脳内ぶらりん。

来栖もよもよ&来栖もよりーぬ

文字の大きさ
1 / 101

小説を書くって大変だ。

しおりを挟む
 私は、基本的に興味のある人や興味のある物事以外は、本当にどうでもいい人間である。


 だがもういい大人ではあるので、波風を立たせないように生きる術も持っている。


 仕事場ではニュートラルに、苦手な人とも和やかに話せるし、仕事も真面目にやる。(生活のためだし)


 でも、根幹はヒッキーだし、人付き合いもぶっちゃけ苦手である。


 気の合う友達も数人いれば充分すぎるので、友達が何十人何百人もいるとか言う人に会うと、

(ふおーよく疲れないなーすごいなー)

 と思うし、そのパワーに感心する。

 ただし、自分がそうなりたいとは全く思わない。

 何故なら、私は自分の人生の自由時間の8割9割は自分のために使いたいというワガママな人だからである。


 宝くじでも当てて一生家で好きなことだけして暮らしてぇなー、などと誰もが一度は考える夢物語を、結構頻繁に想像するイタい人間としては、やりたいことが多すぎて時間がいくらあっても足りない。

 だから正直そんな沢山の友達がいたとしても、頻繁に遊んだり飲みに行ったりして自由時間が失われるのは苦痛でしかない。


 だって絵が描けないじゃん。

 だって小説書けないじゃん。

 漫画も小説も読めないじゃん。

 ゲームも出来ないじゃん。 


 と思ってしまうからだ。


 おお、軽く並べただけでロクデナシ臭がぷんぷんするダメ人間ぽいな(笑)

 でも、人生で元気に楽しく生きられるのはほんの数十年だ。

 100年生きられる人すら稀なんだし、寝たきりとか病気で目が見えなくなるとか、手が震えるとかボケるとか、健康でいられなくなる時もやがて訪れる。

 それならば人に危害を加える訳でもなく、事件を起こす訳でもなく、自分で生活費稼いで地味にやってるんだから、元気な間は好きに生きてもいいと思うのだ。



 ………という結論に至って現在の私がいるわけだが、それでも俗世間との縁を切って仙人のように暮らしたいのかと言うとそうではござんせん。

 ささやかながらも人とのコミュニケーションは取りたい気持ちはあったのだ。


 そこで小説を書いたりしてる訳である。



 実際のところ、「小説家になろう」を身内に教えてもらったのが去年の話で、最初は読み専だった。

 私は普通の本でも読むのが異常に早いと言われたが、ネット小説も同じように早い。100話程度の話なら長さにもよるが大体仕事から帰って寝るまでの時間でも、1日2日あれば読み終わる。
 他の作品と平行しながらでもである。


 そして途中まで読んで、余りに話が進まないとか面白くないとか、文体が読んでてかなりツラいとかキャラクターが好きじゃないとか何か理由があると、ブクマ外して別の話を読み始める。

 恐らく現時点で5桁までは行かないが4桁の作品は楽勝で読んでいる。
 ブクマは読みかけか最後まで読んで気に入ってるものしか残ってないので800~900程度しかないが、途中でしんどくなって切ったものを含めると相当な作品を読み漁っている。


 しかし、好きな作家さんの更新が何ヵ月に一度とかでとても遅かったり、面白いのに未完のまま放置されてたりというのが続くと、気持ちが萎えてくる。


 大抵の読者様もそうだと思うのだが、複数の作品を同時進行で読んでるものだから、更新がなきゃないで他の作品を読む訳で、期間が開きすぎると別の作品と話がごっちゃになって、登場人物が思い出せなかったりして何話も前に戻って読み直すとか、個人的に無駄な時間が発生する。

 そうすると、何話かまとまってから読むべさ~となって放置し、また新しい好きそうな話を探しに放浪して、面白いのが見つかるとそっちに集中し出すので、また亀更新の作品を読むときには細かい内容を忘れて読み直すという悪循環が生まれる。

 で、面倒になって完結作品しか手を出さなくなったりしてる頃にふと考えた。


 私もやれば書けるんじゃないかなー、と。


 好きな話がかけて、不特定多数の人が自分の小説を読んでくれるわ感想まで貰えるわ、楽しそうじゃないかーと。

 もしかしたら何十と作品を書いたら1つ位は何か賞に引っ掛かって書籍化する可能性もワンチャンある。少なくとも0ではないのだ。

 いやいや、まあ実際はなかったとしてもドリーマーとして夢見る分には宝くじ云々よりは確率は高いだろう。

 遠縁の超資産家のジー様が亡くなって自分が相続人になるとか言う妄想よりよほど建設的である。

 いや、建設的であるかどうかは定かではないが、少なくとも自分は楽しい。


 そして世の中には沢山の人がいるので、私の作品が好きだと言ってくれる奇特な方が現れるかも知れない。
 それは何とも嬉しい話ではないか。




 とほんとにお気楽な考えで去年から小説を書く事にしたのだが、小説を書くのが結構大変なんだなと実感したのもこの頃である。





しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...