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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 19
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「どうした?何か、違ったか?」
「ううん。その通りなんだけど…日本にいるときにあまり考えてなかったから…一人で生きてる訳じゃないって、言ってる人とかいたけど、良くわかってなかった…人同士助け合う事はあるけど、結局、一人じゃないの?って、思っていたけど、人だけじゃないんだね。僕一人が生きるのに、毎日、いろいろな命を貰ってるんだなぁって、実感した。なんか、もっとちゃんとしよって思った」
「なんか、漠然とした言い方だけど、悪くない。ここまで成長するのに沢山の命をもらっているわけだから、それを無駄にしないためにも、前に進まないとな」
「うん、頑張る」
『結局、一人じゃないの?』と言う言葉が、少し気になったけど、今は、聞かない方が良いのかなと、なんとなく思った。
こんな子供が、一人で生きてると思うなんて、どんな生活していたのだろう…
それから、また薬草を採りながら山を登っていると、リョウの頭の上で「ギャッ、ギャギャ」と、烈震が鳴いたので、足を止める。
『何者かが、近づいて来てるらしいですけど…私は、まだ、感知できてません』
「ミンテの探索魔法にも、反応ないですよ」
俺の、探索をお願いしている精霊達も、まだ、何も言って来ない…
「烈震くん、ミンテちゃん、どうしたの?」
「烈震が、何かが、こちらに近付いて来てると言っているけど、ミンテもバレンも、俺もまだ感知出来てない」
「「あっ」」
『私のにも、何も引っ掛かってません』
リョウとクラリーちゃんは、また、忘れていたらしい…慌てて、魔法を発動させる。
「うーん、僕もわからないや」
「私もです…かなり離れているのでしょうか?」
「ギャー、ギャギャ、ギャッ」
『…六十キロ先から、真っ直ぐこちらに向かってくるそうです』
六十…
「それは、こちらに向かって来てると言えるのか?途中で、止まる可能性もあるんじゃないか」
「ギャギャ、ぎゃー!」
「イタッ、イタタ…。れ、烈震くん、爪、爪立てないでよ」
『我の言うことを信じないのかと言ってますよ』
「はいはい、落ち着いて。どっちから、来るんです?」
いつもは、リノ牧場で作った中折れ帽を被っているのだが、烈震が乗るには少し安定しなかったので、脱いでいたのがいけなかった。硬度で言ったら、ダイヤモンドと同じアースドラゴンの爪で頭を引っ掛かれたリョウがその場にうずくまる。
リョウの頭から烈震を抱き上げると、ココが、すぐに治療してくれた。
『北西の方から、山を越えて来るそうです』
三千メートルの山をひとっ飛びか、すごいなぁ…
寒さに強い風の精霊に様子を見に行ってもらうと、すぐに戻ってきて『仲間だ』と知らせてきた。
『仲間?精霊ってことか?』
『新しく創られた魔獣です。北の大陸から、雪の女王様からこちらに来るよう言われたそうです』
『「あっ」』
ミンテとリョウが、声をあげた。
二人とも十キロぐらい、探索魔法を使えるのか…ミンテはともかく、リョウは、本当に人族か?魔術のセンスから言ったら、魔族と同じじゃないか?
「なんとなく、良い感じの気配だけど…何?鳥なのかな?」
『いえ、鳥と違う動きのようですけど…敵ではないけど…ミンテは、イヤな感じです』
「え?ミンテちゃん、それどういうこと?」
『ぎゃぎゃ』
『流石だ。と言っていますが、なんの事でしょう?私も、敵対心は感じられませんから…どわっ』
「どわっ」
敵じゃないということで、ちょっと、油断してしまった。
百メートルから、一気に俺の顔面に、それは張り付いてきた。
俺の場合、身体強化もあるし、精霊達の手助けもあるが…一歩間違えれば、即死レベルだろ?
