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風邪
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「えっきし!」
「ぶぇ!」
学校に向かう電車の中でお父さんの肩に頭を乗せた赤ちゃんを変顔でかまって笑わせてたら突然くしゃみをもろ顔面にくらって思わず声が出てしまった。
ベビーカーを抑えていたお母さんがくしゃみを浴びた俺に気が付いて「やだ!ごめんなさい」とウェットティッシュをくれた。
赤ちゃんはくしゃみした瞬間に色のついた鼻水も噴射してたから風邪気味なのかなと思った。
駅から学校に行くまでに一瞬だけ雨に降られて、そこまでびしょ濡れでもないし自然乾燥でいいかとそのままにした。
学校着いたら顔洗おうと思ってたんだけど、担任に話しかけられてすっかり忘れてしまった。
まだ夏の9月、なのに昼からなんか気温がガクッと下がってきて、俺は半袖の制服をうっすら濡らしたまま寒さを我慢する羽目になった。
「クシュッ!」
「海君風邪?」と矢作が聞いてくる。
くしゃみ出ただけ。と答えたけど気温のせいもあるけどちょっと寒気してる…
学校が終わる頃には制服の表面は乾いていた。
しかし帰りの電車のエアコンが強すぎてまた俺は震える羽目となった。
弱冷房車に移動しても冷えが強くて移動した意味はなかった。
うおお…これは無理…
家の近くの駅に着くと再び雨が降り出し、少し様子を見ていたが雨はどんどん強くなるばっかりだった。
コンビニで傘を買おうかとも思ったのだが、財布を忘れてきている上に定期にもチャージしてないと言う徹底的な無一文状態だったから再びびしょ濡れになり家に辿り着いた。
なるべく屋根のあるところを選んで歩いたが、ビニールみたいな屋根しかないところの下を通った瞬間、大量に溜まった雨水が背中に降り注ぐというアクシデントまで発生した。
エアコンで冷やされた身体には拷問でしかない。
やっとのことで家にたどり着くと、玄関に母さんの靴があったので水が滴ってる状態で上がらずに母さんを呼んだ。
「うわ!あんたびしょ濡れじゃない!」
と家にいた母さんがタオルを持ってきてくれた。
「お風呂入っちゃいなさい」と促されて大人しく従った。
*
これはダメかもしれない…
お風呂から上がって部屋で漫画読んでたらくしゃみが止まらない。
ちょっと寒いし…とベッドに横になって布団を被った。
ちょっとぼんやりしてたらうとうととしてきた。
コンコンと窓がノックされて施錠された窓が勝手に開く。
「海いる?」と桜が顔を覗かせた。
のそっとした動きで桜を見上げると、桜はベッドで包まる俺をみて何かに気が付いたように窓から引っ込んですぐに戻ってきた。
手には体温計が握られている。
「海ちょっと体温測っとこうか」
おでこや首におっきな手があてられる。
桜の手があったかくてホッとする。
口の中に入れられた体温計が小さく音を立てると桜が表示された温度をみて渋い顔をした。
「楓さんいる?」と聞かれたので素直に頷くと桜は俺の部屋のドアから出ていった。
すぐに戻ってきた時には柔らかいアイスノンを手にしていた。
頭の下に入れてくれて、おでこにチューして窓から出ていった。
しばらくすると母さんが部屋に上がってきてお茶と卵の入ったお粥と薬を持ってきてくれた。
「今日寒くなっちゃったところに濡れたから仕方ないわね。
薬飲んで早く寝ちゃいな」
母さんがトレーを持って部屋から出て行った。
初動が良かったのもあってたっぷり眠って一晩で熱は下がって酷い事にはならなかったが、朝起きたら隣に桜が張り付いて寝てた。
桜は俺が風邪ひいたり熱出すとこうやってベッドに潜り込んでくる。
どういう身体の作りをしてるのかわかんないんだけどそれで一度もうつった事はない。
「お前…毎度言うけど風邪移ったらどうするんだよ…。」
って言ったらうつしていいよだって。
どう考えてもダメだろ。
*
金曜の夜
俺は今、笑いすぎてピンチに陥っている。
と言うのも、秀一と三上君が二人で観てきた古い映画のリメイク作品で
「龍介が笑いすぎて座席から立てなくなった」
ってやつが昨日サブスクで配信が開始されたからだ
、笑いすぎた三上君俺も見たい。
家族で観れる娯楽作品も大好物なので、お隣とウチと全員揃ってるとこでかけてリビングで観る事にした。
古い方のバージョンも小学生の頃グンナーおじさんが面白いって教えてくれて何度も観て大好きな奴。
昔のはボードゲームだったけど、新しいのはテレビゲームになってる。
ちょこちょこ笑ってしまうシーンはあるけど、そこまでのインパクトはまだこない。
三上君笑い上戸なのか…?
