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第四章 節約生活?
八十七話
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味噌を出したので、そのまま、味噌汁も完成させ。みんなで、テーブルにつき、いただきます。
俺はまず、大根サラダを取り皿にとり、中華ドレッシングをかけて食べる。うん、美味しい。
みんなを見れば、精霊達は、味を足すことはあまりしない。まぁ、うどんには、キルさんと、ダリルくんは、めんつゆを、アルフさんは、青じそドレッシング、これは、瑞樹や俺ををマネたのだろう。ファラムはめんつゆにマヨネーズを足して食べてる…何気に、ファラムはマヨラーだよな…
妖精達は、うどんも取り皿で、色々な味を楽しんでる。チャレンジャーだね。
ルフナさんには、麺類は用意していない。自分で食べるのが大変だからだけど、ルフナさんも、妖精達と一緒で、いろいろ食べたがるので、みんなの皿から小さく切ってもらい食べている。で、気付いたけど、ルフナさんは、酸っぱいモノは苦手みたいだ。今回は、母さんの味噌と、キルさんのめんつゆと七味の味付けが気に入ったようで、二人の間を行ったり来たりしている。
取り敢えず、みんな、気に入ってくれたようなので…と、安心しかけた俺の視界に、なにやら、黒いモノが…
「あっ、ごめんなさい。今まで、アルフさんだったから、忘れてました」
トルト王が、ソファーの上から、ジト目でこちらを見ていた。
『ふん。…まぁ、そこのモノ達の様に、大食いいではないが…』
「だったら、そこで、大人しく寝てれば良いじゃないですか」
「あわわ、ダリルくん、そんな言い方は、止めよ。食事はみんなで楽しくね」
「光輝様は、優しいですね。でも、あまり甘やかさない方が良いですよ。残忍な性格で有名でしたから」
『ふん。お前に何が分かる?ワシらより、人間の方が残忍ではないか、ずっと寝ておったくせに』
「あなただって、事故で飛ばされてきたのだから、同じようなモノでしょ」
『ふん。世の中の言葉も聞けなくなっているくせに…』
「あなたには、聞けるのですか?」
『ふん。ワシは精霊ではないから、聞けるわけなかろう。何を、当たり前のこと』
「だったら、付焼刃で、余計な口を挟まず寝ていてください」
「はいはい、二人ともストップ、光輝も、言ったけど食事は楽しくないと、はい、トルト王は、肉で良いんですよね?」
はぁー、瑞樹が、二人の言い合いを止め、小皿に唐揚げを三つ乗せて、ソファーの方の床に置いた。
『ふん』
トルト王は、鼻を鳴らして、ソファーから降りて唐揚げにかぶりつく。
「…瑞樹様も、優し過ぎます」
「まぁ、まぁ、俺達だって、前世で酷い性格してたんでしょ。だったら、みんなで気を付けようよ」
おっ、おおー、瑞樹、良いこと言うなぁ。
「瑞樹様…」
「あっ、ごめん。なんか、しんみりさせた?」
「いや、瑞樹、助かった。さっきの母さんの話じゃないけど、みんで、気をつけて、正兄達の負担を軽くしないとな」
『もうぉ、ホントに、しっかりした良い子に育ったわねぇ』
また、母さんが涙を拭ってる…記憶の中とは違う、嬉し涙だ。
その後は、妖精さん達が中心になって、大根とドレッシングの話で盛り上がり、食事を終えた。
俺とファラムで、食器を洗い、アルフさんとココと茶々が片付けてくれて、キルさんとルルがお茶を入れてくれて、瑞樹とダリルくん、母さんで、さっきの話を整理してくれている。
俺はまず、大根サラダを取り皿にとり、中華ドレッシングをかけて食べる。うん、美味しい。
みんなを見れば、精霊達は、味を足すことはあまりしない。まぁ、うどんには、キルさんと、ダリルくんは、めんつゆを、アルフさんは、青じそドレッシング、これは、瑞樹や俺ををマネたのだろう。ファラムはめんつゆにマヨネーズを足して食べてる…何気に、ファラムはマヨラーだよな…
妖精達は、うどんも取り皿で、色々な味を楽しんでる。チャレンジャーだね。
ルフナさんには、麺類は用意していない。自分で食べるのが大変だからだけど、ルフナさんも、妖精達と一緒で、いろいろ食べたがるので、みんなの皿から小さく切ってもらい食べている。で、気付いたけど、ルフナさんは、酸っぱいモノは苦手みたいだ。今回は、母さんの味噌と、キルさんのめんつゆと七味の味付けが気に入ったようで、二人の間を行ったり来たりしている。
取り敢えず、みんな、気に入ってくれたようなので…と、安心しかけた俺の視界に、なにやら、黒いモノが…
「あっ、ごめんなさい。今まで、アルフさんだったから、忘れてました」
トルト王が、ソファーの上から、ジト目でこちらを見ていた。
『ふん。…まぁ、そこのモノ達の様に、大食いいではないが…』
「だったら、そこで、大人しく寝てれば良いじゃないですか」
「あわわ、ダリルくん、そんな言い方は、止めよ。食事はみんなで楽しくね」
「光輝様は、優しいですね。でも、あまり甘やかさない方が良いですよ。残忍な性格で有名でしたから」
『ふん。お前に何が分かる?ワシらより、人間の方が残忍ではないか、ずっと寝ておったくせに』
「あなただって、事故で飛ばされてきたのだから、同じようなモノでしょ」
『ふん。世の中の言葉も聞けなくなっているくせに…』
「あなたには、聞けるのですか?」
『ふん。ワシは精霊ではないから、聞けるわけなかろう。何を、当たり前のこと』
「だったら、付焼刃で、余計な口を挟まず寝ていてください」
「はいはい、二人ともストップ、光輝も、言ったけど食事は楽しくないと、はい、トルト王は、肉で良いんですよね?」
はぁー、瑞樹が、二人の言い合いを止め、小皿に唐揚げを三つ乗せて、ソファーの方の床に置いた。
『ふん』
トルト王は、鼻を鳴らして、ソファーから降りて唐揚げにかぶりつく。
「…瑞樹様も、優し過ぎます」
「まぁ、まぁ、俺達だって、前世で酷い性格してたんでしょ。だったら、みんなで気を付けようよ」
おっ、おおー、瑞樹、良いこと言うなぁ。
「瑞樹様…」
「あっ、ごめん。なんか、しんみりさせた?」
「いや、瑞樹、助かった。さっきの母さんの話じゃないけど、みんで、気をつけて、正兄達の負担を軽くしないとな」
『もうぉ、ホントに、しっかりした良い子に育ったわねぇ』
また、母さんが涙を拭ってる…記憶の中とは違う、嬉し涙だ。
その後は、妖精さん達が中心になって、大根とドレッシングの話で盛り上がり、食事を終えた。
俺とファラムで、食器を洗い、アルフさんとココと茶々が片付けてくれて、キルさんとルルがお茶を入れてくれて、瑞樹とダリルくん、母さんで、さっきの話を整理してくれている。
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