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ジーフのジャーニー探索

かわいい妻には旅をさせたくないよね

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メグミ
「パパ~」

メグミが、よちよち歩きで歩み寄ってくる。
ベロニカでの会議から帰り、我が家につくと、疲れが吹っ飛ぶ瞬間だ・・

「メグちゃーん・・少し大きくなりましたかね~」
俺はメグミを抱きかかえ、ほっぺにチューをする。

「パアパ・おひげ痛い~!」

「ああ、ごめんよめぐちゃん・・」

シャルロット
「奥様、ただいま戻りました、こちらベロニカのお土産です」

ジェニファー
「わあ、綺麗!これはベロニカの真珠ですね・・ふふふ」

海人族が多くいるベロニカでは、真珠の養殖が盛んである。 真珠といっても全世界のようにアコヤガイではない、様々な貝の真珠がある、七色に光る真珠、白金の輝きの真珠、黄金の輝きの真珠、様々だ、そのイヤリングが今回のお土産だ。

他に、工芸品など様々買い込んだ、あとは本だ、魔法の本や薬草の本、ベロニカに行くたびに
多く購入する。
俺が読み終われば、島の学校の図書館に寄贈する。

「シュンは今日は学校休みじゃないのか?」

ジェニファー
「今日は、迷宮ですって、地下30階クリアして見せるって意気込んでたわよ」

「そうか・・・もう30階いけそうか・・でも、まだまだだな」

ジェニファー
「金ちゃんみたいに攻撃系能付付与がないあの子がよ、少しは褒めてあげてね」

「ああ!当然だ」

ジーフは、ポチと共に薬草採取の旅に出ている、魔女見習のイロハを連れて、ラミーとレミーも傭兵として参加している、場所はジャーニーだ、オワリとは休戦中だが・・少し心配でもある、オワリの姫様だしね・・・

できることなら、貴重な薬草はこの島で栽培したいものだが、どうしても成功しない・・地から湧き上がる魔力の違いが、影響しているらしい。
よって、1年に1か月くらい薬草の採取に向かっている、心配なのでポチとグレイドック4匹を護衛につけている。
移動も早いし、生半可な魔物はグレイドックだけで対処できる。

ラミーとレミーはまだ在校生だが、仕事をしながら学生をしている、グラス高等学校の上級生はみな、そんな感じだ。
彼女らは傭兵業をこなしている、魔物を探知する能力の他に、その戦闘能力も高い、いろいろな国ベロニカやオワリといった国から、誘いが来ているが、この島に残りたいそうだ。
そのために、傭兵会社を自分たちで作り、仕事をこなしている。

イロハちゃんは、魔女を目指しジーフに弟子入りした、ジーフに弟子入りしたイロハはこの家に住んでいる・・・
当然のように、シンシアと衝突しているが、魔女の弟子入りは基本衣食住を共にすること。
シンシアもあきらめたようだ。

そのシンシアは、魔法を覚え始めた、動物と話す力と光属性の召喚術を使っていただけに
光と闇の属性が強い、本来この二つは相反する属性なので、どちらかが上がれば、どちらかが上がりにくくなる、実際俺は全ての優位性を持ちながら、闇の属性は上がりにくくなっている。
しかしシンシアはそのどちらも強い属性を保っている、その代わり他の属性は犠牲になっているようだ。
だが土の属性だけは、そこそこある。

俊太がいないと、この家には男は一人だけ、少し寂しいな・・・

ちゅう吉はのんきに歌っている・・・チュ、チュ、チュ~、ウォンチュー♪
やはり・・どこか間抜けだ・・・・ちゅう吉は無性だから男とも違うか・・・

探検部のほうは、皆がレベルが上がっている。

ユキナリ君は鬼人らしく、パワフルで鬼人の特性の、攻撃を跳ね返す鋼の肉体をほぼ手に入れた。
毒すら、彼には効かない体だ。
カエデちゃんは、やはり忍者だな・・・シャルロットの剣技に似ている部分があり
シャルロットに剣の稽古を付けてもらっている、今ではシャルを脅かす剣技を持っている。

ジュリとムュイちゃんも頑張っている氷の魔法を習得し
水属性ではリザードで、彼女らは別格の扱いになりつつある、そしてグラス高校に合格し、俊太の1年後輩となった。

島は平和だ、島は・・・・

今回ベロニカでの会議は、イノケ教国のことである。

ベロニカ国境の町で、争いがおこった、現在その対応をしている最中らしい。
イノケとのいざこざは、よくある事、だが一応、議題として会議に上がった感じだ。
一つの懸念といえよう

島の開拓地は、ほぼ頭打ちになった
後はグラス火山と島の西部だが、島の西部は溶岩流の危険があるので、町の開発には不向きだ。
ただ温泉地が、発見されたのでグラス温泉という新たな名所ができた。

作物に関しては、絶えず進歩している、島の人口が増えるにしたがって、麦や米、ジャガイモなどの穀物の生産量を上げた。果物も、温室栽培により、バナナなどの導入も行っている。
砂糖はテンサイ育てている、テンサイ糖だ、これによりシンシアの召喚したケーキの再現も可能になった。

夏は出会いを求め、グラス海岸に大胆な水着を着用しに多くの観光客が訪れる
そしてグラスの美食は世界中に知れ渡るのである。

電気も徐々に軌道に乗っている、最初は街灯から、徐々に一般家庭へも広がっている。

蒸気機関の研究も大詰めだ、既に試作の蒸気機関車が完成している、現在はレール網の施行を行っている。
世界中で度肝を抜くことだろう。

そして俊太が何気なく作った魔石に数字を記憶させる魔道具が大きな可能性を秘めてきている。
パソコンだ!上級魔石をHDD大にして、その記憶量を観測してみる
128TB・・・・・俺は俺の中の解析能力を疑ったね・・・128TBだよ・・・
この数字記憶魔石を、応用すればスーパーコンピューターを超えるだろう、
前世界では、計算機ができてから、100年でパソコンは大きな進歩を遂げた。
この世界でも間違いなく大きな進歩になるだろう。

1000年以上生きている守護者や種族が多くいる世界だ、100年なぞあっという間なのかもしれない。


しかし・・ジーフたちは大丈夫かなあ・・・

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