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牧場見学
加工場
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「タルティーヌからの、伝言だよ」
「伝言?」
俺は自分で作ったチーズのザルを持ち上げて
「俺のは、タリクさん達も食べれるらしい、だから、これと、タリクさん達の作ったのを少し交換しよう。お前と俺ので、二つあるんだし良いよな?」
「うん、良いけど。本当?鑑定してもいい?」
「あっ、ああ…」
手を加えてあるとか言ってたけど、大丈夫だよな?
◇フレッシュチーズ◇
…製作者 ディル
リョウと一緒に作った、初めてのフレッシュチーズ。
美味しいです。
オススメ…タリク親子にも、是非、食べてもらいましょう。
「ホントだぁ、一緒に作ったのに何で?僕のと、何が違うの?」
「ん?」
ああ、タリクさん親子が食べれるってことで、リョウと違うモノって言ってるよな~、俺任せにするのが悪い。
でも、そうなると…
「ちょっと、味見てもいい?」
そうなるよなぁー、どうしたものか…
ピーピーピー…
「な、なに?」
リョウが、俺のチーズに手を伸ばそうとすると、ナビから高い音が聞こえてきた。
注意…リョウ、リョウが食べると、下りますよ!良いのですか?
うわっ、かなりムリヤリだなぁ…
「う、それは、イヤだ…」
ふー、諦めたか… これなら、誤魔化さず、普通に教えた方が良かったのでは?
スパーン
「イタッ」
「どうしたの?」
なんか、頭を扇で叩かれた様な…
「い、いや、何でもない」
自分とリョウの頭を撫でながら、何とか誤魔化して、俺とリョウは、従業員さんに謝り、加工の続きをした。
バターは、生クリームを瓶に入れ振る!
「うを!固まり出来たー!」
◇バター◇
…製作者 リョウ タテマツ
リョウが初めて作った山羊乳のバター。
とても良くできて、美味しいです。
バターミルクも栄養豊富!
お昼が楽しみですね!
ディル
食べ過ぎには、注意してね。
『おい!もっと、ちゃんと説明しろよ!一つ位、料理レシピ出せ』
セルバン達が、用意してくれてるわよ。ちゃんと、習得して、美味しく作れるようにしなさいね。
『はぁ?また、勝手なことを…』
「ディルぅ~」
「…セルバンさん達が、お昼に使ってくれるらしい、食べ過ぎないようにだってさ」
「うっ…、テイクアウト出来る?」
上目遣いで聞くリョウに、従業員さんは、笑顔で「大丈夫ですよ」と、言ってくれた。
次に、自分達で作ったチーズとバターを持って、案内されたのは、石造りの建物、広い食堂?レストラン?
色々な形の椅子やテーブル、背の高いカウンターもあり、中央には広いテーブルも、そして、最も、目を引くのは、一面の壁に並ぶ五つの石窯。
その左端の釜の前に置かれたテーブルで、タリクさん親子が、既に次の作業をしていた。
リョウが、その様子を見て「ピザだ!」と言って、駆けていった。
クラリーちゃんが、薄く伸ばした何かの生地に、燻製肉とチーズを並べている。隣では、タリクさんが、必死で、何やら混ぜている。
「早かったですね」
俺が、声をかけると、タリクさんは顔をあげ。
「ええ、僕は初めてだったのですが、クラリーは、何度か作った事があったので、手際よく出来ました」
「料理も?」
「いえ、モン族の食べ方と違う食べ方があるというので、教えてもらっていたんです。けど、僕は、あまり料理したことなくて…」
「父親大丈夫。美味しく出来きます。それと、今混ぜているのは、粉っぽさが、なくなったら、この型に入れて焼くそうですよ」
「ハハ、見ての通り、娘の助手ですね」
カトリーナさんのお手伝いをしているのだろう、不自由を感じさせない動きで、野菜まで切っている。
おっと、こんなことしてたら、一緒に食べれなくなるな。
