浮かんでいた、崩せぬ牙城。
体力は目減りしてゆく、なんとか突破口を見つけ出そうと必死になり、いつしか笑みは消えていた。
放浪者も同じく、その限界は近かった、だがその瞳の色はまだ青く輝いていた、その時を待った。
「さっさと……!くたばりやがれ…!この……ッ!」
シェイガンの逆手に持ってた左の短剣が握りなおされた、放浪者は鋭く目を細め歯を食いしばった。
音なく奔る刃は風を置き去りにし放浪者の眼前に迫った。
さすがに速い、唸り声をあげ身をのけぞらせ、放浪者は左手でその腕を掴み。
引いた右足はその重い衝撃に僅かに地面を滑らせ耐えた。
「ぐぬッ……ガハッ……クソ……ッたれめ」
引く勢いと押す衝撃、シェイガンの鳩尾には深く、放浪者の右手に握られた剣の柄が深々とめり込んでいた。
皮鎧越しに伝わる衝撃は短剣使いを昏倒させるには十分な威力だった。
どさりと崩れ落ちるシェイガンを支えるほどの余力が残って居ない、肩で息を整え。
放浪者は静かにその伏した者を見下ろしていた。
息をのむかのような静寂、その均衡を破ったのはざわめく観客達の声援だった。
その歓声はじわじわと放浪者の耳に届き始め、煩いほどであった。
勝利の余韻など一切なく、放浪者はシェイガンを助け上げようと身を屈めた。
「お、おい!見ろ!!!」
「ハ……ハーフオークだ!ハーフオークが居るぞ!」
「な、なんてこった!あの野郎ハーフオークだったのか!」
「クソッ!ダヤンめ!なんて奴を引き連れてきたんだ!」
観客達の歓声は恐怖に飲み込まれた。
ハーフオークが見せた戦い、その力を。それが己達へと向けられるのではないかと戦慄した。
その空気に気付くには、放浪者は疲弊しすぎていた。
最後のシェイガンの一撃はかわし切れずマスクの布一枚を裂かれて居たのだ。
放浪者の顔は今や露わとなり、村人達にその姿を晒してしまっている。
オークの血が流れる者その恐ろしい姿を。
混乱が再び訪れたに、村人たちは立ち上がった放浪者の様子を見てうろたえ始めた。
「ハッバンさん!急いで!はやく……あ、おじさん……」
「ダ、ダヤンくん。ちょっと、まって、おじさんちょっと、息が……」
素っ頓狂な声を挙げ口ひげを蓄えた男が、ダヤンに息も絶え絶えといった様子で連れらてやってきた。
唖然とするダヤンの後ろ姿にまったく気づく様子もなく、固まる数人の村人を押しのけて広場の篝火の灯りに照らされた。
「はいはいー!通して!ま、まったく!こんな時間に騒ぎなんて……!え、あッ……、えぇ!?ハ、ハーフオークッ!!??」
その男が目にするのは、恐ろしい形相をした放浪者、ハーフオークの姿であった。
ハッバンはその姿に怖気好き、身を引こうとするも、村人に押されて、おずおずと放浪者に近寄った。
その姿を見た放浪者は息を整え、理解できる体勢が整った。バレてしまったのだ、そうなればこの状況を納めるには、この頼りない男を頼る他ない。
そっと足先で気絶するシェイガンを突き無事を確かめるこの男に。
「え……と、アハハハッ……。あの……よろしいですか?」
「あぁ……頼む」
ハッバンは無抵抗な放浪者を見つめ、恐る恐る後ろに手をまわした放浪者に縄をかけた。
結ぶ際に「あ、え……っと痛くないですか?」と顔色を窺いながら。その様子にダヤンは困惑し抗議した。
放浪者の表情は、相変わらず無表情のままだった。
「な、なんでおじさんを捕まえるの!?」
「そうよ!ハッバンさん!その人はわたしを助けてくれたのよ!ダヤンだって!……ねぇ!お母ちゃんもなんとか言って!」
カーヤも思わずその抗議に加わった。
子供二人に詰め寄られハッバンも、思わず怯み女主人に助け船を求めた。
女主人は事を様子を冷静に受け止め、不安がる子らの頭を両手で撫でて、守衛長を睨みつけた。
「ハッバン、その人を傷つけるような事があっちゃ、あたしが黙っちゃいないよ……いいね」
「そ!!!そんな、滅相もない……!むしろこっちが……いや、あ、えとなんでもないです」
弱気な事を口走りそうになり、女主人の睨みを利かせた視線に怯え、捕縛した放浪者に歩かせそれに続いた。
「おじさんッ……!」
「……家に帰れ、ダヤン。ラナが心配する」
事があっという間に収まった。
静けさを取り戻した広場からはしぶしぶと村人は散り、残るは静寂の中に立ち尽くすダヤン達のみであった。
少年は茫然自失と言ったようにその場に項垂れて膝をついたのだった。
カーヤはやるせない気持ちをダヤンのその背に預け抱きしめた。
その二人の傍から離れずメイヤーナは、去る放浪者とそして村人達に抱えあげられたシェイガンを見つめた。
混乱を呼んだハーフオーク。
恩人ではあるが、村人達の恐れを向けられた彼は自ら投獄される事を選んだ、それを承知し女主人は私情を手のひらの中に押し込んでいた。
その痛みは己が下した選択の自問自答を、何度も繰り返し問うた。
風向きが変わり焚火の炎の揺れは激しくその火の粉を散らす、静かにただ揺れて。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる