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牧場見学
適性検査
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職員さんが、しぶしぶ承諾してくれて、検査をすることに…
「では、リョウくん、先ずは、右端にある白い顔料で描かれた魔方陣の真ん中に、立ってください」
「はい」
リョウには、技能試験のように、大まかな説明はしてある。今のリョウの持っているスキル(魔術含む)で、どう対処するのかも教えてある。
さて、何処まで耐えられるかな?
「では、始めます。リョウくん、決して無理はしないで下さい。少しでも異常を感じたら、飛び出して構いませんから」
「はい」
リョウが、緊張で固くなっているが、しっかりと返事をすると、魔方陣が光出す。その光が、ゆっくりと、上へと伸びていく、真っ白な円柱が天井まで着くと、ゴーという音が響いて、中からリョウが飛び出してきた。
「なっ、さむっ、う~、さむ、さむ、さむい~」
リョウはその場で、ピョンピョン跳ねながら、体をさすり、歯をガチガチ鳴らしながら、叫んでる。
元気そうだ。これなら大丈夫。
「どうでした?」
職員さんは、目を丸くして、リョウを見ている。
「…Dランクです…ど、どうなっているんです?本当に、耐性とか持ってないのですか?」
「今は、持ってないですね」
「今は?もしかして…いや、でも、人族では、難しいのでは?」
「技能に駿足があるし、この大陸に降り立った時点で、魔力量は、人族の平均値を上回っていると思いますので、大丈夫ではないかと…」
「はぁ、しかし、もう既に五つも取得してますよね?魔術も合わせると十種ですよ」
まぁ、そうだろうなぁ、魔力量の平均値が最大の魔族でさえ、スキルは五、六種類、魔術は…まぁ、好きなように覚えられるらしい。最低の人族は、スキルが、一、二種類で、魔術も一、二種類。
タリクさんも驚いていたが、既に、リョウは規格外の存在なのだ。
「そこは、人族の転移者らしく、創作力が優れてるようなので、統合、融合も身に付きそうなので、なんとかなるかと思いますよ」
「マ、マジですか…」
くすっ、職員さんが、仕事を忘れ素になってしまった。
「マジです」
「…仕事じゃなくても、知りたくなってきました」
そう呟いた職員さんは、次からはノリノリで検査をしてくれた。
この部屋に描かれている魔方陣は、全部で六つ、寒冷、熱波、風圧、水圧、重力、酸素で、様々な環境を作り出し、どこまで耐えられるのかを検査するのだ。この検査もランク付けしてあり、Dランク以上であれば、出国許可がおりる。
この部屋の魔方陣で、全てAランクになると、地上の約八割は制覇できる。
後二割は、特別環境地域に指定されていて、入る前に特別な検査を受ける必要がある、しかも、その検査は、Aランク以上の冒険者しか受けられない。観光としては訪れられない場所となっている。
「おめでとう、Dランクです」
「やったぁ~、これで、他の大陸に行けるんだね」
「そうです。後は、技能試験に受かれば、討伐冒険者の仲間入りです」
職員さんに笑顔で見送られたリョウは、部屋の外にいたタリクさんに、右手の人差し指と中指を立てて見せながら「へへへ、Dランク取得~」と自慢気に胸を張る。
「え?Dランク…耐性もないのに?」
やはり、タリクさんも、そこが心配だったんだなぁ…だから、落ちると思っていたな。
「精霊魔法が使えますからね。しかも、リョウは、異世界知識で、魔力の使い方がうまいので思っていたよりも、楽に合格してしまいました」
「精霊魔法だけでですか?」
「はい、風の精だけ呼んで、結界の様な役目をさせました。あとは、身体強化、超回復力がありますからね」
「え?それだけで、Dランクになるんですか?」
「はい、正しく使えれば、かなり、強力な結界になりますし、風の精は元々、空気の精霊の眷属ですから、酸素供給の仕方さえ術者が間違えなければ大丈夫です」
俺が、そう説明すると、タリクさんは、少し考えこんでから「…あのう、ディルさんと、リョウ君に、お願いがあります」と頭を下げてきた。
「では、リョウくん、先ずは、右端にある白い顔料で描かれた魔方陣の真ん中に、立ってください」
「はい」
リョウには、技能試験のように、大まかな説明はしてある。今のリョウの持っているスキル(魔術含む)で、どう対処するのかも教えてある。
さて、何処まで耐えられるかな?