「あっ、これも使ってもらえますか?タルティーヌのお墨付きなので、大丈夫です。もし、不安なら、鑑定してから、使ってください」
俺の作ったチーズとバターを渡し、クラリーちゃんの隣で、料理チェックし、全部食べれるとガッツポーズを決めてるリョウをせかして、俺達用に準備されてるテーブルに向かう。
「この世界にも、ピザがあったんだね」
「ああ、この薄パンの生地に具を並べて焼くのは、確か転移者レシピじゃなかったかな?元々は、パン生地でチーズを包んで火に入れてましたよね?」
自分の記憶が曖昧だったので、従業員に聞いてみる。
「そうですね。モン族では、そういった食べ方が多くて、この辺りは、薄パンので包んで食べるのが、昔からの食べ方でしたが、商業ギルドで、転移者レシピを扱うようになって、ピザとか、パンケーキとか、種類が増えましたね」
「パンケーキもあるの?」
「ありますよ。さっき作ったバターミルクを入れ、風味豊かなパンケーキを作りましょうね」
「やったぁー、生クリームとか使って飾り付けてもいい?」
「ん?パンケーキには、バターや蜂蜜、砂糖楓の樹液、もしくはジャムを飾るのでは?」
「生クリームやアイスクリームを、飾るのはないの?」
リョウの何気ない一言で、従業員の人達が慌て出してしまった。
そして…
「リョウ君が、知っているパンケーキを、もう少し、詳しく教えてくれるかな?」
と、セルバンさん直々に言われて、戸惑いながら「自分で作ったことがないからと、ちゃんとは、教えられないです」と、言うと、これから作るのとの違いとか、飾り付けの生クリームの使い方でいいのでと、押しきられ力なく頷いていた。
ちょっとした騒ぎはあったが、俺達も、無事ピザとパンケーキを焼き上げた。
テーブルには、その他にも、俺達が楽しみにしていた焙って食べるチーズやヨーグルト、サラダや肉料理も並び、食べ過ぎを注意された意味がわかった。
リョウは「ちゃんと運動するから」と、意味不明な事を言い、ガッツいていたので、途中でテイクアウト用にお皿を下げてもらった。
それから、何故か食事が終わった後、タリクさんに、また、跪かれて祈る様にお礼を言われたけど、どうしてなのか分からず戸惑ってしまった。
「伝言?」
俺は自分で作ったチーズのザルを持ち上げて
「俺のは、タリクさん達も食べれるらしい、だから、これと、タリクさん達の作ったのを少し交換しよう。お前と俺ので、二つあるんだし良いよな?」
「うん、良いけど。本当?鑑定してもいい?」
「あっ、ああ…」
手を加えてあるとか言ってたけど、大丈夫だよな?
◇フレッシュチーズ◇
…製作者 ディル
リョウと一緒に作った、初めてのフレッシュチーズ。
美味しいです。
オススメ…タリク親子にも、是非、食べてもらいましょう。
「ホントだぁ、一緒に作ったのに何で?僕のと、何が違うの?」
「ん?」
ああ、タリクさん親子が食べれるってことで、リョウと違うモノって言ってるよな~、俺任せにするのが悪い。
でも、そうなると…
「ちょっと、味見てもいい?」
そうなるよなぁー、どうしたものか…
ピーピーピー…
「な、なに?」
リョウが、俺のチーズに手を伸ばそうとすると、ナビから高い音が聞こえてきた。
注意…リョウ、リョウが食べると、下りますよ!良いのですか?
うわっ、かなりムリヤリだなぁ…
「う、それは、イヤだ…」
ふー、諦めたか… これなら、誤魔化さず、普通に教えた方が良かったのでは?
スパーン
「イタッ」
「どうしたの?」
なんか、頭を扇で叩かれた様な…
「い、いや、何でもない」
自分とリョウの頭を撫でながら、何とか誤魔化して、俺とリョウは、従業員さんに謝り、加工の続きをした。
バターは、生クリームを瓶に入れ振る!
「うを!固まり出来たー!」
◇バター◇
…製作者 リョウ タテマツ
リョウが初めて作った山羊乳のバター。
とても良くできて、美味しいです。
バターミルクも栄養豊富!
お昼が楽しみですね!
