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俺ルールの裸族
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コンビニから帰宅した二人は黙ったまま、店舗部分をすり抜け、居住エリアまでやってきた。まだジェイに捕まれたままの腕は少し痛み出し、鈴子は「そろそろ離して」とジェイに告げる。
ハッと我に返ったジェイはパッと手を離し「ごめん」と呟いた。
「シャワーでも浴びてきたら? 背中のそれはシャワー一回位じゃ消えないから安心しなよ」
ジェイはシャワー室のある方角を指さし、そのまま、また店舗の方に戻って行った。残された鈴子は唖然とし、先刻まで身体に巻き付けていたタオルを持ってシャワー室に向かう。
ジェイの家の風呂場はシャワーと湯船の場所が別れていた。外国映画に出てきそうな猫足バスタブが中央に置かれていたのだ。シャワーは透明なガラス戸の中にあり、ボックス型のタイル面で仕切られた物だった。
「海外ドラマとかの感じよね。やっぱり外国人だから、本国仕様なのかしら?」
鈴子が蛇口を捻ると頭上にある、大きなシャワーヘッドから一気にお湯が流れ出る。大雨の中で傘を差さずにいる気分になるソレは、鈴子を随分と喜ばせて長湯を施す。
鈴子はシャワーを堪能し、ホクホク顔で部屋に戻ると、そこにはジェイが居て、ビールを飲みながらソファーに座り、テレビを観ているようだった。
「あのう、お先にシャワー頂きました……ん?」
お礼を言いにジェイに近づいた鈴子はふと異変に気が付く。そう、ジェイは素っ裸だったのだ。
「ちょ、もうーー。何で裸なんですか! 服を着て下さい!」
真っ赤になってそっぽを向く鈴子を見つめてジェイは呆れたように告げる。
「前にも言ったけど、俺は基本、家では全裸なんだ。裸族! ここは俺の家だろ? 俺ルールで何が悪い」
悪びれず、当たり前のように発言するジェイに呆気に取られた鈴子は、口をあんぐりと開けたまま、何も言えなくなってしまった。確かにココはジェイの家で、ジェイルールは適用されるだろう。鈴子はムッとした顔で「……わかりました」と告げて、ジェイが居る場所と反対側にあるダイニングテーブルセットの椅子に座る。
「俺、シャワー浴びてくるから。何かテレビでも観てれば?」
ジェイは前を隠そうともせずにソファーから立ち上がり、そのままズカズカと鈴子の横を通り過ぎてシャワー室に向かったのだ。
「羞恥心ってのは無いの、あの人?」
呆れた鈴子はジェイの見ていたテレビ番組を見ながら、先ほど買った桃味のミネラルウォーターを開けて飲み出す。テレビは深夜放送で、何かのドラマの再放送だった。画面に映る男と女は激しいキスを交わす。ジッと見ていた鈴子だったが、女の台詞が「駄目よ、貴方には奥さんが……」と聞こえた瞬間に、テレビの電源を切った。
真っ暗で何も写っていないテレビの画面を見つめる鈴子の顔は無表情で、一切の感情が消え去っていた。黙って手に持っていたテレビのリモコンをテーブルに置き、鈴子はジェイの大きなベッドに潜り込んだ。
シャワーを浴びて部屋に戻ってきたジェイは、完全に熟睡中の鈴子をベッドの上で発見する。スウスウと小さな寝息をたてて寝ている鈴子は、小さい身体を更に丸く小さくして寝ていた。
「え? 寝ちゃってるとか……、どうよ……」
ジェイは鈴子の顔を覗き込み、顔を近づける。ジェイのまだ少し濡れている髪からポタポタと雫が落ち、その雫が鈴子の顔に垂れていく、鈴子は「んぁ……」と消え入りそうな声を上げた。
「まだ今日の対価はもらってないんだけどなあ。どうすっかなあ……」
ジェイはそのまま鈴子の唇を奪い、チュッと軽く吸い付いた。
「今日はこれにしといてやるよ……」
ジェイはそのまま鈴子の横に寝そべり、眠りに就いたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝、鈴子は全身に何かが絡みついている様に感じて、ゆっくりと目を覚ました。目が開いたその先には誰かの頭が見え、その人物が自分に絡みつくように羽交い締めをして寝ているのが分かった。そして、鈴子の臀部には、何か大きなモノがグリッと押しつけられている。
「ちょっと、ジェイさん……、起きてください」
