蛇と刺青 〜対価の交わりに堕ちていく〜

寺原しんまる

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収まらない熱、交わり、吐き出す

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「いきなり入れるのはまだ早いか……。先に指で慣らした方がいいな……」


 せわしなく収縮する鈴子の蜜口に、ジェイは一気に指を三本挿し込むのだった。


「ひぃう! いきなり、やぁ……!」


  ジェイの舌技で解れていたソコは、思いのほか簡単にジェイの太い三本の指を受け入れた。


「嫌がるわりには簡単に三本も咥え込んだぞ。ココは俺を欲してる……」


  鈴子の中で指を開いたり閉じたりしているジェイは、指の間から溢れる鈴子の愛蜜もしっかりと舐め取る。鈴子の卑裂はグッポリ口を開け、早くもっと太く強大なモノを入れて欲しそうにヒクヒクと痙攣していた。


「やぁ……! だめ……。あふぅ、ふぅ、ああああ!」


 ジェイは喘ぎ声と共に逃げる鈴子の脚を掴んで、膝が腹に付きそうな位に折り曲げた格好で押しつける。大きく花開いた鈴子の淫花は、クパァっと口を開けていた。

 
「覚悟しろよ、鈴子……」


 ズブリと音を立ててジェイの巨根が鈴子の蜜肉をかき分けて行く。余りにも強大なジェイの男根は、何度か体内に咥え込んでいようとも、そう簡単には受け入れられない。


 口をパクパク開く鈴子の目は見開いており、自身の蜜口が極限まで開かされているのを理解する。指をゆっくりと自身の下半身に下ろしていき、大きく口を開くソコを撫ぜてみる。


「本当に……、大きく開いてる……」


 鈴子の手をゆっくりと小さな赤い真珠の辺りに移動したジェイは、自分でソコを弄るように鈴子に伝えるのだ。


「俺の腰の動きに合わせて、ココを触るんだ。いいか?」


 コクリと頭を下げた鈴子は、ぎこちない手つきで小ぶりな赤い真珠を弄りだす。


 薄膜の付いていないジェイの肉棒に絡みつく鈴子の蜜肉は柔らかく、ジェイはこの中で永遠に留まっていたいと思う。しかし自分の意思とは反対に勝手に腰は動き、更に奥へと侵入していくのだ。そうなると、ジェイの欲望は止まらなくなり、ガツガツと激しく腰を振ってしまう。


「はあっ! 身体が浮くの! やぁ……、奥まで響く……!」


 鈴子の最奥を突きまくるジェイは一心不乱に腰を振る。抜き差しの度に蜜穴の愛液と卑裂の双璧がジェイの男根にネットリと絡みつく。薄膜が無いだけでこんなにも違うモノかとジェイは感嘆するのだった。


 ジェイの腰の動きは激しく、ガタガタと大きなジェイのベッドが揺れ出す。
 

「ああッ……死んじゃうのぅ……やぁ。お願い、止めて! あああッ……熱い……! いやッ、いやッーーイクぅ」


 鈴子が絶叫したと同時にジェイもひときわ大きく腰を前後に振るわせ、鈴子の体内へ白濁を噴き出すのだった。


「あぁ……、熱い……。中が熱いの……」


 ジェイの白濁が鈴子の最奥でドクドクと音を立てて中を埋めていく。熱いソレは鈴子の膣肉に絡みつき、最奥の更に先に進もうとドクドクと流れていくのだ。


 初めて味わう白濁の味を噛みしめる鈴子の蜜穴は、もっとおくれとジェイの肉棒を締め上げる。


 白濁を噴きだしたというのに、まだ堅さを保つジェイの男根は、鈴子の中から出ていこうとはしていない。ジェイはグッタリしている鈴子を繋がったまま持ち上げて、自分の上に跨がらせる格好にした。鈴子の腰をガッチリと掴んで、下から鈴子を突き上げだしたのだ。
  


 ズポズポ ヌチャヌチャ


 ジェイの排出した白濁と、鈴子の愛蜜が絡まりながら卑猥な音を奏でだす。

 
「はあっつ……、また、イッ……クゥの!」

 
 鈴子の身体が弓形になり硬直する。すぐさまガクガクと震えだし、鈴子はジェイの上にグッタリと倒れ込むのだった。

 
 ヒクヒクと大きく赤い真珠が脈打つ。すると続けてジェイの肉棒をギュッと締めつける鈴子の肉壺が、小刻みに痙攣していた。鈴子が絶頂を味わっているというのに、ジェイは更に鈴子を激しく突き上げる。


