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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 50
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「ええ?ディルが二人…えっ、でも、こっちの方が、少し身長高いし、大人な感じ?お兄さん?」
うぐっ…
なんだろう、ダメージを受けた気がする。
「お兄様のリッジ様は黒髪だと聞きました…が…」
「じいちゃんだよ」
「「はぁ?」」
二人は、驚いて後退る…
ココとユキは、話についていけないのかポカンとしている。
さっきまで、俺と一緒にいたはずの、ミンテや烈震親子は、空気感をだしつつ壁際によって成り行きを見るようだ。
「ディ、ディルのおじいさんて、最高神じゃなかった?」
「ふむ、そうじゃ」
リョウの問に、じいちゃんが答えると、今度はビシッと、リョウとクラリーちゃんが前に出てきて自己紹介をした。
「ほぉ、聡い子らだな。ホンに、お前の養い子か?」
「もともとだよ。養いというのは、単に年齢的なものだけだよ」
「ホッホッホー、何を、ひねくれておる。お前が、一番年下のようではないか」
「そういうのは、いいから、本題。おっ、じゃなかった。モンディールから、じいちゃんにしっかり話を聞くよう言われたよ」
「ちっとは雑談しても…」
「却下!」
「全く、誰に似たのか、可愛げがないのう…ん?」
ほぼ、俺と同じ容姿のじいちゃんが、皆の視線を一身に浴び戸惑う。
たぶん、皆が『あなたでしょう』と突っ込みを入れたのだろう。
それを察したのか、自分を指差し「ワシか?」と問えば、皆、正直に頷いてしまってから慌てて、目を泳がせている…ハハハ
「コホン、まぁ、そんなことは。置いといて、本題じゃな。先に、ここに居た者には、少し話したが、今回、ディルの力の解放で地殻変動が起きてしまったのじゃ」
「地殻変動って?」
「この大陸が南に少しズレたのだ」
「ん?地面って、少しずつ動いてるモノじゃないの?あっ、ディルの力で大きく動いたってこと?」
「ふむ、リョウの居た所では地面が動いているのが普通なのかな?」
「そういう風に聞いたよ。地球の表面には、プレートっていうのが何枚かあって、こう重なっている部分が少しずつ動いているんだって、年に数ミリとからしいけど、その所為で、地震や噴火が起きるとかって聞いたよ」
自分の手を使い重なっている部分を説明してくれる。
へー、地球というところは、そんな風になっているのか。
「ホッホッホー、リョウは物知りじゃな。この星は、数枚ではなくこう、二枚の半球型のプレートが合わさっておるんじゃよ。そして、いつも一定方向に動いてる訳ではなく、微かに振動してる感じなのじゃ、そして、何らかの力が加わった時に、クインと少し動くようになっておる」
じいちゃんも、リョウの様に手を使い説明してくれる。
へー、この星って、そういう作りだったのかと、感心していると、皆の視線がこちらに来ていた。
「ん?」
「何らかの力で、プレート動かしちゃったんだ…」
故意ではないんだけどね…皆の視線が痛いので、言い訳はやめておこう…
「リョウ様の説明では、地震や噴火!モンディール山!」
「ほう、やはり聡い子らだのう。クラリーや、大丈夫だ。モンディールが守っておる」
「しかも、さっき南にって言ってましたよね?え?前見た地図でいくとプレートの重なり部分の上に大陸があったような…」
「リョウよ、よく気づいたな。マクー大陸とエンプ大陸が乗っておるんじゃよ。マクー大陸では、大地震が発生し、エンプ大陸の方も揺れたのだが、それよりも、ディルの力をユキを通して直接感じとってしまった雪の女王が暴走し、大陸全土に寒波が訪れておる」
「え?そんな時に、最高神がここに居ていいんですか?」
「大丈夫だ。天上と空の住人が総出で、地上人の被害は最小限に抑えるようにしておる」
「おお、さすが神の居る世界。大災害時にちゃんと助けてくれるんだ」
「とはいえ、ここの土砂崩れやモンディールの噴火などはないものには出来んぞ」
「うん、でも、地形が変わるだけでしょ。ここには、魔術があるし、魔獣達も居るし、なんと言ってもこうして神が助けてくれるんだから、復興とか早く出来ちゃいそうだよね」
「…確かにな」
じいちゃんが驚きの表情でリョウを、見ている。
「じいちゃんどうした?」
「ふむ、ディルなんかは、ワシらが、地上に干渉することを余りよく思っておらんだが、ワシらは、地上人が住み良い所になるように、考えてやっておるのだ」
「そうなのか?ほんの気まぐれ、暇潰しに、ちょっかい出してるだけじゃないのか?」
「むむ、まぁ、そう思われても仕方がなかった事もあったのは認めよう。良かれと思って行った事が、悪い結果になったことが度々あったからな。しかし、ちゃんと償いもしてきたぞ」
「まぁ、物語になってるからね。って、いうか、物語には、起こったことと、どうやって償ったかだけで、どうしてその災害や災厄が起こったかは、書かれてないんだけど?」
「そ、そんなことは、書けんじゃろう!ワシらが、悪者になってしまうじゃないか!」
……
「はぁ…」
「ため息は、幸せが逃げるんじゃなかったか?」
