猫を飼いたいと思ったのだけど…

kaoru

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子猫 2

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 もう普通の餌でいいというので、そのまま、黒猫を譲ってもらう。
 スタッフの女性に、出来れば、名前を決めてほしいと言われたので考える。

 食べ物とか、分かりやすく色では、セイさんが気に入らないんですよね?

『別に、ワシのじゃないから、何でもいいぞ』

 あ、そうなんですね…

 でも、最初がセイさんだったからな…あっ、この子って、性別は?

『雄だな』

「じゃぁ、ジェドくんでお願いします」

『なんだ?すんなり決まったな』

 ふふ、毛色からなんです。こういう、艶のある真っ黒な色をジェット・ブラックって言うんです。セイさんの時と同じで、素直にジェットだと、違うものを想像されそうなんで、名前らしく、ジェドにしてみました。

『ふふーん、洒落とるじゃないか』

 病院にいるので、そのまま、診察券を作ってもらい、次回の予防接種の案内表をもらう。
 ついでに、他の子達も貰い手が見つかったのか聞くと、ハチワレとサバトラは、飼いたいと言っている人がいるそうだ。
 黒猫は?と思っていると、スタッフさんが…

「この辺りはお年寄りが多くて、黒い子は、人気がないみたいなの、こんなに、かわいいのにね。最近、捨て猫が多かったから、スタッフも皆、何匹かもらっていったばかりだから、もし、後二週間ぐらいしても見つからなかったら、井之上さんのカフェに連れていくことになると思うわ」

「あ、そういえば先週、井之上さんが、そんなこと話してましたね」

 そう呟いたワタシをスタッフさんが、ジッと見てきた。
 なんだろうと思って、見返すと…

「あなたの所でもう一匹は無理?」

 と、聞かれた。

 ど、どうなんです?セイさん?

『何故、ワシに聞く?餌代やら、わくちん代やら払うのはお主だろ?どうなのだ、三匹も面倒見切れるのか?』

 そ、そうですよね。
 …さっき貰ったワクチンの案内表を見ると二、三種類書いてあり、一番数が少ない混合ワクチンで六千円、×三で…そして、餌か…セイさんとは違うから、トイレの砂とかも…諸々考えて…

「実は…実家の敷地に子猫が迷い混んで、その子も今日の午後引き取ることになっているんです。だから、ワタシの稼ぎだと、ちょっと、厳しいんですよね」

「そうなんですね。じゃぁ、仕方がないですね。でも、いきなり、三匹ですか、大変ですね。何か、困ったことがあったら、直ぐに来てください」

 もっと、進めて来るかと思ったけど、すんなり引いてくれた。しかも、相談にものってくれそうなので、助かる。

「ありがとうございます」

 そのまま、ジェドくんを抱っこして、アパートに帰ると、早速、セイさんが、ジェドくんに向き合い、話し合いが始まった。

 とは言っても、ワタシには分からないから、取り合えず、スマホでそのやり取りを動画に納める。セイさんが、喉を鳴らしたり、尻尾を動かしたりしつつ、何やら説明しているっぽくて、ジェドくんは、姿勢良くお座りをして、ジッとセイさんを見て、時々、頷いている。
 そして、セイさんが動くと、その後について行き、先ずは、トイレへ…セイさんは、使わないけど、一応、用意をしたものが、役に立ってよかった。
 そして、出てきた二匹は、壁に嵌め込まれた板を登って、カーテンレールの上のキャットウォークを歩いて、壁に開けられた穴に入り隣の寝室へ…

『おい、マキや、コヤツは、どこで寝れば良い?』




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