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2章 私と萌恵ちゃんは恋仲である
5話 ケーキの味は覚えてない
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デートついでに食材などの買い物も済ませようと、いつものショッピングモールに足を運んだ。
帰宅後。私と萌恵ちゃんは満身創痍で床に転がっている。
「つ、疲れた……」
「す、すごかったね~」
連休初日の混雑具合を予測せず人が集中する昼過ぎに出かけたのが、そもそもの間違いだった。
いつもならちゃんと考えて行動するんだけど、今日は朝から重要な話をしていたから、そこまで意識が回らなかったのかもしれない。
フードコートは通路に溢れんばかりの満員でタピオカは断念、食品売り場のレジも長蛇の列で、最低限の買い物を終えた時点で逃げるように帰ってきた。
「萌恵ちゃん、ケーキいつ食べる?」
「ちょうどいい時間だし、もう食べよっか」
「ん、了解」
食材のついでに買っておいたケーキをテーブルに置き、他の品をエコバッグから冷蔵庫に移す。
私が食器棚からフォークを取り出していると、萌恵ちゃんが紅茶の準備をしてくれた。
トイレットペーパーの補充など一通りの作業を完了させ、テーブルを挟んで座る。
「それじゃ、いただきま~す!」
「いただきます」
萌恵ちゃんはショートケーキ、私はチョコレートケーキに、それぞれフォークを伸ばす。
専門店の物ではないので味は特別上等というわけではないけれど、一口食べただけで豊かな甘さとチョコレートの風味が人混みに揉まれた疲れを癒してくれる。
値段の割にとてもおいしく、私も萌恵ちゃんも自然と頬が緩んだ。
「真菜、あ~ん」
「あーん」
一口分のケーキを乗せたフォークを差し出され、遠慮なく口内に受け入れる。
スポンジの柔らかさ、クリームの甘さ、苺ペーストの酸味がほどよく調和していて、こちらも実に美味だ。
「おいしい。関節キスだと思うと、ちょっとドキドキしちゃうね」
物心ついた頃から当たり前のように経験しているから、萌恵ちゃんはまったく気にしていないだろう。
私は昔から変わらず、好きな人との関節キスには胸が高鳴る。
「真菜のもちょうだい。あ~ん」
「うん、もちろん」
同じように一口分を切り分け、萌恵ちゃんの口に運ぶ。
萌恵ちゃんが「ん~っ、こっちもおいしい!」と無邪気に喜んでいる隙に、私はこっそり自分のフォークを口元に近寄せた。
ほんの少しの間だけとはいえ萌恵ちゃんの唇が触れていた場所に、私の唇を重ねる。
変態なところも隠さなくていいと言ってもらえた。ちょっとした罪の意識と背徳感を覚えながらも、躊躇はしない。
「クリーム舐めてるの? まだケーキ残ってるよ?」
「ちっ、違うよ! 関節だけど、キスした気分だけでも味わいたいと思ったの!」
自分の変態行為を説明するのも恥ずかしいけど、フォークに付着したクリームを舐める女だと思われるよりはマシだ。
「……キス、する?」
「ふぁっ!? きっ、きききっ、キス!? もっ、萌恵ちゃんっ、いつからそんなえっちな女の子になっちゃったの!?」
願ってもない申し出だが、純真無垢な萌恵ちゃんがよく分からず口を滑らせただけかもしれない。
キスの意味ぐらいは知っているだろうけど、こんなタイミングで、しかも萌恵ちゃんから提案されるなんて完全に想定外だ。
「う~ん……真菜と付き合い始めてからだから、つい最近かな」
「真面目な返答! いや、私だってしたいよ? せっかく恋人になれたんだから、できることなら昼夜を問わず好きなときに好きなだけキスしたい」
「じゃあ、しようよ」
「も、萌恵ちゃんは、なんとも思わないの?」
私にとっては特別なことでも、萌恵ちゃんにとっては違うかもしれない。
価値観の相違は仕方ないことだけど、キスに関しては別だ。
しかもファーストキスともなれば、ことさら感情が重視される。
私が萌恵ちゃんを心から愛する気持ちは揺るがない。
萌恵ちゃんにも同じように、私を愛してほしい。
だから、もし私が望んでいるという理由だけでキスしようと言ってくれているなら、せっかくだけど次の機会まで待つつもりだ。
「そう見える?」
慌てるあまり、視覚が鈍っていたらしい。
改めて萌恵ちゃんの顔を見ると、眼差しが熱っぽく、いままでにないくらい頬が紅潮している。
私と同じか、それ以上に緊張しているのが見て取れた。