「誰の所為だ!」
「あ、あのう、今の話は、私達が聞いても、宜しかったのでしょうか?」
おずおずと、クラリーちゃんが発言してきた。
「あ…」
うぐっ…
なんだろう、ダメージを受けた気がする。
「お兄様のリッジ様は黒髪だと聞きました…が…」
「じいちゃんだよ」
「「はぁ?」」
二人は、驚いて後退る…
ココとユキは、話についていけないのかポカンとしている。
さっきまで、俺と一緒にいたはずの、ミンテや烈震親子は、空気感をだしつつ壁際によって成り行きを見るようだ。
「ディ、ディルのおじいさんて、最高神じゃなかった?」
「ふむ、そうじゃ」
リョウの問に、じいちゃんが答えると、今度はビシッと、リョウとクラリーちゃんが前に出てきて自己紹介をした。
「ほぉ、聡い子らだな。ホンに、お前の養い子か?」
「もともとだよ。養いというのは、単に年齢的なものだけだよ」
「ホッホッホー、何を、ひねくれておる。お前が、一番年下のようではないか」
「そういうのは、いいから、本題。おっ、じゃなかった。モンディールから、じいちゃんにしっかり話を聞くよう言われたよ」
「ちっとは雑談しても…」
「却下!」
「全く、誰に似たのか、可愛げがないのう…ん?」
ほぼ、俺と同じ容姿のじいちゃんが、皆の視線を一身に浴び戸惑う。
たぶん、皆が『あなたでしょう』と突っ込みを入れたのだろう。
それを察したのか、自分を指差し「ワシか?」と問えば、皆、正直に頷いてしまってから慌てて、目を泳がせている…ハハハ
「コホン、まぁ、そんなことは。置いといて、本題じゃな。先に、ここに居た者には、少し話したが、今回、ディルの力の解放で地殻変動が起きてしまったのじゃ」
「地殻変動って?」
「この大陸が南に少しズレたのだ」
「ん?地面って、少しずつ動いてるモノじゃないの?あっ、ディルの力で大きく動いたってこと?」
「ふむ、リョウの居た所では地面が動いているのが普通なのかな?」
「そういう風に聞いたよ。地球の表面には、プレートっていうのが何枚かあって、こう重なっている部分が少しずつ動いているんだって、年に数ミリとからしいけど、その所為で、地震や噴火が起きるとかって聞いたよ」
自分の手を使い重なっている部分を説明してくれる。
へー、地球というところは、そんな風になっているのか。
「ホッホッホー、リョウは物知りじゃな。この星は、数枚ではなくこう、二枚の半球型のプレートが合わさっておるんじゃよ。そして、いつも一定方向に動いてる訳ではなく、微かに振動してる感じなのじゃ、そして、何らかの力が加わった時に、クインと少し動くようになっておる」
じいちゃんも、リョウの様に手を使い説明してくれる。
へー、この星って、そういう作りだったのかと、感心していると、皆の視線がこちらに来ていた。
「ん?」
「何らかの力で、プレート動かしちゃったんだ…」
故意ではないんだけどね…皆の視線が痛いので、言い訳はやめておこう…
「リョウ様の説明では、地震や噴火!モンディール山!」
「ほう、やはり聡い子らだのう。クラリーや、大丈夫だ。モンディールが守っておる」
「しかも、さっき南にって言ってましたよね?え?前見た地図でいくとプレートの重なり部分の上に大陸があったような…」
「リョウよ、よく気づいたな。マクー大陸とエンプ大陸が乗っておるんじゃよ。マクー大陸では、大地震が発生し、エンプ大陸の方も揺れたのだが、それよりも、ディルの力をユキを通して直接感じとってしまった雪の女王が暴走し、大陸全土に寒波が訪れておる」
「え?そんな時に、最高神がここに居ていいんですか?」
「大丈夫だ。天上と空の住人が総出で、地上人の被害は最小限に抑えるようにしておる」
「おお、さすが神の居る世界。大災害時にちゃんと助けてくれるんだ」
「とはいえ、ここの土砂崩れやモンディールの噴火などはないものには出来んぞ」
「うん、でも、地形が変わるだけでしょ。ここには、魔術があるし、魔獣達も居るし、なんと言ってもこうして神が助けてくれるんだから、復興とか早く出来ちゃいそうだよね」
「…確かにな」
じいちゃんが驚きの表情でリョウを、見ている。
「じいちゃんどうした?」
「ふむ、ディルなんかは、ワシらが、地上に干渉することを余りよく思っておらんだが、ワシらは、地上人が住み良い所になるように、考えてやっておるのだ」
「そうなのか?ほんの気まぐれ、暇潰しに、ちょっかい出してるだけじゃないのか?」
「むむ、まぁ、そう思われても仕方がなかった事もあったのは認めよう。良かれと思って行った事が、悪い結果になったことが度々あったからな。しかし、ちゃんと償いもしてきたぞ」
「まぁ、物語になってるからね。って、いうか、物語には、起こったことと、どうやって償ったかだけで、どうしてその災害や災厄が起こったかは、書かれてないんだけど?」
「そ、そんなことは、書けんじゃろう!ワシらが、悪者になってしまうじゃないか!」
……
「はぁ…」
「ため息は、幸せが逃げるんじゃなかったか?」
「誰の所為だ!」
「あ、あのう、今の話は、私達が聞いても、宜しかったのでしょうか?」
おずおずと、クラリーちゃんが発言してきた。
「あ…」
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