無課金がポリシーです〜パーティーに入れて貰えないのでメンバーを作りました〜

元帥老師

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3話 どうすれば? それはペットです!

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 アルマが隕石に直撃した日、なんか不潔なことを感じたので、とりあえずログアウトしておいた。
 今日は仕事が休みだし、ちょうどお昼ご飯であった。 
 この田舎の街にはコンビニが一軒だけある。
 そこで昼ご飯を購入する訳だが、栄養を兼ねてバランスの良いお弁当にした。

 
 いつものカップラーメンは卒業だと思った。
 昼ご飯を食べながら、芝犬のタツゴローにドックフードをたべさせ。
 黒猫のキャティにはキャットフードを食べさせる。
 鶏のジキン・ザ・リドルにはニワトリ用のご飯を食べさせる。


 家の中にいる3匹の仲間達はこちらをじっと見つめていた。
 そして許可が出ると、ご飯を食べ始めた。


「君たちと実家にいる仲間達だけが俺の心の友だよ」


 アルマはそんな事を言いながら、お弁当を食べていた。
 現在春なので作物の種植えが多かった。漢方薬やら野菜やらを栽培している。
 ちゃんと働けば給料も貰えるので安心だし、家賃は両親に出してもらっているが、これも自分で払えるくらいに慣れたらいいなと思っている。


 残り9個のVR機械を押し入れから取り出して、3つを並べてみた。
 じっくりと眺めていると、まさかとは思った。


「これって動物につけたらどうだろうか? そうしたらパーティメンバーを作る事が出来るのだが」

 
 アルマは出来もしない事を夢想しながら呟いていた。

 
 アルマは普通ではあり得ないくらいの知識を蓄える事ができる。
 時にはそれを応用する事ができる。

 
 そして頭の中にある幾多もの知識が配合されていくと、アルマの脳内には一つのプランができ始める。
 そして色々な工具を押し入れから取り出す。
 この工具は父親が譲ってくれたものだ。


 アルマは一心不乱になりながら、3時間くらいをかけて3つのVR機械を改造する事に成功する。

 一つは芝犬のタツゴロー用に改造し、一つは鶏のジキン・ザ・リドル用に改造し、一つは黒猫のキャティ用に改造する事に成功した。

 形もそれぞれの動物の頭にあっている。

 
 現在午後の4時ごろになろうとしている。
 夕ご飯は食堂で食べるになっているため、今すぐに試す訳には行かない、なのでこのゲームについて色々と調べることにした。インターネットを立ち上げると、ウェイバリアンオンラインゲームについて検索をかけた。


 ヒットした無数の膨大な件数に驚きつつも。
 一番上に表記されたサイトを見る事にした。


 ギルド戦や領地戦争やPKとM PK情報など、レアアイテム、最強装備、トレジャーハント、異名持ちなどについてずらっと書かれてあった。

 色々と興味があるが、一番興味があるのが。無課金者への差別という項目であった。
 そこに書かれている内容は自分が苦しんでいる内容そのものであった。

 
 課金者からの差別により無課金者は成長が難しい、しかも無課金者は100人に1人という確率だそうだ。
 初のVRMMOという事もあって、プレイヤー達は気合が入っているのだろう。

 
 アルマが今考えている可能性が成功すれば、無課金者を救い出す方法があるかもしれない、それは自分自信をも助ける事になるのだから。

 
 夕食を食べ終えるとグループホームにある自分の部屋に戻る。
 早速、タツゴローとジキンとキャティの頭にVR機械をセットした。
 暴れても落下しないように固定すると。

 
 不思議とペット達は静かにしていた。


 自分もVR機械をセットし、次にアラームをセットした。

 
 3匹がログインする前にアルマが接続した。

  
 アルマはルルンの街にいるし、アルマが招待することにより、3匹の仲間達はルルンの街の近くの神殿から登場するはず。

 
 新規のプレイヤーに既存のプレイヤーが招待すると、既存のプレイヤーの開始地点からスタートする。
 これはエルフを選んでも、ドワーフを選んでもその他を選んでも変わらない。


 エルフはエルフでの開始地点があるが。招待することによりそれは関係なくなる。

 
 という公式ページの情報であった。
 まずは3匹を勧誘する事にした。
 初めてのパーティーリーダになれる事に感動しながらも、アルマは3匹の名前で加入した。

 
 どうやら本当に彼らは自分自身の名前を理解していたのだろう。
 なぜなら彼等がログインした時名前をタツゴローとジキンとキャティになっていたのだから。
 心がワクワクしながら、初期の神殿の所に到着していた。


 タツゴローとジキンとキャティは呆然として座っていた。
 
 芝犬のタツゴローは犬人間のようになっているし毛がもふもふになっている。
 思わず抱きつきたい気持ちになった。
 タツゴローの背丈はドワーフと同じくらいの背丈であった。
 ざっとヒューマン族の半分くらいだろう。


 その隣には鶏のジキン・ザ・リドルがいた。ジキンは呆然とステンドガラスの天井眺めていた。
 これに至っては、鳥人間としか言えない、白い羽毛はやはりもふもふしたいくらいだし、嘴はとんがっている。
 額に傷がある。それは昔メスの鶏に攻撃を受けた時の男の勲章というものだ。

 
 最後に黒猫のキャティは女の子らしく軽装備でまるで下着のようである。全身を黒い毛で覆われていてやはりこれももふもふしたくてたまらなかった。
 キャティの顔は人間そのものでありながら、黒い両耳が飛び出ている。


 彼等はこちらを見るなり、遠吠えでもあげるのかという勢いで走ってきた。
 タツゴローは人間のような形なのい4足で走り、ジキンは鶏の頃に両足で走っていたから問題ないようだ。
 キャティはとてつもないスピードで走ってくる。


「ご主人じゃま」
「主人よ」
「会いたかったですわ」


「お前ら喋れるのか!」


 アルマを腐らせず、アルマに希望を見出してくれた存在、それがペットをパーティーメンバーにするという事だった。
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