「では、始めます。リョウくん、決して無理はしないで下さい。少しでも異常を感じたら、飛び出して構いませんから」
「はい」
リョウが、緊張で固くなっているが、しっかりと返事をすると、魔方陣が光出す。その光が、ゆっくりと、上へと伸びていく、真っ白な円柱が天井まで着くと、ゴーという音が響いて、中からリョウが飛び出してきた。
「なっ、さむっ、う~、さむ、さむ、さむい~」
リョウはその場で、ピョンピョン跳ねながら、体をさすり、歯をガチガチ鳴らしながら、叫んでる。
元気そうだ。これなら大丈夫。
「どうでした?」
職員さんは、目を丸くして、リョウを見ている。
「…Dランクです…ど、どうなっているんです?本当に、耐性とか持ってないのですか?」
「今は、持ってないですね」
「今は?もしかして…いや、でも、人族では、難しいのでは?」
「技能に駿足があるし、この大陸に降り立った時点で、魔力量は、人族の平均値を上回っていると思いますので、大丈夫ではないかと…」
「はぁ、しかし、もう既に五つも取得してますよね?魔術も合わせると十種ですよ」
まぁ、そうだろうなぁ、魔力量の平均値が最大の魔族でさえ、スキルは五、六種類、魔術は…まぁ、好きなように覚えられるらしい。最低の人族は、スキルが、一、二種類で、魔術も一、二種類。
タリクさんも驚いていたが、既に、リョウは規格外の存在なのだ。
「そこは、人族の転移者らしく、創作力が優れてるようなので、統合、融合も身に付きそうなので、なんとかなるかと思いますよ」
「マ、マジですか…」
くすっ、職員さんが、仕事を忘れ素になってしまった。
「マジです」
「…仕事じゃなくても、知りたくなってきました」
そう呟いた職員さんは、次からはノリノリで検査をしてくれた。
この部屋に描かれている魔方陣は、全部で六つ、寒冷、熱波、風圧、水圧、重力、酸素で、様々な環境を作り出し、どこまで耐えられるのかを検査するのだ。この検査もランク付けしてあり、Dランク以上であれば、出国許可がおりる。
この部屋の魔方陣で、全てAランクになると、地上の約八割は制覇できる。
後二割は、特別環境地域に指定されていて、入る前に特別な検査を受ける必要がある、しかも、その検査は、Aランク以上の冒険者しか受けられない。観光としては訪れられない場所となっている。
「おめでとう、Dランクです」
「やったぁ~、これで、他の大陸に行けるんだね」
「そうです。後は、技能試験に受かれば、討伐冒険者の仲間入りです」
職員さんに笑顔で見送られたリョウは、部屋の外にいたタリクさんに、右手の人差し指と中指を立てて見せながら「へへへ、Dランク取得~」と自慢気に胸を張る。
「え?Dランク…耐性もないのに?」
やはり、タリクさんも、そこが心配だったんだなぁ…だから、落ちると思っていたな。
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「精霊魔法だけでですか?」
「はい、風の精だけ呼んで、結界の様な役目をさせました。あとは、身体強化、超回復力がありますからね」
「え?それだけで、Dランクになるんですか?」
「はい、正しく使えれば、かなり、強力な結界になりますし、風の精は元々、空気の精霊の眷属ですから、酸素供給の仕方さえ術者が間違えなければ大丈夫です」
俺が、そう説明すると、タリクさんは、少し考えこんでから「…あのう、ディルさんと、リョウ君に、お願いがあります」と頭を下げてきた。
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