引き剥がそうと試みるが、鈴子に絡みついたジェイは一向に剥がれる様子はない。
「もう、いやだ……」
鈴子は諦めてジェイの抱き枕になることを決め、そのままの体勢でボーッと宙を見つめる。どれ位の時間が経ったのか、鈴子は空腹を感じ出す。すると「グウーー」と大きな音が部屋に響き渡ったのだ。
「凄い音の目覚ましだな」
クククと肩を揺らして笑うジェイが、鈴子に絡ました腕を更に引き寄せて耳元で囁いたのだ。
「ちょっと、起きてたんですか? だったら早く離れてーー!」
耳まで真っ赤な鈴子は、ジェイをグイグイと押して羽交い締めからの脱出を試みる。しかし、ジェイの身体はびくともせずに、鈴子に絡まったままだった。
「久々に熟睡できた! こんな目覚めが良いことなんて何年ぶりだって位だ」
更に押しつけられるジェイの身体のある一部分が、固く大きく膨れ上がっている事に鈴子は気が付く。それはグイグイと鈴子の臀部に押しつけられていた。大きなジェイのTシャツとショーツしか履いていない鈴子は、後ろの食い込み部分にソレが入り込むのじゃないかと慌てる。
鈴子にピッタリとくっ付いているジェイの下半身は、鈴子に淡い熱を伝えてきた。見なくてもソレの形が分かる鈴子は、自分の鼓動が早くなってきたのに気が付いた。
「ちょっと、ソレ! 押しつけないでください!」
「え? コレ? いや……、これは生理現象でさ、毎朝のことだろ?」
隙をついてジェイから離れた鈴子は、ジェイから距離をとって「もう! 変態!」と叫んでシーツを頭から被ったのだ。
「おいおい、変態って……。世の男性はみんな変態なのかよ」
ブツブツ言いながらジェイはトイレの方に向かって行ったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鈴子がトーストを焼き、ジェイがハムエッグを作り、二人はインスタントコーヒーと共に朝食を食べ出す。まだ朝の出来事に腹を立てている鈴子は、顔をぷっくりと膨らましたまま、黙々とトーストを口に運ぶ。
その様子を見ていたジェイが「鈴子ってハムスターみたいだな」と笑い出した。
実際に鈴子は過去に「小さくてハムスターみたい」だと揶揄われた事があり、それを思い出した鈴子は更に機嫌が悪くなる。
「機嫌が悪いところ申し訳ないけど、食べ終わったら筋彫りを始めようか」
その言葉を聞いた鈴子は黙って頷き「お願いします……」と告げたのだった。
ハッと我に返ったジェイはパッと手を離し「ごめん」と呟いた。
「シャワーでも浴びてきたら? 背中のそれはシャワー一回位じゃ消えないから安心しなよ」
ジェイはシャワー室のある方角を指さし、そのまま、また店舗の方に戻って行った。残された鈴子は唖然とし、先刻まで身体に巻き付けていたタオルを持ってシャワー室に向かう。
ジェイの家の風呂場はシャワーと湯船の場所が別れていた。外国映画に出てきそうな猫足バスタブが中央に置かれていたのだ。シャワーは透明なガラス戸の中にあり、ボックス型のタイル面で仕切られた物だった。
「海外ドラマとかの感じよね。やっぱり外国人だから、本国仕様なのかしら?」
鈴子が蛇口を捻ると頭上にある、大きなシャワーヘッドから一気にお湯が流れ出る。大雨の中で傘を差さずにいる気分になるソレは、鈴子を随分と喜ばせて長湯を施す。
鈴子はシャワーを堪能し、ホクホク顔で部屋に戻ると、そこにはジェイが居て、ビールを飲みながらソファーに座り、テレビを観ているようだった。
「あのう、お先にシャワー頂きました……ん?」
お礼を言いにジェイに近づいた鈴子はふと異変に気が付く。そう、ジェイは素っ裸だったのだ。
「ちょ、もうーー。何で裸なんですか! 服を着て下さい!」
真っ赤になってそっぽを向く鈴子を見つめてジェイは呆れたように告げる。
「前にも言ったけど、俺は基本、家では全裸なんだ。裸族! ここは俺の家だろ? 俺ルールで何が悪い」
悪びれず、当たり前のように発言するジェイに呆気に取られた鈴子は、口をあんぐりと開けたまま、何も言えなくなってしまった。確かにココはジェイの家で、ジェイルールは適用されるだろう。鈴子はムッとした顔で「……わかりました」と告げて、ジェイが居る場所と反対側にあるダイニングテーブルセットの椅子に座る。
「俺、シャワー浴びてくるから。何かテレビでも観てれば?」