「だめぇ……! い、イッてるのぅ! いやーーーー! あぅーーーー!」
 

  下から突き上げるように排出されたジェイの白濁は、砲弾のように鈴子の最奥にぶち当たる。その衝撃は鈴子の正気を奪い、鈴子の頭の中は真っ白になり星が散らばるのだった。


「あふぁぁぁ! ひぅ! あは……! あん……ぅ」


 ドサリと崩れ落ちた鈴子は、その反動でジェイとの結合部分が離れてベッドに転がる。
 

 ポッカリと口を開いた鈴子の淫壺は、グッタリと倒れ込んでいる鈴子とは反対に、もっと頂戴とジェイに催促しているようで、ジェイの肉棒が再度いきり立つ。


 倒れている鈴子の臀部をグッと持ち上げて、自身の肉棒を鈴子の淫壺にあてがったジェイはズブリと一気に最奥まで突き貫くのだった。


  ジェイは激しい動きで男根の抽送を再開する。意識を失っていた鈴子だが、ジェイの激しい突きで無理矢理覚醒させられたのだ。


「ヒィーっ! もう……ダメ。イクぅ、イクの、イっちゃう……!」

 
 既に絶頂を味わい尽くした鈴子の身体は、ジェイの男根を受け入れただけで達してしまったのだ。

 
 鈴子は絶叫の中、自分の意識が遠のいていくのを感じる。
 ジェイの腰がビクビクと震えると同時に、鈴子の体内に何度目かの欲望の白濁を注ぎ込むのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 けたたましいアラーム音で目を覚ました鈴子は、スマートフォンの時計を見て驚愕する。既にカフェに出勤する時間ギリギリだったのだ。何度かアラームは鳴っていたが、昨夜の痴態で力尽きて爆睡していた二人は、全く気が付かずに何度目かの再アラーム音だった。


「やだ、もう10分で家を出ないとダメ……」


 自分に抱きついてまだ熟睡中のジェイを、グイと押しのけて身体を起こした鈴子は、自分の下腹部からドロドロとしたモノが垂れてくることに気が付く。


「やぁ……、コレって……。ジェイの……」


 顔が一瞬で赤くなる鈴子は、床に溢してしまわないようにと、手で下腹部を押さえながらトイレに駆け込むのだった。


 トイレでなんとか中のモノを掻き出そうと、恐る恐る指を卑裂に沈ませていく鈴子。ボトボトと中から出てきた白濁に混じって、少し赤い色を発見した鈴子は、ホーッと胸を撫で下ろした。


「そろそろだと思ってた。良かった……。生理が始まったわ。これで今日から避妊ピルが飲める」


 昨夜にジェイから避妊具を付けない事を宣言された時に、鈴子の頭に真っ先によぎったのが「妊娠」だった。多分大丈夫だとは思っていたが内心ドキドキしていた鈴子。


「何が良かったんだ?」


 鈴子が声の方を見上げると、トイレのドアが開いており、ジェイが寝起きのボーッとした顔で立っていた。勿論、全裸で……。


「ちょっと! な、なんで開けるのよ! 変態! 最低! アッチに行ってよ!」

「俺の精子を掻き出すのを手伝ってやろうかとおもって……。で、良かったって何?」


 ボーッとした顔で頭をボリボリ掻いているジェイは、何だか可愛くて鈴子は笑いそうになるが、それ以上にトイレを覗かれる事を喜ぶ趣味は持ち合わせていなく、「でてけ!」と大声で怒鳴ってジェイをトイレから叩き出すのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
「なあ、仕事に行くのは止めて俺と一緒に居ろよ」


 トイレから出てきた鈴子を待ち受ける全裸のジェイが鈴子に誘惑を投げかける。しかし根が真面目な鈴子は、病気でも無いのに仕事を休むという選択肢は無い。


「休まないよ。直ぐに家を出ないと遅れるから……」


 ジェイの横をすり抜けようとする鈴子を捕まえて羽交い締めにしたジェイは、鈴子の首筋に噛みつき胸を揉みしだく。その様子を少し冷めた目で見た鈴子が、「はあー」と溜め息を吐いた。


「ジェイ、生理になったから。暫くエッチはしません!」


 その言葉を聞いてフリーズしたジェイの手を払いのけた鈴子は、急いで着替えと身支度を済ませる。避妊ピルを忘れないように飲み、大急ぎで出勤していったのだった。


「え……。暫くってどれ位なんだ?」


 フリーズが溶けてようやく言葉を発したジェイだが、既に鈴子は出勤した後で、ジェイの寂しそうな声が室内に響いていたのだった。


 
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