13 / 51
水もしたたる何とやら
しおりを挟む
「……わはははは、私の勝ちですねジュリアン様!」
勝手に始めた釣り勝負だが、当然ながら経験者の私の追い込みにより、私が六匹、ジュリアン王子が四匹と二匹の差をつけて勝った。最初に彼が釣り上げた大物を超えられるサイズこそなかったが、数勝負なので勝ちは勝ちである。
大人気ないと言えば大人気ないが、超初心者に初っ端から負けていたのでは、父の付き添いとは言え数々の釣り場を巡った私のプライドが許さない。
……もうその父親にも会えないけれど。
「さあ、そろそろ片付けて帰りましょうか」
こくりと頷いたジュリアン王子が釣り竿に糸を巻き付け始める。負けたとは言え、初めての釣りは結構楽しかったのかも知れない。水の中に入れている魚籠を何度も覗いている。
私も釣り竿に糸を巻き付けると、川から自分の魚籠を持ち上げようと手を伸ばす。
だが、思ったより水の抵抗があったのか予想外に魚が重たかったのかは不明だが、私はバランスを崩した。
「うおっっ」
踏ん張れないまま、まるで男のような声を上げて川に落下する。川底に座り込んだ状態で首元ぐらいまでしか浸からない深さなので溺れることはなかったが、当然ながら全身がずぶ濡れである。
驚いたジュリアン王子が自分の釣り竿を放り出して私に手を差し伸べて来たので、手を借りて岩をよじ登る。服が濡れてやたらと体が重たくなっていたので助かった。
「……ジュリアン様、ありがとうございました。ふうう、助かりましたあ」
スカートからぽたぽたと滴る水を軽く絞るが、絞るそばから水が滴る。
暑い位の季節なので水浴びみたいでむしろ気持ちが良いぐらいだが、何しろ動きづらいしこの後の窓拭き仕事も残っている。早く着替えに帰らなくては。
私とジュリアン王子は魚籠と釣り竿を持って庭師の住居まで戻る。歴代の庭師は薬剤とか作業器具などが沢山あるので、他の人のように寮ではなく倉庫兼住居が貸与されている。
「おお二人とも大漁じゃないですか! ……ん? トウコは何でびしょ濡れなんだ?」
人の良さそうな庭師のおじさんが魚籠の中と私を見て驚いた。
「あはは、魚籠を上げようとして川に落ちちゃいまして。ドジりました」
「おいおい。とりあえず副メイド長のとこ行って替えのメイド服を受け取って来るから、タオルで髪でも拭いて待ってな。その格好じゃ絨毯も濡れちまうだろ」
「すみません。ありがとうございます……」
頭を下げる私に「いいって、俺はもう仕事終わったし」と朗らかな笑みを見せて出て行く庭師を見送ると、ジュリアン王子に向き直る。
「ジュリアン様、最後バタバタしてしまい申し訳ありませんでした。ご自身で釣り上げたものは、厨房に持って行けば調理してくれるよう料理長に話はつけてありますので、ムニエルでも何でもお好きなように頼んで下さい。私は着替えてから仕事に戻りますので、すみませんがお見送りはこちらからで失礼します」
ジュリアン王子は紫がかった綺麗な青い瞳で私をじっと見て、首を横に振る。そして、私と自分を指差すと、指でトコトコと歩くような仕草をした。
「え? ……待ってて下さるんですか?」
コクコク。だから喋れ。
「いや、それは申し訳ないですから!」
首ふりふり。いいから喋れ。
「いやいやお戻り下さい」
首ふりふり、とお互い譲らないでいる時に、庭師のおじさんがメイド服を抱えて戻って来た。
「あ、ありがとうございます!」
もういいや、とメイド服を受け取り、そこの寝室使っていいぞと言われたのでお礼を言って部屋に入る。
(……王子はフェミニストなのかな? 女性を一人で帰らせるのは礼儀に欠けるとか? 気にしなくていいんだけどなあ)
メイド服を広げると、紙袋に入った下着も出て来た。流石ミシェルさん、気遣いの人である。
ブラは日本で売っているスポーツブラみたいなもので、動きやすいため女性が仕事する際にメインで使うものらしい。お洒落なレースついた普通のブラも売っているが私は常にこれである。だって楽だもの。パンティーは日本でも良く見るデザインのものであるが、柄ものは少なく単色のが多い。
苦労しながら水を含んで脱ぎづらいメイド服を脱ぎ、一息つく。さて下着を脱ぐかと思ったが、髪を拭っていたタオルを先ほどいたキッチンの方に忘れていたことに気づいた。体も濡れているから着替える前に体も拭きたかったが……しょうがないか。
と思いブラに手をかけたところでノックの音がして、返事する前にドアが開いてジュリアン王子がタオルを持って入って来た。いや、忘れていたのに気づいて持って来てくれたのは分かる。だが既に着替え中かも知れないということを何故考えない。王族だからなのか?
人間、あまりに驚くと沈黙するらしい。
私はブラに手を掛けたまま固まり、ジュリアン王子も扉から二歩足を踏み入れたところで固まった。
二秒か三秒の短い時間が永遠にも思えた時、ジュリアン王子は私にタオルを投げつけて頭を下げると素早く出て行き扉を閉めた。
恐らく、これ以上足を進める訳には行かないし、かといってタオルを床に落とすのも汚いし、ととっさに頭を働かせた結果が「投げつける」という行為だったのだろう。別にそれはベストではないかも知れないがベターな判断だと思う。真っ裸ならまだしもスポーツブラと下着はつけた状態だったし、水着だったらもっと攻め込んだデザインもある。悪気がないのも分かっているし、そこについては恥ずかしいけど別に怒ってない。
だが私は、別の意味で少々怒りを覚えていた。
勝手に始めた釣り勝負だが、当然ながら経験者の私の追い込みにより、私が六匹、ジュリアン王子が四匹と二匹の差をつけて勝った。最初に彼が釣り上げた大物を超えられるサイズこそなかったが、数勝負なので勝ちは勝ちである。
大人気ないと言えば大人気ないが、超初心者に初っ端から負けていたのでは、父の付き添いとは言え数々の釣り場を巡った私のプライドが許さない。
……もうその父親にも会えないけれど。
「さあ、そろそろ片付けて帰りましょうか」
こくりと頷いたジュリアン王子が釣り竿に糸を巻き付け始める。負けたとは言え、初めての釣りは結構楽しかったのかも知れない。水の中に入れている魚籠を何度も覗いている。
私も釣り竿に糸を巻き付けると、川から自分の魚籠を持ち上げようと手を伸ばす。
だが、思ったより水の抵抗があったのか予想外に魚が重たかったのかは不明だが、私はバランスを崩した。
「うおっっ」
踏ん張れないまま、まるで男のような声を上げて川に落下する。川底に座り込んだ状態で首元ぐらいまでしか浸からない深さなので溺れることはなかったが、当然ながら全身がずぶ濡れである。
驚いたジュリアン王子が自分の釣り竿を放り出して私に手を差し伸べて来たので、手を借りて岩をよじ登る。服が濡れてやたらと体が重たくなっていたので助かった。
「……ジュリアン様、ありがとうございました。ふうう、助かりましたあ」
スカートからぽたぽたと滴る水を軽く絞るが、絞るそばから水が滴る。
暑い位の季節なので水浴びみたいでむしろ気持ちが良いぐらいだが、何しろ動きづらいしこの後の窓拭き仕事も残っている。早く着替えに帰らなくては。
私とジュリアン王子は魚籠と釣り竿を持って庭師の住居まで戻る。歴代の庭師は薬剤とか作業器具などが沢山あるので、他の人のように寮ではなく倉庫兼住居が貸与されている。
「おお二人とも大漁じゃないですか! ……ん? トウコは何でびしょ濡れなんだ?」
人の良さそうな庭師のおじさんが魚籠の中と私を見て驚いた。
「あはは、魚籠を上げようとして川に落ちちゃいまして。ドジりました」
「おいおい。とりあえず副メイド長のとこ行って替えのメイド服を受け取って来るから、タオルで髪でも拭いて待ってな。その格好じゃ絨毯も濡れちまうだろ」
「すみません。ありがとうございます……」
