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お隣同士の海と桜 ふうふ編
概念とトラブル
しおりを挟むモデル仕事でよく桜とセットで呼ばれてる上条壱君というこれがまた綺麗で馬鹿ほど脚の長い人がいる。
ウエスト位置と股下の概念……
桜とはまた違う雰囲気の線が細い綺麗な男の人で、関西の出身で見た目の綺麗さと喋りのギャップがあって青池さんとは違うお兄ちゃんみたいに思えて俺はすごく好感度を持っている。
今は髪の毛伸ばしてるからお姉さんにも見える。
「海くぅ~んおはようさん!今日もよろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくお願いします。」
こないだ桜が撮影の休憩中に誰も見てないと思ってチューしてきたのを上条君に見られた時に「二人の結婚指輪そういうことかぁ!」と壱君は内緒にしとるけど僕もヘアメイクをやっている仲来一君とお付き合いしていると嬉しそうに教えてくれた。
教えてくれたというか、誰かに言いたくて仕方がなかった感じ。
「もうさぁ、僕の一君めちゃくちゃ可愛いんよ。
家に通うのもいいんやけどなんかのスキに盗られんの嫌やしいっそもう一緒に住みたくて。
どの辺が利便性いいんか悩んでんの。」
だって仕事でバラの日もあるし、僕居んのに元カノが乗り込んできた事あるんやで!?
もうあんなんいややしせめて同じ家に帰りたいやん?と仲来君との同棲を夢見てうっとりと語っていた。
美形のうっとり顔はなかなかの破壊力で、それを遠巻きに見て居たスタッフさんに何話してたんですかって聞かれた、言わないけど。
中性的で綺麗なアンドロジナスモデルの上条君と、桜の組み合わせは紙面で人気があるみたいで雑誌の連載になっている。
ヘアメイクには白濱茂樹さんっていう今売れてる人が主にやってるんだけど、アシスタントに控えめな雰囲気の若い人がついていて、その人が仲来君。
仲来君は最初俺の事が苦手だったらしい。
苦手っていうか嫌がられていた気がする。
壱君が俺にフランクに話しかけていくときの俺の返しが何となく距離感が近く感じて、壱君の事狙ってるんじゃないかって思ってたみたい。
話しかけても、カチカチな態度でですます調の壁のある喋り方しかしてくれなかった。
もし俺が本当に上条君に気が有るとしたら桜に自宅軟禁とかされてここにいないと思うんだけど…ってなったけど、仲来君は俺と桜の事知らなかったもんな。
「いや…本当すみません…公私混同甚だしい…」
壱君から俺と桜の関係を聞いたらしく、撮影所の自販機の前で仲来君に呼び止められて謝られてしまった。
「壱君が仲良さそうに夏野君としてるから嫉妬してしまって。
あの…夏野君と違って俺…めちゃ特徴も何もない平凡だし…壱君から夏野君はそんなんじゃないって聞いて……一人で勝手に勘違いして本当申し訳ない…」
仲来君めちゃくちゃ素直でいい人だ。
こんな事言いづらいだろうに。
上条君はどう考えても俺にはそっちの面では興味が無い。
会うたびに僕の一君が~ってしょっちゅう言ってくるし。
桜も聞かされてるって言ってたし…。
「気にしないでください、気にせず今後もよろしくお願いします。」
カフェオレのみませんか?と缶を渡しながら笑っていうと仲来君は受け取りながらすみませんと何度も頭を下げた。
なんていうか、壱君がいつも俺に話しかけて来る内容の大体が仲来君の話なんだよな…。
お揃いの寝巻き買ったの早く着せたいけどこないだ彼シャツさせたらめちゃくちゃ可愛かったからずっとアレでもいいって思ってるとか…
ご飯食べるのに三角食べが出来なくて一皿ずつ片付けてくのが可愛いとか…
あとあれだ、字を描く時は左利きだけどメイクする時とか他のことでは右利きなんだっけ?
