49 / 64
子猫 2
しおりを挟む
もう普通の餌でいいというので、そのまま、黒猫を譲ってもらう。
スタッフの女性に、出来れば、名前を決めてほしいと言われたので考える。
食べ物とか、分かりやすく色では、セイさんが気に入らないんですよね?
『別に、ワシのじゃないから、何でもいいぞ』
あ、そうなんですね…
でも、最初がセイさんだったからな…あっ、この子って、性別は?
『雄だな』
「じゃぁ、ジェドくんでお願いします」
『なんだ?すんなり決まったな』
ふふ、毛色からなんです。こういう、艶のある真っ黒な色をジェット・ブラックって言うんです。セイさんの時と同じで、素直にジェットだと、違うものを想像されそうなんで、名前らしく、ジェドにしてみました。
『ふふーん、洒落とるじゃないか』
病院にいるので、そのまま、診察券を作ってもらい、次回の予防接種の案内表をもらう。
ついでに、他の子達も貰い手が見つかったのか聞くと、ハチワレとサバトラは、飼いたいと言っている人がいるそうだ。
黒猫は?と思っていると、スタッフさんが…
「この辺りはお年寄りが多くて、黒い子は、人気がないみたいなの、こんなに、かわいいのにね。最近、捨て猫が多かったから、スタッフも皆、何匹かもらっていったばかりだから、もし、後二週間ぐらいしても見つからなかったら、井之上さんのカフェに連れていくことになると思うわ」
「あ、そういえば先週、井之上さんが、そんなこと話してましたね」
そう呟いたワタシをスタッフさんが、ジッと見てきた。
なんだろうと思って、見返すと…
「あなたの所でもう一匹は無理?」
と、聞かれた。
ど、どうなんです?セイさん?
『何故、ワシに聞く?餌代やら、わくちん代やら払うのはお主だろ?どうなのだ、三匹も面倒見切れるのか?』
そ、そうですよね。
…さっき貰ったワクチンの案内表を見ると二、三種類書いてあり、一番数が少ない混合ワクチンで六千円、×三で…そして、餌か…セイさんとは違うから、トイレの砂とかも…諸々考えて…
「実は…実家の敷地に子猫が迷い混んで、その子も今日の午後引き取ることになっているんです。だから、ワタシの稼ぎだと、ちょっと、厳しいんですよね」
「そうなんですね。じゃぁ、仕方がないですね。でも、いきなり、三匹ですか、大変ですね。何か、困ったことがあったら、直ぐに来てください」
もっと、進めて来るかと思ったけど、すんなり引いてくれた。しかも、相談にものってくれそうなので、助かる。
「ありがとうございます」
そのまま、ジェドくんを抱っこして、アパートに帰ると、早速、セイさんが、ジェドくんに向き合い、話し合いが始まった。
とは言っても、ワタシには分からないから、取り合えず、スマホでそのやり取りを動画に納める。セイさんが、喉を鳴らしたり、尻尾を動かしたりしつつ、何やら説明しているっぽくて、ジェドくんは、姿勢良くお座りをして、ジッとセイさんを見て、時々、頷いている。
そして、セイさんが動くと、その後について行き、先ずは、トイレへ…セイさんは、使わないけど、一応、用意をしたものが、役に立ってよかった。
そして、出てきた二匹は、壁に嵌め込まれた板を登って、カーテンレールの上のキャットウォークを歩いて、壁に開けられた穴に入り隣の寝室へ…
『おい、マキや、コヤツは、どこで寝れば良い?』
スタッフの女性に、出来れば、名前を決めてほしいと言われたので考える。
食べ物とか、分かりやすく色では、セイさんが気に入らないんですよね?
『別に、ワシのじゃないから、何でもいいぞ』
あ、そうなんですね…
でも、最初がセイさんだったからな…あっ、この子って、性別は?
『雄だな』
「じゃぁ、ジェドくんでお願いします」
『なんだ?すんなり決まったな』
ふふ、毛色からなんです。こういう、艶のある真っ黒な色をジェット・ブラックって言うんです。セイさんの時と同じで、素直にジェットだと、違うものを想像されそうなんで、名前らしく、ジェドにしてみました。
『ふふーん、洒落とるじゃないか』
病院にいるので、そのまま、診察券を作ってもらい、次回の予防接種の案内表をもらう。
ついでに、他の子達も貰い手が見つかったのか聞くと、ハチワレとサバトラは、飼いたいと言っている人がいるそうだ。
黒猫は?と思っていると、スタッフさんが…
「この辺りはお年寄りが多くて、黒い子は、人気がないみたいなの、こんなに、かわいいのにね。最近、捨て猫が多かったから、スタッフも皆、何匹かもらっていったばかりだから、もし、後二週間ぐらいしても見つからなかったら、井之上さんのカフェに連れていくことになると思うわ」
「あ、そういえば先週、井之上さんが、そんなこと話してましたね」
そう呟いたワタシをスタッフさんが、ジッと見てきた。
なんだろうと思って、見返すと…
「あなたの所でもう一匹は無理?」
と、聞かれた。
ど、どうなんです?セイさん?
『何故、ワシに聞く?餌代やら、わくちん代やら払うのはお主だろ?どうなのだ、三匹も面倒見切れるのか?』
そ、そうですよね。
…さっき貰ったワクチンの案内表を見ると二、三種類書いてあり、一番数が少ない混合ワクチンで六千円、×三で…そして、餌か…セイさんとは違うから、トイレの砂とかも…諸々考えて…
「実は…実家の敷地に子猫が迷い混んで、その子も今日の午後引き取ることになっているんです。だから、ワタシの稼ぎだと、ちょっと、厳しいんですよね」
「そうなんですね。じゃぁ、仕方がないですね。でも、いきなり、三匹ですか、大変ですね。何か、困ったことがあったら、直ぐに来てください」
もっと、進めて来るかと思ったけど、すんなり引いてくれた。しかも、相談にものってくれそうなので、助かる。
「ありがとうございます」
そのまま、ジェドくんを抱っこして、アパートに帰ると、早速、セイさんが、ジェドくんに向き合い、話し合いが始まった。
とは言っても、ワタシには分からないから、取り合えず、スマホでそのやり取りを動画に納める。セイさんが、喉を鳴らしたり、尻尾を動かしたりしつつ、何やら説明しているっぽくて、ジェドくんは、姿勢良くお座りをして、ジッとセイさんを見て、時々、頷いている。
そして、セイさんが動くと、その後について行き、先ずは、トイレへ…セイさんは、使わないけど、一応、用意をしたものが、役に立ってよかった。
そして、出てきた二匹は、壁に嵌め込まれた板を登って、カーテンレールの上のキャットウォークを歩いて、壁に開けられた穴に入り隣の寝室へ…
『おい、マキや、コヤツは、どこで寝れば良い?』
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる