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. 🔞?
しおりを挟む「発情期は重い方なのか?…」
「めちゃくちゃ重いってわけではないんですけど…軽くは無いです」
午後、サンルームのソファに二人でくつろいでいるとそんなことを問われる。
「…お前と…その、初めてする時に…お互い理性が飛んでいたら嫌だなと思って…。勘違いするな、理性が飛んだお前が嫌なわけじゃないが、俺は…ちゃんとしたい」
「えっと…つまり…」
発情期が来る前にきちんとしたいってことだろうか。
別に経験がない訳では無い。が、相手が彼となると話は別だ。
「…今夜…お前が良かったら」
隣で真剣にこちらを見つめる潤也さんに見惚れてしまう。
嬉しい、がそれ以上に何だか気恥しい。
「もちろん…です」
「ありがとう」
そっと抱き寄せられ髪に口付けられる。
無意識でこんなことをやってのけるのだからタチが悪い。
けれど、紳士的なあのお義父さんを考えると納得がいく。
数時間後
いつもより少し早い夕食を済ませ、シャワーを浴びる。少しだけ準備をしたがこれで大丈夫だろうか。
以前の発情期以来…。
髪を拭く手が少し震える。自分でも驚くほど緊張しているのだ。
まるで初めてみたい。
先にシャワーを済ませた潤也さんは寝室で待っている。そっとドアを開けるとベッドに彼が座っていた。
「透…おいで」
彼のベットへ呼ばれ、恐る恐るベッドに上がる。
「緊張…してるか?…やめるか?」
「緊張してますけど…やめたくないです。潤也さんとなら大丈夫です」
「そうか…」
そっと電気を暗くした潤也さんの手が頬を包み込み、キスをする。
ゆっくりと深い甘いキス。二人してキスをしながらベッドへ横になる。覆いかぶさっている潤也さんが上の服を脱ぐのが薄暗い中に見える。
思わず手を伸ばして彼の肌に触れる。
とてもドキドキしている。
伸ばした手を取られ、その手に頬を擦り寄せる彼。子犬のようで可愛い。
「透…」
優しく服を脱がされ、互いの素肌が触れ合い温かい。
自分の胸に顔を近づけた彼が、胸や胸の頂に口付けたり吸ったりする。
赤ちゃんみたい、と思ったがその刺激に吐息が漏れる。
彼の頭が胸、腹、下腹へ移動していく。
下着をゆっくり脱がせられ、腰周りを撫でられる。
静な部屋に聞こえるのは自分と、潤也さんの吐息と時々漏れる互いの名を呼ぶ声だけだった
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