頭を下げる私に「いいって、俺はもう仕事終わったし」と朗らかな笑みを見せて出て行く庭師を見送ると、ジュリアン王子に向き直る。
「ジュリアン様、最後バタバタしてしまい申し訳ありませんでした。ご自身で釣り上げたものは、厨房に持って行けば調理してくれるよう料理長に話はつけてありますので、ムニエルでも何でもお好きなように頼んで下さい。私は着替えてから仕事に戻りますので、すみませんがお見送りはこちらからで失礼します」
ジュリアン王子は紫がかった綺麗な青い瞳で私をじっと見て、首を横に振る。そして、私と自分を指差すと、指でトコトコと歩くような仕草をした。
「え? ……待ってて下さるんですか?」
コクコク。だから喋れ。
「いや、それは申し訳ないですから!」
首ふりふり。いいから喋れ。
「いやいやお戻り下さい」
首ふりふり、とお互い譲らないでいる時に、庭師のおじさんがメイド服を抱えて戻って来た。
「あ、ありがとうございます!」
もういいや、とメイド服を受け取り、そこの寝室使っていいぞと言われたのでお礼を言って部屋に入る。
(……王子はフェミニストなのかな? 女性を一人で帰らせるのは礼儀に欠けるとか? 気にしなくていいんだけどなあ)
メイド服を広げると、紙袋に入った下着も出て来た。流石ミシェルさん、気遣いの人である。
ブラは日本で売っているスポーツブラみたいなもので、動きやすいため女性が仕事する際にメインで使うものらしい。お洒落なレースついた普通のブラも売っているが私は常にこれである。だって楽だもの。パンティーは日本でも良く見るデザインのものであるが、柄ものは少なく単色のが多い。
苦労しながら水を含んで脱ぎづらいメイド服を脱ぎ、一息つく。さて下着を脱ぐかと思ったが、髪を拭っていたタオルを先ほどいたキッチンの方に忘れていたことに気づいた。体も濡れているから着替える前に体も拭きたかったが……しょうがないか。
と思いブラに手をかけたところでノックの音がして、返事する前にドアが開いてジュリアン王子がタオルを持って入って来た。いや、忘れていたのに気づいて持って来てくれたのは分かる。だが既に着替え中かも知れないということを何故考えない。王族だからなのか?
人間、あまりに驚くと沈黙するらしい。
私はブラに手を掛けたまま固まり、ジュリアン王子も扉から二歩足を踏み入れたところで固まった。
二秒か三秒の短い時間が永遠にも思えた時、ジュリアン王子は私にタオルを投げつけて頭を下げると素早く出て行き扉を閉めた。
恐らく、これ以上足を進める訳には行かないし、かといってタオルを床に落とすのも汚いし、ととっさに頭を働かせた結果が「投げつける」という行為だったのだろう。別にそれはベストではないかも知れないがベターな判断だと思う。真っ裸ならまだしもスポーツブラと下着はつけた状態だったし、水着だったらもっと攻め込んだデザインもある。悪気がないのも分かっているし、そこについては恥ずかしいけど別に怒ってない。
だが私は、別の意味で少々怒りを覚えていた。
11
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
『悪役令嬢』は始めません!