ちょっとしたスキンシップではなく、恋人同士の愛情表現としてキスを意識している。
そうと分かれば、もうあれこれ考える必要はない。
「萌恵ちゃん、大好き」
私はテーブルに身を乗り出し、顔を萌恵ちゃんの方に近付ける。
萌恵ちゃんも同じようにこちらへ顔を寄せ、二人の距離が縮まるごとに心臓の鼓動が速まっていく。
唇が触れ合うまであと数センチ。
私たちはゆっくりと瞳を閉じ、お互いの存在をつなぎとめるようにテーブルの上で左右の手をギュッと握った。
視界は閉ざされているけど、吐息を感じる。
待ちに待ったキスに、興奮と緊張が加速度的に強まる。
「ちゅっ」
唇が触れ合った瞬間、小さな音が鳴った。
「んっ」
ふわふわとした幸せが全身を包み、鮮烈な快楽が駆け巡る。
「真菜ぁ……っ」
キスを続けたまま、萌恵ちゃんが喘ぐように私の名を呼んだ。
甘い息遣いを至近距離で感じ取り、下腹部が過敏に反応して下着を濡らす。
「萌恵ちゃん……」
心臓が痛いほどに脈を打つ。
全神経が唇に集まっているかのように、ぷるんとした柔らかさ、脈動を感じさせる温もり、わずかな動きも鮮明に伝わってくる。
私たちは息をするのも忘れて、貪るように口付けを続けた。
***
時間にして、およそ三分。
長いようで短い私たちのファーストキスは、酸欠の危機を直感したことにより終わりを告げた。
もちろんキスの間も最低限の呼吸はしていたけど、三分も続けていては息苦しくもなる。
元の姿勢に戻って息を整え、ふと唇に指を当てる。
未だに痺れるような快感が脳に残り、興奮状態が冷めやらない。
「んふふっ、キスしちゃったね! 想像以上に緊張しちゃったよ~!」
明るく振る舞う萌恵ちゃん。
いつもよりちょっと早口で、顔がまだ赤い。
照れ隠ししているんだとすぐに分かったけど、それを指摘するのは野暮というもの。
「キスって、こんなに幸せな気持ちになれるんだね」
「真菜が望むなら、好きなときに好きなだけしていいよ!」
先ほどさりげなく言ったことを覚えてくれていたらしい。
「それじゃ、あとでまたしてもらおうかな」
なんて、ほとんど本音な冗談を口にしつつ。
私たちは再びケーキを食べ始めた。
***
その日の夜。
就寝する直前になっても、キスのことが頭から離れない。
萌恵ちゃんの甘い吐息や唇の感触は、すぐにでもハッキリと思い出せる。
ただ、一つだけ残念なことがあった。
あれだけ絶賛していたケーキの味を、いまいち覚えていない。
帰宅後。私と萌恵ちゃんは満身創痍で床に転がっている。
「つ、疲れた……」
「す、すごかったね~」
連休初日の混雑具合を予測せず人が集中する昼過ぎに出かけたのが、そもそもの間違いだった。
いつもならちゃんと考えて行動するんだけど、今日は朝から重要な話をしていたから、そこまで意識が回らなかったのかもしれない。
フードコートは通路に溢れんばかりの満員でタピオカは断念、食品売り場のレジも長蛇の列で、最低限の買い物を終えた時点で逃げるように帰ってきた。
「萌恵ちゃん、ケーキいつ食べる?」
「ちょうどいい時間だし、もう食べよっか」
「ん、了解」
食材のついでに買っておいたケーキをテーブルに置き、他の品をエコバッグから冷蔵庫に移す。
私が食器棚からフォークを取り出していると、萌恵ちゃんが紅茶の準備をしてくれた。
トイレットペーパーの補充など一通りの作業を完了させ、テーブルを挟んで座る。
「それじゃ、いただきま~す!」
「いただきます」
萌恵ちゃんはショートケーキ、私はチョコレートケーキに、それぞれフォークを伸ばす。
専門店の物ではないので味は特別上等というわけではないけれど、一口食べただけで豊かな甘さとチョコレートの風味が人混みに揉まれた疲れを癒してくれる。
値段の割にとてもおいしく、私も萌恵ちゃんも自然と頬が緩んだ。
「真菜、あ~ん」
「あーん」
一口分のケーキを乗せたフォークを差し出され、遠慮なく口内に受け入れる。
スポンジの柔らかさ、クリームの甘さ、苺ペーストの酸味がほどよく調和していて、こちらも実に美味だ。
「おいしい。関節キスだと思うと、ちょっとドキドキしちゃうね」
物心ついた頃から当たり前のように経験しているから、萌恵ちゃんはまったく気にしていないだろう。
私は昔から変わらず、好きな人との関節キスには胸が高鳴る。
「真菜のもちょうだい。あ~ん」
「うん、もちろん」
同じように一口分を切り分け、萌恵ちゃんの口に運ぶ。