…上条君のおかげで仲来君の事俺めっちゃ知ってるよ。
缶を受け取った左手にリングが見える。
俺の視線に気がついた仲来君は「あ…こ…!コレッッ!上条サンガッッ!」と真っ赤になって慌て出した。
そういえば壱君が「僕も一君に指輪つけて欲しい」って騒いでたもんな。
朝起きたらもう既に指に着いてて絶対外さないでって文字通り涙目で泣きつかれたんだって。
おい…桜もそうだけど寝てる間に好き勝手すんなよ…アイツら自由すぎんだろ。
お気持ちお察し致します…
「仲来君今度サシ飲みしよ…」
なんか仲来君とは今後凄く仲良くなれそうな気がしてきたわ…今度二人で飲みに行こって連絡先交換もしたわ…
「一君!」
上条君がでかい通る声で仲来君を呼びながらこっちに来た。
「えっ!壱君まだ撮影中…」
「ちょっと休憩!やって一君が夏野君と喋っとるから気になるやん…。」
と仲来君を後ろからはがいじめにしている。
「ちょっと!服皺になるから!!壱君!!」
ちょっとだけ~と言いながら更に抱きしめるから、仲来君は抵抗をやめて諦めて大人しくなった。
抵抗した方がはがいじめが強くなって皺になるもんな。
「夏野君僕の一君と仲良くしたってな。」
「僕の……」
壱君は俺に向けた事ない笑顔で笑ってた。
キラキラしすぎてて目が潰れる。
仲来君は耳元で"僕の一君"って主張されて茹蛸みたいになってる。
上条君、仲来君の事話す時高確率で僕のって言ってるよ。
時々、矢作とかが「ウワッ」とか小さい声で驚く時の桜もこういう感じの顔してんだろうなぁ。
今キスはダメ!人前!と一悶着なのかイチャイチャが繰り広げられている。
その後壱君はめちゃくちゃ上機嫌になって、撮影間際にカメラマンさんに「なぁ~~近江さん、僕と一君のツーショ撮って~」と言っていた。
帰りに「壱君今日ご機嫌だったね。」と桜に言うと「撮影中もずっとうるさかったから流石に手が出そうになった」とかいうから今後も絶対我慢してよって返した…
世間ではまだまだ同性カップルは白い目や好奇心の篭った目で見られたりする。
だから桜も「海が知らない人で結婚相手の事聞かれたら嫁がとか妻がって当たり障り無く返していいよ」って言ってくれてる。
俺が桜みたいな見た目だったら何も言えない人が多いけど、俺にだったら好き放題言ってくるやつが居るって。
きっと上条君のとこも仲来君はそういうターゲットにされやすいって。
ユリアさんとサナさんもデートしててナンパで絡まれて断ったら暴言吐かれたって言ってたし…。
「アタシは何言われても良いけどサナになんか言ってくるやつは全員ぶっ殺したくなる」
だけど、そんな事してもアタシらの印象悪くなるだけだからしないけど。って。
「みんな思い通りにならないとへそ曲げてめんどくさいよね。
SNSでこの2人がカップルだったらいいのにとかめちゃくちゃ嫌いな男と付き合ってんのかって写真上げられてたりすんのも本当に嫌だもん。
アタシらだって好きな人と付き合ってるだけなのに。」
本当その通りだと思う。
誰かと出会って、一生一緒に居たいって望むのに年齢も性別も関係ない。
たまたま、相手が同性だっただけ。
駅から家までの道のりを桜と並んで歩く。
身体の横に下ろされている桜の手を握ると、指を絡めて握り直された。
桜の横顔が機嫌良さそうな雰囲気になる。
家に帰ったらいっぱい桜に甘えようと思った。
***
「困ったな…どうしますか…」
「嫌でも今から頼めるモデル居ないですよ…」
「バラシですかね?」
「仕方ないだろう…」
撮影現場でスタッフさん数人が青くなっている。
今日は女の子モデルと大人向け部屋着コーディネートの撮影のはずだった。
設定は兄妹。
スタジオにお洒落な部屋のセットが組まれている。
