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第1章
第1話《プロローグ》
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俺は今とてつもなく激怒している。どれくらい怒っているかというと俺を怒らせた当事者二人をすまきにして東京湾に沈めてやりたいくらいには怒っている。
事の発端は昨日のハロウィン。
2024年10月31日午後5時過ぎ、大学の先輩の総一郎(α)と結婚を前提に同棲している俺は、婚約1周年の記念にサプライズを彼に仕掛けようとおばけの恰好をしてクローゼットに隠れて彼の帰りを待っていた。
俺達は去年のハロウィンに付き合い始めたのでハロウィンパーティも兼ねて、派手に二人きりでお祝いしようと画策していたのだ。
(そろそろ総一郎君が返ってくる時間だよね。)
昨日は教授の都合で休講だったのでずっと同棲しているマンションにいたのだが、総一郎を驚かせるために
『今日はちょっと帰りが遅くなります。21時過ぎ位には帰れるかも!』
とメッセージアプリで彼に連絡を入れておいた。
数秒もしないうちに既読がついたのだが、
『了解!帰り道心配だし駅まで迎えに行くから一緒に帰ろうね。』
と返信が来たのでちょっと返答に困った。
見ての通り総一郎はとても心配症でこれでもかというくらい俺を溺愛してくる。ほぼ毎日Hしてるし、発情期(ヒート)の時はちゃんと付きっきりで俺のそばにいて甘やかしてくれるしご飯もあーんして食べさせてくれるのだ。
(まさか迎えに来ようとしてくれるなんて。総一郎くん優しいな。そりゃ夜遅くに帰るって言ったら心配するよね…。)
彼の心配と気遣いに幸せな気分に浸りつつもどうしたものかと考える。
もしこのまま迎えに来ることになったらせっかくのサプライズが失敗してしまう。
(あ、そうだ。お兄ちゃんに送ってもらうっていう設定にしよう。)
悩みに悩んだ結果、最近新車を買ったとしきりに俺に自慢してきた兄を利用させてもらうことにした。
『心配してくれてありがと!でも今日はお兄ちゃんが送迎してくれるから大丈夫だよ。買ったばかりの新車自慢したいんだってw』
『そっか(笑)お兄さんが送ってくれるなら安心だね。じゃあ僕はすずめの帰りを待ってるよ。愛してる。』
なんとか嘘を誤魔化せたものの俺の顔は真っ赤になった。
彼はいつもメッセージのやり取りの終わりに必ず愛してると書いてくるのだ。
(ふふ、愛してるだって。毎日もらう言葉だけど嬉しいな。)
こんなに溺愛してくる彼氏がいて人生で一番幸せな気分だった。
(よし。今日は彼を驚かせた後は御馳走とケーキを食べて、その後はずっとイチャイチャHするぞ!)
今日はおばけの格好をして御馳走やケーキを用意して彼を驚かせる予定なのだが、実はサプライズはそれだけではない。
お化けの格好の下にはエッチなコスプレと下着を身に着けているのだ。
(総一郎君喜んでくれるかな??もしかしたら今日番になっちゃったりして!)
この時俺は有頂天かつウッキウキで彼の帰宅をクローゼットで待ち構えていた。
しかし不覚にも楽しみすぎて前日から寝不足だったのもあって、俺はクローゼットの中でうっかり寝過ごしてしまった。
(はっ!寝てた!今何時!?)
ハッとしてクローゼットの隙間から壁掛け時計を見ようと寝室をのぞいたら……
_____そこにはこの世の地獄が待っていた。
事の発端は昨日のハロウィン。
2024年10月31日午後5時過ぎ、大学の先輩の総一郎(α)と結婚を前提に同棲している俺は、婚約1周年の記念にサプライズを彼に仕掛けようとおばけの恰好をしてクローゼットに隠れて彼の帰りを待っていた。
俺達は去年のハロウィンに付き合い始めたのでハロウィンパーティも兼ねて、派手に二人きりでお祝いしようと画策していたのだ。
(そろそろ総一郎君が返ってくる時間だよね。)
昨日は教授の都合で休講だったのでずっと同棲しているマンションにいたのだが、総一郎を驚かせるために
『今日はちょっと帰りが遅くなります。21時過ぎ位には帰れるかも!』
とメッセージアプリで彼に連絡を入れておいた。
数秒もしないうちに既読がついたのだが、
『了解!帰り道心配だし駅まで迎えに行くから一緒に帰ろうね。』
と返信が来たのでちょっと返答に困った。
見ての通り総一郎はとても心配症でこれでもかというくらい俺を溺愛してくる。ほぼ毎日Hしてるし、発情期(ヒート)の時はちゃんと付きっきりで俺のそばにいて甘やかしてくれるしご飯もあーんして食べさせてくれるのだ。
(まさか迎えに来ようとしてくれるなんて。総一郎くん優しいな。そりゃ夜遅くに帰るって言ったら心配するよね…。)
彼の心配と気遣いに幸せな気分に浸りつつもどうしたものかと考える。
もしこのまま迎えに来ることになったらせっかくのサプライズが失敗してしまう。
(あ、そうだ。お兄ちゃんに送ってもらうっていう設定にしよう。)
悩みに悩んだ結果、最近新車を買ったとしきりに俺に自慢してきた兄を利用させてもらうことにした。
『心配してくれてありがと!でも今日はお兄ちゃんが送迎してくれるから大丈夫だよ。買ったばかりの新車自慢したいんだってw』
『そっか(笑)お兄さんが送ってくれるなら安心だね。じゃあ僕はすずめの帰りを待ってるよ。愛してる。』
なんとか嘘を誤魔化せたものの俺の顔は真っ赤になった。
彼はいつもメッセージのやり取りの終わりに必ず愛してると書いてくるのだ。
(ふふ、愛してるだって。毎日もらう言葉だけど嬉しいな。)
こんなに溺愛してくる彼氏がいて人生で一番幸せな気分だった。
(よし。今日は彼を驚かせた後は御馳走とケーキを食べて、その後はずっとイチャイチャHするぞ!)
今日はおばけの格好をして御馳走やケーキを用意して彼を驚かせる予定なのだが、実はサプライズはそれだけではない。
お化けの格好の下にはエッチなコスプレと下着を身に着けているのだ。
(総一郎君喜んでくれるかな??もしかしたら今日番になっちゃったりして!)
この時俺は有頂天かつウッキウキで彼の帰宅をクローゼットで待ち構えていた。
しかし不覚にも楽しみすぎて前日から寝不足だったのもあって、俺はクローゼットの中でうっかり寝過ごしてしまった。
(はっ!寝てた!今何時!?)
ハッとしてクローゼットの隙間から壁掛け時計を見ようと寝室をのぞいたら……
_____そこにはこの世の地獄が待っていた。
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