萌恵ちゃんが「ん~っ、こっちもおいしい!」と無邪気に喜んでいる隙に、私はこっそり自分のフォークを口元に近寄せた。
ほんの少しの間だけとはいえ萌恵ちゃんの唇が触れていた場所に、私の唇を重ねる。
変態なところも隠さなくていいと言ってもらえた。ちょっとした罪の意識と背徳感を覚えながらも、躊躇はしない。
「クリーム舐めてるの? まだケーキ残ってるよ?」
「ちっ、違うよ! 関節だけど、キスした気分だけでも味わいたいと思ったの!」
自分の変態行為を説明するのも恥ずかしいけど、フォークに付着したクリームを舐める女だと思われるよりはマシだ。
「……キス、する?」
「ふぁっ!? きっ、きききっ、キス!? もっ、萌恵ちゃんっ、いつからそんなえっちな女の子になっちゃったの!?」
願ってもない申し出だが、純真無垢な萌恵ちゃんがよく分からず口を滑らせただけかもしれない。
キスの意味ぐらいは知っているだろうけど、こんなタイミングで、しかも萌恵ちゃんから提案されるなんて完全に想定外だ。
「う~ん……真菜と付き合い始めてからだから、つい最近かな」
「真面目な返答! いや、私だってしたいよ? せっかく恋人になれたんだから、できることなら昼夜を問わず好きなときに好きなだけキスしたい」
「じゃあ、しようよ」
「も、萌恵ちゃんは、なんとも思わないの?」
私にとっては特別なことでも、萌恵ちゃんにとっては違うかもしれない。
価値観の相違は仕方ないことだけど、キスに関しては別だ。
しかもファーストキスともなれば、ことさら感情が重視される。
私が萌恵ちゃんを心から愛する気持ちは揺るがない。
萌恵ちゃんにも同じように、私を愛してほしい。
だから、もし私が望んでいるという理由だけでキスしようと言ってくれているなら、せっかくだけど次の機会まで待つつもりだ。
「そう見える?」
慌てるあまり、視覚が鈍っていたらしい。
改めて萌恵ちゃんの顔を見ると、眼差しが熱っぽく、いままでにないくらい頬が紅潮している。
私と同じか、それ以上に緊張しているのが見て取れた。
ちょっとしたスキンシップではなく、恋人同士の愛情表現としてキスを意識している。
そうと分かれば、もうあれこれ考える必要はない。
「萌恵ちゃん、大好き」
私はテーブルに身を乗り出し、顔を萌恵ちゃんの方に近付ける。
萌恵ちゃんも同じようにこちらへ顔を寄せ、二人の距離が縮まるごとに心臓の鼓動が速まっていく。
唇が触れ合うまであと数センチ。
私たちはゆっくりと瞳を閉じ、お互いの存在をつなぎとめるようにテーブルの上で左右の手をギュッと握った。
視界は閉ざされているけど、吐息を感じる。
待ちに待ったキスに、興奮と緊張が加速度的に強まる。
「ちゅっ」
唇が触れ合った瞬間、小さな音が鳴った。
「んっ」
ふわふわとした幸せが全身を包み、鮮烈な快楽が駆け巡る。
「真菜ぁ……っ」
キスを続けたまま、萌恵ちゃんが喘ぐように私の名を呼んだ。
甘い息遣いを至近距離で感じ取り、下腹部が過敏に反応して下着を濡らす。
「萌恵ちゃん……」
心臓が痛いほどに脈を打つ。
全神経が唇に集まっているかのように、ぷるんとした柔らかさ、脈動を感じさせる温もり、わずかな動きも鮮明に伝わってくる。
私たちは息をするのも忘れて、貪るように口付けを続けた。
***
時間にして、およそ三分。
長いようで短い私たちのファーストキスは、酸欠の危機を直感したことにより終わりを告げた。
もちろんキスの間も最低限の呼吸はしていたけど、三分も続けていては息苦しくもなる。
元の姿勢に戻って息を整え、ふと唇に指を当てる。
未だに痺れるような快感が脳に残り、興奮状態が冷めやらない。
「んふふっ、キスしちゃったね! 想像以上に緊張しちゃったよ~!」
明るく振る舞う萌恵ちゃん。
いつもよりちょっと早口で、顔がまだ赤い。
照れ隠ししているんだとすぐに分かったけど、それを指摘するのは野暮というもの。
「キスって、こんなに幸せな気持ちになれるんだね」
「真菜が望むなら、好きなときに好きなだけしていいよ!」
先ほどさりげなく言ったことを覚えてくれていたらしい。
「それじゃ、あとでまたしてもらおうかな」
なんて、ほとんど本音な冗談を口にしつつ。
私たちは再びケーキを食べ始めた。
***
その日の夜。
就寝する直前になっても、キスのことが頭から離れない。
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