「こんなことして、本当に敵じゃないのか?」
「うわっ、雪ん子だ♪」
顔に張り付いた奴が、服を着ていたので、その襟首を持ちぶら下げると、魔族や獣人族の一部で着られている。着物を着た全体的に白色で、瞳は温かみのある茶色をしている小さな女の子?が、こちらを見て微笑んでる。
「雪ん子?リョウは、この新種の魔獣を知っているのか?」
「ううん。その通りなんだけど…日本にいるときにあまり考えてなかったから…一人で生きてる訳じゃないって、言ってる人とかいたけど、良くわかってなかった…人同士助け合う事はあるけど、結局、一人じゃないの?って、思っていたけど、人だけじゃないんだね。僕一人が生きるのに、毎日、いろいろな命を貰ってるんだなぁって、実感した。なんか、もっとちゃんとしよって思った」
「なんか、漠然とした言い方だけど、悪くない。ここまで成長するのに沢山の命をもらっているわけだから、それを無駄にしないためにも、前に進まないとな」
「うん、頑張る」
『結局、一人じゃないの?』と言う言葉が、少し気になったけど、今は、聞かない方が良いのかなと、なんとなく思った。
こんな子供が、一人で生きてると思うなんて、どんな生活していたのだろう…
それから、また薬草を採りながら山を登っていると、リョウの頭の上で「ギャッ、ギャギャ」と、烈震が鳴いたので、足を止める。
『何者かが、近づいて来てるらしいですけど…私は、まだ、感知できてません』
「ミンテの探索魔法にも、反応ないですよ」
俺の、探索をお願いしている精霊達も、まだ、何も言って来ない…
「烈震くん、ミンテちゃん、どうしたの?」
「烈震が、何かが、こちらに近付いて来てると言っているけど、ミンテもバレンも、俺もまだ感知出来てない」
「「あっ」」
『私のにも、何も引っ掛かってません』
リョウとクラリーちゃんは、また、忘れていたらしい…慌てて、魔法を発動させる。
「うーん、僕もわからないや」
「私もです…かなり離れているのでしょうか?」
「ギャー、ギャギャ、ギャッ」
『…六十キロ先から、真っ直ぐこちらに向かってくるそうです』
六十…
「それは、こちらに向かって来てると言えるのか?途中で、止まる可能性もあるんじゃないか」
「ギャギャ、ぎゃー!」
「イタッ、イタタ…。れ、烈震くん、爪、爪立てないでよ」
『我の言うことを信じないのかと言ってますよ』
「はいはい、落ち着いて。どっちから、来るんです?」
いつもは、リノ牧場で作った中折れ帽を被っているのだが、烈震が乗るには少し安定しなかったので、脱いでいたのがいけなかった。硬度で言ったら、ダイヤモンドと同じアースドラゴンの爪で頭を引っ掛かれたリョウがその場にうずくまる。
リョウの頭から烈震を抱き上げると、ココが、すぐに治療してくれた。
『北西の方から、山を越えて来るそうです』
三千メートルの山をひとっ飛びか、すごいなぁ…
寒さに強い風の精霊に様子を見に行ってもらうと、すぐに戻ってきて『仲間だ』と知らせてきた。
『仲間?精霊ってことか?』
『新しく創られた魔獣です。北の大陸から、雪の女王様からこちらに来るよう言われたそうです』
『「あっ」』
ミンテとリョウが、声をあげた。
二人とも十キロぐらい、探索魔法を使えるのか…ミンテはともかく、リョウは、本当に人族か?魔術のセンスから言ったら、魔族と同じじゃないか?
「なんとなく、良い感じの気配だけど…何?鳥なのかな?」
『いえ、鳥と違う動きのようですけど…敵ではないけど…ミンテは、イヤな感じです』
「え?ミンテちゃん、それどういうこと?」
『ぎゃぎゃ』
『流石だ。と言っていますが、なんの事でしょう?私も、敵対心は感じられませんから…どわっ』
「どわっ」
敵じゃないということで、ちょっと、油断してしまった。
百メートルから、一気に俺の顔面に、それは張り付いてきた。
俺の場合、身体強化もあるし、精霊達の手助けもあるが…一歩間違えれば、即死レベルだろ?
「こんなことして、本当に敵じゃないのか?」
「うわっ、雪ん子だ♪」
顔に張り付いた奴が、服を着ていたので、その襟首を持ちぶら下げると、魔族や獣人族の一部で着られている。着物を着た全体的に白色で、瞳は温かみのある茶色をしている小さな女の子?が、こちらを見て微笑んでる。
「雪ん子?リョウは、この新種の魔獣を知っているのか?」
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