ディル
食べ過ぎには、注意してね。
『おい!もっと、ちゃんと説明しろよ!一つ位、料理レシピ出せ』
セルバン達が、用意してくれてるわよ。ちゃんと、習得して、美味しく作れるようにしなさいね。
『はぁ?また、勝手なことを…』
「ディルぅ~」
「…セルバンさん達が、お昼に使ってくれるらしい、食べ過ぎないようにだってさ」
「うっ…、テイクアウト出来る?」
上目遣いで聞くリョウに、従業員さんは、笑顔で「大丈夫ですよ」と、言ってくれた。
次に、自分達で作ったチーズとバターを持って、案内されたのは、石造りの建物、広い食堂?レストラン?
色々な形の椅子やテーブル、背の高いカウンターもあり、中央には広いテーブルも、そして、最も、目を引くのは、一面の壁に並ぶ五つの石窯。
その左端の釜の前に置かれたテーブルで、タリクさん親子が、既に次の作業をしていた。
リョウが、その様子を見て「ピザだ!」と言って、駆けていった。
クラリーちゃんが、薄く伸ばした何かの生地に、燻製肉とチーズを並べている。隣では、タリクさんが、必死で、何やら混ぜている。
「早かったですね」
俺が、声をかけると、タリクさんは顔をあげ。
「ええ、僕は初めてだったのですが、クラリーは、何度か作った事があったので、手際よく出来ました」
「料理も?」
「いえ、モン族の食べ方と違う食べ方があるというので、教えてもらっていたんです。けど、僕は、あまり料理したことなくて…」
「父親大丈夫。美味しく出来きます。それと、今混ぜているのは、粉っぽさが、なくなったら、この型に入れて焼くそうですよ」
「ハハ、見ての通り、娘の助手ですね」
カトリーナさんのお手伝いをしているのだろう、不自由を感じさせない動きで、野菜まで切っている。
おっと、こんなことしてたら、一緒に食べれなくなるな。
「あっ、これも使ってもらえますか?タルティーヌのお墨付きなので、大丈夫です。もし、不安なら、鑑定してから、使ってください」
俺の作ったチーズとバターを渡し、クラリーちゃんの隣で、料理チェックし、全部食べれるとガッツポーズを決めてるリョウをせかして、俺達用に準備されてるテーブルに向かう。
「この世界にも、ピザがあったんだね」
「ああ、この薄パンの生地に具を並べて焼くのは、確か転移者レシピじゃなかったかな?元々は、パン生地でチーズを包んで火に入れてましたよね?」
自分の記憶が曖昧だったので、従業員に聞いてみる。
「そうですね。モン族では、そういった食べ方が多くて、この辺りは、薄パンので包んで食べるのが、昔からの食べ方でしたが、商業ギルドで、転移者レシピを扱うようになって、ピザとか、パンケーキとか、種類が増えましたね」
「パンケーキもあるの?」
「ありますよ。さっき作ったバターミルクを入れ、風味豊かなパンケーキを作りましょうね」
「やったぁー、生クリームとか使って飾り付けてもいい?」
「ん?パンケーキには、バターや蜂蜜、砂糖楓の樹液、もしくはジャムを飾るのでは?」
「生クリームやアイスクリームを、飾るのはないの?」
リョウの何気ない一言で、従業員の人達が慌て出してしまった。
そして…
「リョウ君が、知っているパンケーキを、もう少し、詳しく教えてくれるかな?」
と、セルバンさん直々に言われて、戸惑いながら「自分で作ったことがないからと、ちゃんとは、教えられないです」と、言うと、これから作るのとの違いとか、飾り付けの生クリームの使い方でいいのでと、押しきられ力なく頷いていた。
ちょっとした騒ぎはあったが、俺達も、無事ピザとパンケーキを焼き上げた。
テーブルには、その他にも、俺達が楽しみにしていた焙って食べるチーズやヨーグルト、サラダや肉料理も並び、食べ過ぎを注意された意味がわかった。
リョウは「ちゃんと運動するから」と、意味不明な事を言い、ガッツいていたので、途中でテイクアウト用にお皿を下げてもらった。
それから、何故か食事が終わった後、タリクさんに、また、跪かれて祈る様にお礼を言われたけど、どうしてなのか分からず戸惑ってしまった。
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