ジェイは前を隠そうともせずにソファーから立ち上がり、そのままズカズカと鈴子の横を通り過ぎてシャワー室に向かったのだ。
「羞恥心ってのは無いの、あの人?」
呆れた鈴子はジェイの見ていたテレビ番組を見ながら、先ほど買った桃味のミネラルウォーターを開けて飲み出す。テレビは深夜放送で、何かのドラマの再放送だった。画面に映る男と女は激しいキスを交わす。ジッと見ていた鈴子だったが、女の台詞が「駄目よ、貴方には奥さんが……」と聞こえた瞬間に、テレビの電源を切った。
真っ暗で何も写っていないテレビの画面を見つめる鈴子の顔は無表情で、一切の感情が消え去っていた。黙って手に持っていたテレビのリモコンをテーブルに置き、鈴子はジェイの大きなベッドに潜り込んだ。
シャワーを浴びて部屋に戻ってきたジェイは、完全に熟睡中の鈴子をベッドの上で発見する。スウスウと小さな寝息をたてて寝ている鈴子は、小さい身体を更に丸く小さくして寝ていた。
「え? 寝ちゃってるとか……、どうよ……」
ジェイは鈴子の顔を覗き込み、顔を近づける。ジェイのまだ少し濡れている髪からポタポタと雫が落ち、その雫が鈴子の顔に垂れていく、鈴子は「んぁ……」と消え入りそうな声を上げた。
「まだ今日の対価はもらってないんだけどなあ。どうすっかなあ……」
ジェイはそのまま鈴子の唇を奪い、チュッと軽く吸い付いた。
「今日はこれにしといてやるよ……」
ジェイはそのまま鈴子の横に寝そべり、眠りに就いたのだった。
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翌朝、鈴子は全身に何かが絡みついている様に感じて、ゆっくりと目を覚ました。目が開いたその先には誰かの頭が見え、その人物が自分に絡みつくように羽交い締めをして寝ているのが分かった。そして、鈴子の臀部には、何か大きなモノがグリッと押しつけられている。
「ちょっと、ジェイさん……、起きてください」
引き剥がそうと試みるが、鈴子に絡みついたジェイは一向に剥がれる様子はない。
「もう、いやだ……」
鈴子は諦めてジェイの抱き枕になることを決め、そのままの体勢でボーッと宙を見つめる。どれ位の時間が経ったのか、鈴子は空腹を感じ出す。すると「グウーー」と大きな音が部屋に響き渡ったのだ。
「凄い音の目覚ましだな」
クククと肩を揺らして笑うジェイが、鈴子に絡ました腕を更に引き寄せて耳元で囁いたのだ。
「ちょっと、起きてたんですか? だったら早く離れてーー!」
耳まで真っ赤な鈴子は、ジェイをグイグイと押して羽交い締めからの脱出を試みる。しかし、ジェイの身体はびくともせずに、鈴子に絡まったままだった。
「久々に熟睡できた! こんな目覚めが良いことなんて何年ぶりだって位だ」
更に押しつけられるジェイの身体のある一部分が、固く大きく膨れ上がっている事に鈴子は気が付く。それはグイグイと鈴子の臀部に押しつけられていた。大きなジェイのTシャツとショーツしか履いていない鈴子は、後ろの食い込み部分にソレが入り込むのじゃないかと慌てる。
鈴子にピッタリとくっ付いているジェイの下半身は、鈴子に淡い熱を伝えてきた。見なくてもソレの形が分かる鈴子は、自分の鼓動が早くなってきたのに気が付いた。
「ちょっと、ソレ! 押しつけないでください!」
「え? コレ? いや……、これは生理現象でさ、毎朝のことだろ?」
隙をついてジェイから離れた鈴子は、ジェイから距離をとって「もう! 変態!」と叫んでシーツを頭から被ったのだ。
「おいおい、変態って……。世の男性はみんな変態なのかよ」
ブツブツ言いながらジェイはトイレの方に向かって行ったのだった。
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鈴子がトーストを焼き、ジェイがハムエッグを作り、二人はインスタントコーヒーと共に朝食を食べ出す。まだ朝の出来事に腹を立てている鈴子は、顔をぷっくりと膨らましたまま、黙々とトーストを口に運ぶ。
その様子を見ていたジェイが「鈴子ってハムスターみたいだな」と笑い出した。
実際に鈴子は過去に「小さくてハムスターみたい」だと揶揄われた事があり、それを思い出した鈴子は更に機嫌が悪くなる。
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