頭使わなくてもサクサクすすむのも良いな、昔は特撮とか合成で凄いなってなってたけど、今はCGでとんでもない画作りできるもんだなとか思ってたらその瞬間はやってきた。
ゲームに吸い込まれた主人公のムキムキスキンヘッドマッチョとヒロインのキャラの変顔のキスシーン。
その瞬間、俺は口に含んでたアイスティーを吹き出し、笑いのツボが大体同じのグンナーおじさんと笑い転げた。
父さんと母さんと菜奈ちゃんと桜は笑いすぎてる俺とグンナーおじさんにつられて笑ってる。
三上君が立てなくなったのはこれか…
これは俺もダメだ…
笑いすぎて床を叩くを素でやってしまった。
グンナーおじさんはもはや泣いてる。
エンドロールまで観て、キスシーンだけ3回くらいチャプターを戻して観てしまった。
絵面の破壊力が凄すぎてやばい。
スマホの自撮りでグンナーおじさんと映画の真似して変顔で写真撮ったりして1日で一年分くらい笑った気がする。
笑いすぎて腹と顔が痛い。
速攻で秀一と三上君に自撮りの変顔写真送った。
その日はその後も歯磨きしながら思い出して鏡に吹き出したりして個人的に大変だった。
映画見ただけなのに全力疾走したくらい疲れてしまった。
その日の夜、俺はマッチョスキンヘッド俳優に無理矢理キスされる夢を見てしまいしばらくその俳優が出てる作品は怖くて見れなかった。
そんでもってあんなに泣くほど笑ったのに秀一と三上君と改めて3人で観たらそんなに笑わなかったのなんなんだろう…
「ぶぇ!」
学校に向かう電車の中でお父さんの肩に頭を乗せた赤ちゃんを変顔でかまって笑わせてたら突然くしゃみをもろ顔面にくらって思わず声が出てしまった。
ベビーカーを抑えていたお母さんがくしゃみを浴びた俺に気が付いて「やだ!ごめんなさい」とウェットティッシュをくれた。
赤ちゃんはくしゃみした瞬間に色のついた鼻水も噴射してたから風邪気味なのかなと思った。
駅から学校に行くまでに一瞬だけ雨に降られて、そこまでびしょ濡れでもないし自然乾燥でいいかとそのままにした。
学校着いたら顔洗おうと思ってたんだけど、担任に話しかけられてすっかり忘れてしまった。
まだ夏の9月、なのに昼からなんか気温がガクッと下がってきて、俺は半袖の制服をうっすら濡らしたまま寒さを我慢する羽目になった。
「クシュッ!」
「海君風邪?」と矢作が聞いてくる。
くしゃみ出ただけ。と答えたけど気温のせいもあるけどちょっと寒気してる…
学校が終わる頃には制服の表面は乾いていた。
しかし帰りの電車のエアコンが強すぎてまた俺は震える羽目となった。
弱冷房車に移動しても冷えが強くて移動した意味はなかった。
うおお…これは無理…
家の近くの駅に着くと再び雨が降り出し、少し様子を見ていたが雨はどんどん強くなるばっかりだった。
コンビニで傘を買おうかとも思ったのだが、財布を忘れてきている上に定期にもチャージしてないと言う徹底的な無一文状態だったから再びびしょ濡れになり家に辿り着いた。
なるべく屋根のあるところを選んで歩いたが、ビニールみたいな屋根しかないところの下を通った瞬間、大量に溜まった雨水が背中に降り注ぐというアクシデントまで発生した。
エアコンで冷やされた身体には拷問でしかない。
やっとのことで家にたどり着くと、玄関に母さんの靴があったので水が滴ってる状態で上がらずに母さんを呼んだ。
「うわ!あんたびしょ濡れじゃない!」
と家にいた母さんがタオルを持ってきてくれた。
「お風呂入っちゃいなさい」と促されて大人しく従った。
*
これはダメかもしれない…
お風呂から上がって部屋で漫画読んでたらくしゃみが止まらない。
ちょっと寒いし…とベッドに横になって布団を被った。