時間になっても相手モデルさんが来なくてどうしたのかと思ったら、
「ルリちゃん家でた直後にお腹痛いって病院搬送されたって…」
「ええええ!!」
その場にいた殆どが声をあげてしまった。
うわー、どうすんだろう。
体調不良はどうしようもないとはいえ、雑誌の企画的には連載みたいになってるやつだし、載るのはまだ先だけどリスケってなると近々の桜のスケジュール動かすのがちょっと厳しい…
モデルのルリちゃんも日本生まれだけどスイス人の人気のある人で、やっと今回の撮影でスケジュール合わせられたのにな…
「ソールバルグさんのピンのやつだけでも撮っておいちゃいますか?」
「うーんそれしか今できる事ないかぁ…。」
最悪別撮りで一緒の部屋に居る設定のは合成になるのかなー…
撮影スタッフが話し合ってる。
桜も話し合いのその中にいる。
「海、ちょっといい?」
桜がこっちに向かってくる。
椅子に座らされて、向かいに桜が座った。
「今日のスケジュール、リスケになると困るよね。」
「困る。桜の仕事も二ヶ月はずらせられない。」
「…相談なんだけど。」
相談…俺はなんとなく桜の言わんとする事を察した。
「…荷が重い……」
多分俺の顔は今シワシワになっている。
桜は俺の両手を握ってそうだよねぇ困ったなぁって顔してくるし…後ろでなんかスタッフさんが「え?なんか夏野君打開策あんの?」って感じでずっっっっとこっち見てる…
「海、ダメ?」
ダメ?じゃないよもう…わかってんだろ。
俺はもう前にやった雑誌の撮影以降俺にもお願いしたいんですけど案件は全部断ってる。
今でもたまに桜との夫夫の企画に出てくれないかっていう案件が来てもテキストだけ以外のはごめんなさいしてるのに…
全身着ぐるみ着て良いならいいけど。
しかしここで俺が断ったら今日来てるスタッフ皆が困る事になるよな…
「もうやらないって言った…」
小さく恨み言が溢れてしまう。
桜もうんって頷いてる。
無理な提案だから断ってもいいよって、言ってはくれてるけど…
流石に今この現場にいてこの人数困らせて終わりに出来る根性は無いし、断ったら後々ずっと俺のせいでは無いのにここに居る人達に会うたびにあの時はごめんなさいってなりそうだし…
「…俺はプロじゃ無いからロクな写真無いってなっても知らねーからな。」
その後悔を生み出さない為にはやるだけやってみるしか無い…
成人してから家族以外の前での女装案件が突如発生してしまった…
しかも今度のは紙面に掲載される可能性しかないやつ…
俺がやりますってなってもスタッフさん達も大丈夫なのかよって顔してる人何人か居た。
今はメンズ服着てるし、どうひっくり返っても女の子には見えない。
ここに居る人間で女装の俺を知ってるのは桜だけだからな。
女装していいことなんか一個も無いからもうやんないと思ってたのに…!
しかも今回はメイク仕事としての仲来君のデビュー戦にしていいかなって白濱さんが言ってきたもんだから余計に断れない…いや、仲来君には普通の案件やらせてあげてよ!可哀想じゃん!とは思う。
「仲来君任せた…出来るだけ別人にして…」
ウィッグとか必要な物を持ってきて貰うのに撮影の開始時間を時間をずらす事になった。
持ってきてた女の子の服も流石に骨格でバレるのあるんじゃないかと思ったけど、女装用ブラがあるとか言ってた。
まさかそんな物までつける事になろうとはと思ったけど、レースのついた紐パンなら履いた事あるわ…いらん事思い出さすな。
撮影が兄と妹設定だからカラコン入れて、腰とかが直線ラインなのもコルセットでくびれを強制的に作ることにした。
おお…おっぱいある…おっぱい…触っちゃうなこれ…
よーし、どうせやるなら徹底的にやろうじゃないの!