月親
恋愛
侯爵令嬢アデリシアは、日本から異世界転生を果たして十八年目になる。そんな折、ここ数年ほど抱いてきた自身への『悪役令嬢疑惑』が遂に確信に変わる出来事と遭遇した。
突き付けられた婚約破棄、別の女性と愛を語る元婚約者……前世で見かけたベタ過ぎる展開。それを前にアデリシアは、「これは悪役令嬢な自分が逆ざまぁする方の物語では」と判断。
と、そこでアデリシアはハッとする。今なら自分はフリー。よって、今まで想いを秘めてきた片想いの相手に告白できると。
アデリシアが想いを寄せているレンは平民だった。それも二十も年上で子持ちの元既婚者という、これから始まると思われる『悪役令嬢物語』の男主人公にはおよそ当て嵌まらないだろう人。だからレンに告白したアデリシアに在ったのは、ただ彼に気持ちを伝えたいという思いだけだった。
ところがレンから来た返事は、「今日から一ヶ月、僕と秘密の恋人になろう」というものだった。
そこでアデリシアは何故『一ヶ月』なのかに思い至る。アデリシアが暮らすローク王国は、婚約破棄をした者は一ヶ月、新たな婚約を結べない。それを逆手に取れば、確かにその間だけであるならレンと恋人になることが可能だと。
アデリシアはレンの提案に飛び付いた。
そして、こうなってしまったからには悪役令嬢の物語は始めないようにすると誓った。だってレンは男主人公ではないのだから。
そんなわけで、自分一人で立派にざまぁしてみせると決意したアデリシアだったのだが――
※この作品は、『小説家になろう』様でも公開しています。
「婚約破棄して下さい」と言い続けたら、王太子の好感度がカンストしました~悪役令嬢を引退したいのに~
放浪人
恋愛
「頼むから、私をクビ(婚約破棄)にしてください!」
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した公爵令嬢リュシア。
断罪・処刑のバッドエンドを回避するため、彼女は王太子レオンハルトに「婚約破棄」を突きつける。
しかしこの国には、婚約者が身を引こうとするほど、相手の本能を刺激して拘束力を強める《星冠の誓約》という厄介なシステムがあった!
リュシアが嫌われようと悪態をつくたび、王太子は「君は我が身を犠牲にして国を守ろうとしているのか!」とポジティブに誤解。
好感度は爆上がりし、物理的な距離はゼロになり、ついには国のシステムそのものと同化してしまい……?
書類整理と法知識を武器に、自称聖女の不正を暴き、王都の危機を救ううちに、いつの間にか「最強の王妃」として外堀も内堀も埋められていく。
逃げたい元社畜令嬢と、愛が重すぎる王太子の、すれ違い(と見せかけた)溺愛ファンタジー!
不吉だと捨てられた令嬢が拾ったのは、呪われた王子殿下でした ~正体を隠し王宮に上がります~
長井よる
恋愛
フローレス侯爵家の次女のレティシアは、この国で忌み嫌われる紫の髪と瞳を持って生まれたため、父親から疎まれ、ついには十歳の時に捨てられてしまう。
孤児となり、死にかけていたレティシアは、この国の高名な魔法使いに拾われ、彼の弟子として新たな人生を歩むことになる。
レティシアが十七歳になったある日、事故に遭い瀕死の王子アンドレアスを介抱する。アンドレアスの体には呪いがかけられており、成人まで生きられないという運命が待ち受けていた。レティシアは試行錯誤の末、何とか呪いの進行を止めることに成功する。
アンドレアスから、王宮に来てほしいと懇願されたレティシアは、正体を隠し王宮に上がることを決意するが……。
呪われた王子×秘密を抱えた令嬢(魔法使いの弟子)のラブストーリーです。
※残酷な描写注意
10/30:主要登場人物•事件設定をUPしました。
白い結婚なので無効にします。持参金は全額回収いたします
鷹 綾
恋愛
「白い結婚」であることを理由に、夫から離縁を突きつけられた公爵夫人エリシア。
だが彼女は泣かなかった。
なぜなら――その結婚は、最初から“成立していなかった”から。
教会法に基づき婚姻無効を申請。持参金を全額回収し、彼女が選んだ新たな居場所は修道院だった。
それは逃避ではない。
男の支配から離れ、国家の外側に立つという戦略的選択。
やがて彼女は修道院長として、教育制度の整備、女性領主の育成、商業と医療の再編に関わり、王と王妃を外から支える存在となる。
王冠を欲さず、しかし王冠に影響を与える――白の領域。
一方、かつての夫は地位を失い、制度の中で静かに贖罪の道を歩む。
これは、愛を巡る物語ではない。
「選ばなかった未来」を守り続けた一人の女性の物語。
白は弱さではない。
白は、均衡を保つ力。
白い結婚から始まる、静かなリーガル・リベンジと国家再編の物語。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる