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リーシャ、修羅場を乗り越える(仮)
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「やっほー!手伝いに来たわよ~♪………あらやだリーシャ、眼が血走ってるわよ?」
フランがリアーナを連れて朝から屋敷にやって来てくれた。
「フラン………待ってたわ………」
もう感謝祭は明日なのである。
そしてまだケーキは全然必要量に届いていない。
そら血走るってものであろう。
だってなま物だもの。
ギリギリまで作れなかったんだもの。
昨日は朝からクッキーと、ドライフルーツをこれでもかと贅沢にぶち込んだパウンドケーキを焼きまくった。
ウチの屋敷はオーブンだけはバカでかい。亡くなられたお義母様がお料理好きで、台所の設計にはかなりこだわられたらしい。
トレイを前後に10枚並べてもまだゆとりがあるオーブン。お義母様は豚の丸焼きでも作っていたのだろうか。
あ、私は全然やらないけど、お客様呼んでパーティーとかをしてたのかも知れないわ。貴族だものねぇ。
家族の食事だけだとそこまで大量のモノを作る事もなかったので、普段使い用の小さなオーブンの方ばかり使っていたが、今回はフルに大活躍である。
ありがとうございます助かります天国のお義母様!なむなむなむ。
ジュリアやサリー、ミルバも総動員して、焼いた大きめのクッキーの粗熱を取り、2枚ずつビニールの小袋に入れて渡すと、ルーシーがモールのような物できゅっきゅっ、と捻って止めて箱に詰めていく。今回のイベントの参加賞である。
本当は子供たちだけに用意するつもりだったのだが、運動すると甘い物が欲しくなる事もあるだろうし、ましてや大人げない行動をする人間が出て面倒事になるといけない、と言うことで参加者全員にもれなく配る事になった。
まあ要らない人は子供や甘い物好きな人にあげたらいい。
しかし、3人でクッキーを袋に入れるスピードよりも、捻って止めて箱詰めしてその箱を積み上げて行くルーシーの方が早いというのは一体どういうトリックだろうか。
ルーシーは料理だけは苦手というか、得意ではないようなので、今回は雑用を嬉々としてこなしている。
そして、何とか昨日の内に参加者全員に回るだけのクッキーを焼き、袋詰めを終え、パウンドケーキもカットして袋詰めした。こちらは2位、3位用の賞品だ。
ちょいと皆でつまんでみたが、疲れも一瞬飛ぶほど美味だった。
あれよねー、やっぱり良いものを惜しみなく使うと、素人でもプロレベルの味になるのね。
後はショートケーキやチーズケーキ、ムースやタルトなど、12センチ程の小さな型を大量に購入してあるので、スポンジケーキやタルトもそのサイズに合わせて作っていく。
生クリームの泡立てや、小麦粉やバターなど材料を練り込む力仕事は、体力的に力尽きそうなのでアーネストやアレック、マカランなど男性陣にも参戦して貰った。
ダークも仕事から早めに戻って手伝うと言ってくれている。
「かーさま、ボクたちもてつだいます!」
「リーシャおばさま、ボクもいがいにきようなんですよ」
オーブンでの………えーと何度目か忘れたが、ケーキの焼き上がりを待ってアイスティーを飲みながらルーシーたちとひと休みしていると、カイルたち4人とレイモンド王子が私の周りにワラワラやって来た。
「小さい子が動き回ると大人が作業しづらいからいいわ。貴方たちはダンスの練習でもしてなさい」
「でも、リアーナはおてつだいしてませんか?」
納得行かないようにカイルが言うと、私はふと笑みを見せた。
「リアーナは、少しだけ袋とじを手伝ったら疲れてとっくに爆睡してるわよ。
………ふうん、そこのお兄さんたちは、ダンスで鍛えた体力が有り余ってそうねぇ良く見たら。ねえどうかしらルーシー?」
「左様でございますね。つまめもしないイチゴのヘタ取りエンドレスですとか、悪夢の手がまっ黄色に染まっていくジャム用オレンジの皮剥きですとか、やることなら幾らでもございますので、男手があるのは宜しいのではないでしょうか?」
私たちの荒み切った眼差しに、
「カイルにーさま。ぼくはダンスでどうしてもなっとくできないところがあったのをいまおもいだしました!」
ブレナンがキリッとした顔でカイルを見た。レイモンド王子は深く頷き、
「かんせいどをあげてあすのかんしゃさいでゆうしょうしたいきもちはオレもおなじだぞブレナン。どうしてもというならきょうりょくしなくもない」
「アナとクロエもあのタタタン、というところでうまくいかないの。ね?クロエ」
「そう?………えーとそうです!まだカンペキではなかったとおもいます」
「………うん、みんながんばりやさんだな。
かーさま、おてつだいできないのはつらいですが、ボクらはおジャマしないよう、もっとダンスのクオリティをあげてあすにのぞみたいとおもいます」
先日の舞台の演技力はどこへ消えたんだお前ら、と思うような棒読みのセリフを言いながら、車エビのようにササササッ、と下がりつつ子供たちは消えていった。
きっと屋敷中に甘い香りが漂ってるので手伝い名目でおこぼれを貰うつもりだったに違いない。
つくづく私のDNAがまぶされている子供たちである。レイモンド王子まで染まって来ているんじゃないかと不安がよぎるが、まあ今さらである。
「………さぁて。出来たケーキのトッピングと箱詰めにかかるわよみんな」
「リーシャ様、私少々胸焼けしたようで、もう少しだけ休憩したいなー、とか思ったり思わなかったり………」
「あ!私も二の腕がぷるぷるしてますまだ」
「サリーもミルバも甘いわよ。ねぇ、主人より先に逃げられるとでも思ってるの?
今夜はダークに商店街で片手でつまめる軽食を沢山買ってきて貰うように頼んであるのよ。
ジュリア、良かったわねぇ夕食の心配しないで済んで?
ふふふっ、うふふふふふっ」
「………リーシャ、いつもと違って黒いわよ笑いが」
「少なくとも50ホールは作らなきゃいけないのよ?心もささくれるわよ。当分スイーツなんか見たくもないわ。
フラン………悪いけどギリギリまで助けてちょうだい」
「………え、ええまあ、夫には久し振りだから泊まるかもとは言ってあるけど………」
「嗚呼!こーころーの友よ~♪」
「呑気に来た自分を叱りつけたいわ………」
そのままセルフドナドナで戦士たちは厨房へ向かい、新たな修羅場が始まるのだった。
そして、私たちの辛い戦いは終わったが、参加者たちの戦いは明日からが本番なのであった。
………などと思っていたのはリーシャ本人だけで、実はまだ自分の戦いは序盤戦で、本当の戦いは始まってもいなかったのだと気づくのはまだ少し先の事である。
フランがリアーナを連れて朝から屋敷にやって来てくれた。
「フラン………待ってたわ………」
もう感謝祭は明日なのである。
そしてまだケーキは全然必要量に届いていない。
そら血走るってものであろう。
だってなま物だもの。
ギリギリまで作れなかったんだもの。
昨日は朝からクッキーと、ドライフルーツをこれでもかと贅沢にぶち込んだパウンドケーキを焼きまくった。
ウチの屋敷はオーブンだけはバカでかい。亡くなられたお義母様がお料理好きで、台所の設計にはかなりこだわられたらしい。
トレイを前後に10枚並べてもまだゆとりがあるオーブン。お義母様は豚の丸焼きでも作っていたのだろうか。
あ、私は全然やらないけど、お客様呼んでパーティーとかをしてたのかも知れないわ。貴族だものねぇ。
家族の食事だけだとそこまで大量のモノを作る事もなかったので、普段使い用の小さなオーブンの方ばかり使っていたが、今回はフルに大活躍である。
ありがとうございます助かります天国のお義母様!なむなむなむ。
ジュリアやサリー、ミルバも総動員して、焼いた大きめのクッキーの粗熱を取り、2枚ずつビニールの小袋に入れて渡すと、ルーシーがモールのような物できゅっきゅっ、と捻って止めて箱に詰めていく。今回のイベントの参加賞である。
本当は子供たちだけに用意するつもりだったのだが、運動すると甘い物が欲しくなる事もあるだろうし、ましてや大人げない行動をする人間が出て面倒事になるといけない、と言うことで参加者全員にもれなく配る事になった。
まあ要らない人は子供や甘い物好きな人にあげたらいい。
しかし、3人でクッキーを袋に入れるスピードよりも、捻って止めて箱詰めしてその箱を積み上げて行くルーシーの方が早いというのは一体どういうトリックだろうか。
ルーシーは料理だけは苦手というか、得意ではないようなので、今回は雑用を嬉々としてこなしている。
そして、何とか昨日の内に参加者全員に回るだけのクッキーを焼き、袋詰めを終え、パウンドケーキもカットして袋詰めした。こちらは2位、3位用の賞品だ。
ちょいと皆でつまんでみたが、疲れも一瞬飛ぶほど美味だった。
あれよねー、やっぱり良いものを惜しみなく使うと、素人でもプロレベルの味になるのね。
後はショートケーキやチーズケーキ、ムースやタルトなど、12センチ程の小さな型を大量に購入してあるので、スポンジケーキやタルトもそのサイズに合わせて作っていく。
生クリームの泡立てや、小麦粉やバターなど材料を練り込む力仕事は、体力的に力尽きそうなのでアーネストやアレック、マカランなど男性陣にも参戦して貰った。
ダークも仕事から早めに戻って手伝うと言ってくれている。
「かーさま、ボクたちもてつだいます!」