ウィッグも今はナチュラルなのがいっぱいあって、かぶっててもわかんないくらい自然。
仲来君がメイクをしていくのを白濱さんが見守っている。
顔に色々塗られていって、それを見て白濱さんがいいねって言った。
「下地も丁寧に出来てるしハイライト強くしすぎなくて正解。チークのぼかしも綺麗に入ってる。うん。合格。」
ウィッグをセットしてスタジオに戻ると、大丈夫かよって顔してた人達がびっくりした顔になってた。
桜が笑顔でこっちにくる。
ええい眩しい。
だが見ろ仲来君の腕の凄さを!
「海可愛い。」
「俺超可愛いじゃん…仲来君マジ凄いわ!」
「素材がいいから…」
仲来君は謙虚だ。
俺は今の自分の姿を心底凄いと思った。
メイクやファッションって夢あるよなぁって本当に素直に思った。
カメラ映りの為のポージングやなんかは勝手が相変わらずわかんないから桜がこうしてとかスタッフから指示がとんでくるのを聞いてなんとかこなした。
「ヤベェ、腰のやつキツくなってきた…」
コルセットが気持ち悪くなってきてしまって、一回休憩になった。
「海君細いからコルセット無くても違和感ないから取っちゃおう。この後のお洋服そんなにピッタリしてないから。」
「いや本当びっくりした。可愛い顔してるなぁとは思ってたけどこんななるとは思わなかったよ~。」
雑誌社の人がニコニコしながら褒めてくれたけど素直に喜んでいいものか…
ブラだけつけといてって言われた。
この後の撮影は体型隠せるダボっとした服だからコルセットはもういいって言われて安心した。
兄妹設定だったのがどうも同棲カップルに設定が変わったのか桜が勝手に変えたのかしらんが俺を膝の上に乗せたりしてくるなぁ…
どう考えても兄妹でこのシチュエーションは無いだろう…デキてるとしか思えん。
「デート向きのメイクにちょっと直しますね」
って仲来君がメイク直してくれたり、髪の毛のセット変えたり。
デート向き…やっぱり出来てるじゃねぇか…
桜は撮られる時わざと指輪アピールしたりしてるな…
「お疲れ様でしたー!」
撮影終わってホッとしたらしっこしたくなってきた。
メイク落として着替えるまで我慢できなそう…
「桜、しっこしたい。」
俺は今までの経験を思い出して共用トイレのすぐ外で桜に待っててもらった。
スッキリして出たら案の定声をかけたそうに俺をガン見するおじさんが居たので速攻で桜に張り付いて事なきを得た。
舐め回すみたいな視線は流石に気づく。
こういうやつほんとどこにでも居てこええなもう…
雑誌が出て、モデルの名前の所に「nil」って書いてあって、桜に何これって聞いたら「無」って意味なんだって。
問い合わせ来てもそんな人間は存在しないし編集にも中継ぎは一切しないでもらって、そこに居たスタッフにももし誰かに聞かれたとしても口外しないようにとお達しが出されてた。
実際何件か問い合わせが来たらしい。
桜の隣に立ってるからそりゃより注目されるだろうけど。
仲来君も個人での仕事が来たって喜びの連絡来たし結果やってよかった。
グンナーおじさんの机の上の家族写真コレクションにそん時の俺の写真が増えてて、
来客に見えるところにわざと置いて、気が付いた客が可愛いですねとか誰ですかとか聞いてくると
「これ、娘。」
とジョークをかまして桜に割と本気で背中を叩かれていた。
桜はグンナーおじさんに対して心が狭い事があるな…。
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