お隣どうしの桜と海

八月灯香

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桜と海番外編

優しい手✴︎(恒例の の時の海の心境)

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アナルセックスをしてしまった後から、
時々桜は俺を抱く様になった。
どちらの部屋に居ても、そういう空気になんとなくなると

「気持ちいい事しようか」

と誘ってくる。
青春真っ盛りの猿の俺は、自分からは言わないけど時々桜の背中に勃った下半身を押し付けたりしてしまう。

桜は笑ったりしないで「しよっか」って言ってくれるからずっと甘えてる。





桜が俺を抱く手はめちゃくちゃ優しい。
俺が気持ちいいところを、気持ちいい様にしてくる。

腹を撫でる手も、
唇も、何もかもが優しく俺を絶頂に導く。

いつもしっかりほぐしてから挿入してくるから、俺にはデカすぎる桜のチンコで尻を開かれても怖く無い。
満たされていく。
少なくとも身体を繋げてる間は俺だけのものだって安心してしまう。

だけどどうしても怖い事が一つだけある。

時々セックスする前戯の流れで桜が俺のチンコを舐めようとしてくる。

セクシー動画で女の子が男優のチンコ舐めてるとこなんて散々見てる筈だし、羨ましいとも思った事も何度もある、
だけどもし俺だったら好きじゃ無いとそんなとこ舐められないって思ってしまった。

そもそも同性だ。相手が女の子じゃ無いんだ。
そんなとこまで舐めれるのに、桜が俺の事なんとも思ってなかったらどうしようって突然怖くなる。
え、別についてるからするだけだし。とか言われたらショックがでかい。

「だめ!」

もうすっかり前戯で蕩されてるのに、桜の唇が下半身に届きそうになると拒否の声が出てしまう。

「気持ちよくない?」

と桜が言うけど、そうじゃ無い。
気持ちいいなんてそんなのわかってる。

「それ怖いからだめ…」
胸が締まって急に込み上げた涙で声が震えてしまう。

桜が落ち着けるみたいに抱きしめてくれる。
抱きしめながら、俺のチンコを手で刺激してくれた。

桜の手で恐怖心も、不安も紛れていく。





「ん……ぅあ……あ!ん!」

泣いてしまった後の桜は殊更優しい。
甘いだけの刺激をくれて、絶頂まで連れてってくれる、腹の中がざわついて、スキン越しに桜のチンコを締め付けてる。
何度も前立腺を桜のチンコのエラが抉っていく。

こんな事、他の誰かとした?
経験の人数は?
俺の居ない暇な時、誰といるの。
俺には絶対ゴム使うけど、他の人とは生でしてるの?
他の人もこんなふうに抱くの?

クラスの女子が言ってためんどくさい恋人みたいな思考がぐるぐるまわる。

テレビで見てて「こんな女子だと重いな、流石に自分の彼女だったらしんどい」とか言ってた思考に全部なってる。

それでも身体は桜に触られるとどうしようもないくらい気持ちいい。

「あ…あ……さくら…さくら…」

恍惚とした声で何度もさくらを呼ぶ。
桜の身体から滴り落ちてくる汗が肌を滑る。
それすらも刺激になって高まっていく。

「ア……ア…!」

この瞬間だけは怖いことも、不安な事も有耶無耶に溶ける。
俺は桜のチンコを後ろで咥えたまま、自分のチンコをしごいて自分の腹に精を放つ。

そして、それが終わったらまた何事もない日常にもどっていく。

俺はどんどん狭くなる自分の心に振り回されている。

いつか、この不安がどういう形であれ決着がつく日が来るのが怖い。

女の子とやりたいと思ってたのに今は
桜が離れて行くの怖いから、桜に抱かれていたい。

俺の事、どう思ってる?
俺は桜にとってどういう存在なの?

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