「リーシャおばさま、ボクもいがいにきようなんですよ」
オーブンでの………えーと何度目か忘れたが、ケーキの焼き上がりを待ってアイスティーを飲みながらルーシーたちとひと休みしていると、カイルたち4人とレイモンド王子が私の周りにワラワラやって来た。
「小さい子が動き回ると大人が作業しづらいからいいわ。貴方たちはダンスの練習でもしてなさい」
「でも、リアーナはおてつだいしてませんか?」
納得行かないようにカイルが言うと、私はふと笑みを見せた。
「リアーナは、少しだけ袋とじを手伝ったら疲れてとっくに爆睡してるわよ。
………ふうん、そこのお兄さんたちは、ダンスで鍛えた体力が有り余ってそうねぇ良く見たら。ねえどうかしらルーシー?」
「左様でございますね。つまめもしないイチゴのヘタ取りエンドレスですとか、悪夢の手がまっ黄色に染まっていくジャム用オレンジの皮剥きですとか、やることなら幾らでもございますので、男手があるのは宜しいのではないでしょうか?」
私たちの荒み切った眼差しに、
「カイルにーさま。ぼくはダンスでどうしてもなっとくできないところがあったのをいまおもいだしました!」
ブレナンがキリッとした顔でカイルを見た。レイモンド王子は深く頷き、
「かんせいどをあげてあすのかんしゃさいでゆうしょうしたいきもちはオレもおなじだぞブレナン。どうしてもというならきょうりょくしなくもない」
「アナとクロエもあのタタタン、というところでうまくいかないの。ね?クロエ」
「そう?………えーとそうです!まだカンペキではなかったとおもいます」
「………うん、みんながんばりやさんだな。
かーさま、おてつだいできないのはつらいですが、ボクらはおジャマしないよう、もっとダンスのクオリティをあげてあすにのぞみたいとおもいます」
先日の舞台の演技力はどこへ消えたんだお前ら、と思うような棒読みのセリフを言いながら、車エビのようにササササッ、と下がりつつ子供たちは消えていった。
きっと屋敷中に甘い香りが漂ってるので手伝い名目でおこぼれを貰うつもりだったに違いない。
つくづく私のDNAがまぶされている子供たちである。レイモンド王子まで染まって来ているんじゃないかと不安がよぎるが、まあ今さらである。
「………さぁて。出来たケーキのトッピングと箱詰めにかかるわよみんな」
「リーシャ様、私少々胸焼けしたようで、もう少しだけ休憩したいなー、とか思ったり思わなかったり………」
「あ!私も二の腕がぷるぷるしてますまだ」
「サリーもミルバも甘いわよ。ねぇ、主人より先に逃げられるとでも思ってるの?
今夜はダークに商店街で片手でつまめる軽食を沢山買ってきて貰うように頼んであるのよ。
ジュリア、良かったわねぇ夕食の心配しないで済んで?
ふふふっ、うふふふふふっ」
「………リーシャ、いつもと違って黒いわよ笑いが」
「少なくとも50ホールは作らなきゃいけないのよ?心もささくれるわよ。当分スイーツなんか見たくもないわ。
フラン………悪いけどギリギリまで助けてちょうだい」
「………え、ええまあ、夫には久し振りだから泊まるかもとは言ってあるけど………」
「嗚呼!こーころーの友よ~♪」
「呑気に来た自分を叱りつけたいわ………」
そのままセルフドナドナで戦士たちは厨房へ向かい、新たな修羅場が始まるのだった。
そして、私たちの辛い戦いは終わったが、参加者たちの戦いは明日からが本番なのであった。
………などと思っていたのはリーシャ本人だけで、実はまだ自分の戦いは序盤戦で、本当の戦いは始まってもいなかったのだと気づくのはまだ少し先の事である。
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