ちょっとぼんやりしてたらうとうととしてきた。
コンコンと窓がノックされて施錠された窓が勝手に開く。
「海いる?」と桜が顔を覗かせた。
のそっとした動きで桜を見上げると、桜はベッドで包まる俺をみて何かに気が付いたように窓から引っ込んですぐに戻ってきた。
手には体温計が握られている。
「海ちょっと体温測っとこうか」
おでこや首におっきな手があてられる。
桜の手があったかくてホッとする。
口の中に入れられた体温計が小さく音を立てると桜が表示された温度をみて渋い顔をした。
「楓さんいる?」と聞かれたので素直に頷くと桜は俺の部屋のドアから出ていった。
すぐに戻ってきた時には柔らかいアイスノンを手にしていた。
頭の下に入れてくれて、おでこにチューして窓から出ていった。
しばらくすると母さんが部屋に上がってきてお茶と卵の入ったお粥と薬を持ってきてくれた。
「今日寒くなっちゃったところに濡れたから仕方ないわね。
薬飲んで早く寝ちゃいな」
母さんがトレーを持って部屋から出て行った。
初動が良かったのもあってたっぷり眠って一晩で熱は下がって酷い事にはならなかったが、朝起きたら隣に桜が張り付いて寝てた。
桜は俺が風邪ひいたり熱出すとこうやってベッドに潜り込んでくる。
どういう身体の作りをしてるのかわかんないんだけどそれで一度もうつった事はない。
「お前…毎度言うけど風邪移ったらどうするんだよ…。」
って言ったらうつしていいよだって。
どう考えてもダメだろ。
*
金曜の夜
俺は今、笑いすぎてピンチに陥っている。
と言うのも、秀一と三上君が二人で観てきた古い映画のリメイク作品で
「龍介が笑いすぎて座席から立てなくなった」
ってやつが昨日サブスクで配信が開始されたからだ
、笑いすぎた三上君俺も見たい。
家族で観れる娯楽作品も大好物なので、お隣とウチと全員揃ってるとこでかけてリビングで観る事にした。
古い方のバージョンも小学生の頃グンナーおじさんが面白いって教えてくれて何度も観て大好きな奴。
昔のはボードゲームだったけど、新しいのはテレビゲームになってる。
ちょこちょこ笑ってしまうシーンはあるけど、そこまでのインパクトはまだこない。
三上君笑い上戸なのか…?
頭使わなくてもサクサクすすむのも良いな、昔は特撮とか合成で凄いなってなってたけど、今はCGでとんでもない画作りできるもんだなとか思ってたらその瞬間はやってきた。
ゲームに吸い込まれた主人公のムキムキスキンヘッドマッチョとヒロインのキャラの変顔のキスシーン。
その瞬間、俺は口に含んでたアイスティーを吹き出し、笑いのツボが大体同じのグンナーおじさんと笑い転げた。
父さんと母さんと菜奈ちゃんと桜は笑いすぎてる俺とグンナーおじさんにつられて笑ってる。
三上君が立てなくなったのはこれか…
これは俺もダメだ…
笑いすぎて床を叩くを素でやってしまった。
グンナーおじさんはもはや泣いてる。
エンドロールまで観て、キスシーンだけ3回くらいチャプターを戻して観てしまった。
絵面の破壊力が凄すぎてやばい。
スマホの自撮りでグンナーおじさんと映画の真似して変顔で写真撮ったりして1日で一年分くらい笑った気がする。
笑いすぎて腹と顔が痛い。
速攻で秀一と三上君に自撮りの変顔写真送った。
その日はその後も歯磨きしながら思い出して鏡に吹き出したりして個人的に大変だった。
映画見ただけなのに全力疾走したくらい疲れてしまった。
その日の夜、俺はマッチョスキンヘッド俳優に無理矢理キスされる夢を見てしまいしばらくその俳優が出てる作品は怖くて見れなかった。
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